新・本と映像の森 305 マルクス『新版 資本論 ①』新日本出版社、2019年、(その1)
①の定価1680円、全12冊。
(その1)と書いたのは、実は今日現在、本をまだ手に入れていない。発売は「9月20日」なのだが、友だちにお願いして先週と今週2回、共産党西部地区委員会へ買いに行ってもらったのだが、なぜかまだ売ってない。
9月20日発売と広告して9月30日現在、影も形もないのは本の販売政策としては致命的におかしい。西部地区委員会も予約受付ビラさえ出していない。何だこれ?売る気あるの?という感じ。
友人に注文してもらったので、手にはいってすこし読んだら、(その2)を書きます。
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共産党中央委員会がネットで「資本論発売記念講演会」を広告していたので9月20日夜、ネットでリアルタイムで鑑賞した。
志位和夫さん(共産党委員長)。萩原さん(経済学者)。山口富夫さん(共産党社会科学研究所副所長)。不破哲三さん(共産党社会科学研究所所長)の4人。
ボクは経済学者の萩原さんの話がオリジナリテイがあって新鮮でおもしろかった。
山口さんの話は12冊の成り立ちだし、志位さんと不破さんの話は、いままでどかこかで言ったか書いたことで、新鮮なはなしはあまりなかったように感じた。間違っていたらすみません。新しいこと、ありました?
講演会の中身にあまり関係はないが、他の3人が立って話をしたのに、不破さんだけ椅子に座って話をして、終わりに演壇が2段高くしてあって降りるときに「よろけた」ので、「不破さん年取ったなあ」と感じた。
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『資本論』を初めて読んだのはボクが名古屋で学生のころ、岩波文庫の向坂訳で、支持政党は違うが違和感はなく読めた。その時は第1巻だけだったと思う。
その後、新日本出版社の新書訳や新日本出版社の上製版、宮川訳などを買って読んだ。
仲閒と学習会を第3部まで何回もやって、中年になってから、ようやく全巻を読んだ。まだ読み終わった気にはならないので新版も読みたい。
終わりまで隔月発行の全12冊、2年間です。早く第1巻を読みたい。
< 過去の再録 >
「本と映像の森 300 カール・マルクス『資本論 Das KapItal』
2014年05月31日 18時15分04秒 | 本と映像の森
記念すべき「300」回目は、「もしキミが無人島へ持って行く1冊だけ」の本を選べ、と言われたら、という問いです。この前、辞書作りを描いたテレビ番組で「大辞林」を描いてましたが、冒頭でそういうシーンが出て来ます。
やはり、これでしょうね。カール・マルクス著『資本論』、全3部で、この新日本上製版では、残念ながら「1冊」にはなりません。新日本新書版だと13冊、これだと5冊。
無人島へ持って行くには重いですが、自宅に置くには、これと別に「索引」があるので、ボクのおすすめです。
現代社会を理解するにも、弁証法哲学を理解するためにも、最良の書です。内容については、また紹介する機会があると思います。
小さい学習会とかやりたい方は、ぜひご相談ください。チューターやります。
第1部 資本の生産過程 1319ページ
第2部 資本の流通過程(というタイトルですが実際は違う)
857ページ
第3部 資本の総過程 1596ページ
合計 3772ページ
なおドイツ語の原題では「Das KapItal」ですので、「Das」というのは単なる定冠詞であって「資本」というのが正解で、ドイツ語の授業だったら「資本論」というのは、誤答になると思います。」