遠州の遺跡・寺社・地名 135 西区入野町の若宮八幡神社
「遠州の遺跡・寺社・地名」を再開します。
雄踏街道に南面した神社です。西区入野町9141の2。祭神は大雀命、おおすずめではなくオオサザキノミコトと読んで下さい。もちろん、後に仁天皇と呼ばれた、当時は大王です。
なぜ「若宮」と呼ぶかというと、「八幡神」である「品陀和気命(ホンダワケノミコト)=応神天皇の第4子であるからのようです。
創立年代は不明ですが「高塚熊野神社の社務日誌」には「創立は不詳ですが、天平20年という言い伝えもあります」と書いてありましたから、古い可能性もあります。
というのは、写真にもあるように、鳥居の手前の両側に、石灯籠ではなく、単なる石が置いてあります。「単なる石」というと失礼ですが、つまり古い岩石信仰が残っている時代に作られたと言うことになります。
こういう神社は浜松にもいくつかあります。たとえば、東区の服織神社。
遠州の遺跡・寺社23 豊町の「服織(はたおり)神社」 2010年08月01日 00時15分16秒 | 遠州古代史
訪問:2014年4月25日(金)