本と映像の森 199 NHKテレビ 4月22日(日)夜9時「宇宙の渚 第1回 スプライト(妖精)」
放映したその日には見れなくて(たぶん、日曜日は疲れて、その時間、仕事の前に仮眠していました)、則子さんといっしょに24日(火)夜に見ました。
スプライト(英語で妖精)とは、稲光が光り、かみなり(雷)が鳴るとき、最初は、飛行機の操縦士が雷雲の上に赤い光りが雷雲から上空に立ち上るのを眼視で目撃したことから始まりました。
この現象を追い始めた科学者達は、飛行機からではなくて、雷雲の上、はるか高い位置の「スペースシャトル」から、この謎の「スプライト(妖精)」を観測しようと、スペースシャトル「コロンビア」の2003年の飛行に参加したイスラエル人飛行士・ラモーンさんが地球上空から、スプライトの初映像を撮影します。
ところが地球周回軌道から帰還するときに、コロンビアは空中分解事故、スプライト研究は一時、中断します。
あれから10年、ラモーンさんの遺志を継いで、日本人宇宙飛行士・古川聡さんが、上空からのスプライト撮影に挑みます。
そして、北米の神鳴り多発地帯での航空機での、画期的なスプライト撮影。
スプライトは、地上の大気現象と、宇宙との間で、かなり物質と情報を交流しているようです。
つまり、地球と雨中の中間の「渚」に溜まった電子の帯を、宇宙から飛来する放射線が穴を開けると、そこから、電子が地上へ漏れて、たとえば、雲が濃いんですね。
今日はここまで。