雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 319 入江亜季『群青学舎 1』KADOKAWA、2006年

2019年12月14日 21時09分37秒 | 本と映像の森

 

新・本と映像の森 319 入江亜季『群青学舎 1』KADOKAWA、2006年

 2017年11月第17刷、244ページ、定価本体640円。

 とても好みのセンスのマンガ。第1巻の10話。小学校から大学院まで学校と恋が主なテーマ。

 第1話 異界の窓  宮沢賢治風。小学校の教室に同級生でまぎれこんだキツネ?
 第2話 とりこの姫 
 第3話 先生、僕は ブラジャーをし忘れてきた美人教師が起こす喜劇
 第4話 花と騎士
 第5話 ピンク・チョコレート 大学院生2人が媚薬を飲んでしまい
 第6話 森へ
 第7~9話 白い火
 第10話 アルベルティーナ カフェの美しいアルベルティーナがその気のない教授を

 いちばんいいのは「第6話 森へ」。全30ページ、森へわけいったおばあちゃんが1人、すべて森の樹や葉や動物たちの映像と音で構成される。

 人間のことばは、最後の1ページで行き会ったハイカーたちに、おばあちゃんが言った一言だけ。

 「お気をつけて」。(p138)