雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

過去現在未来のメモリーノート 75 ヘーゲルの「運動」について 20191218

2019年12月19日 21時55分36秒 | 過去現在のメモノート

 

過去現在未来のメモリーノート 75 ヘーゲルの「運動」について 20191218

 このごろ哲学者ヘーゲルにこっている。というより、ヘーゲル『大論理学 第1巻』の用語索引をつくることに、わけあって熱中している。まだまだ長くかかるが。その過程で気づいたこと。

 ヘーゲルは「客観的観念論者」です。「唯物論」ではありません。唯物論的論法は1%もないはずです。

 ところが「運動」「物質」などの言葉があるじゃありませんか。どういうこと?

 ボクが読んでいるのは「寺沢恒信/訳『大論理学 1』以文社、1977年」です。この本は初版の訳本ですぐれています。

 この本のp154、167、168、169、171、202に堂々と「運動」とあります。

 つまり、これは「物質の運動」ではなくて「概念の運動」「精神の運動」のことだと思います。ついいうっかり「物質の汚染」はあるかも知れませんが、どうやって識別するのか。

 もっと読み込んでみますが、基本線はこれでいいように思います。