3月28日、以下の個人意見を日本原水協および静岡県原水協にFAXで送りました。これは、まだたぶん最初の意見書です。実際に送ったものは当然、リアル氏名とリアル住所・電話が書かれています。
「今年の平和行進実施についての意見
こんにちわ。静岡県で浜松市原水協の事務局員・浜松市平和委員会の理事&事務局員をしています。
3月27日に自宅へ届いた日本原水協の「原水協通信 4月号」を見ましたが、今回のウイルス危機についての公式機関の公式見解は、どこにも示されていません。
3・1ビキニデーの諸集会の中止についての記事は(3)面にあります。でも、問題は、① コロナウイルス危機にどう対応するか、② いま平和運動の目前の焦点になっている「平和行進」をどうするか、だと思います。
そのことが正面から書かれず、コロナウイルス危機に平和運動がどう対応するか「平和行進」をどうするか正面からの検討がされず、「平和行進」がやれるという前提で各地方が自主的に対応をまかされているような印象を受けました。
やはり中央で「こういう理由でやれる、やるならこういうふうにやれる」「やらないなら統一的にやらない」という方針をすぐ出していただきたいと思います。
ニュースではアメリカの失業者は戦前の1930年代の大恐慌のときくらいになるのでは、と言っています。ぼくも日本の戦後史にない社会的危機なのではないか、と思います。
命とくらしをまもる平和運動がこの事態を横目で見て座視しているように見えてしまうのではなく、ま正面からとらえて論議するべきだと思います。
この時期、平和行進を強行することは、平和運動が命とくらしをまもる立場から、「自粛」で苦しみ悩む国民から浮き上がっているかのように見えると思います。
先進的平和運動は、国民とともに苦しみ悩むべきではないでしょうか。
イギリスから平和行進に来ると書いてありますが、イギリスでは首相も感染、全世界的に感染爆発が始まっていると思います。
現場で実際に実行する立場からも、いろいろ論議しました。その結果、今年は実際上できないのではないかとの結論にたっしました。
人数限定では平和行進とはいえないとも思います。また例年、準備や出迎えで協力してくれる自治体もこんな状況では歓迎してくれるでしょうか。
ぜひ論議していただいて、今年は中止の決定を出していただきたいと思います。
2020年3月28日
平和委員会1会員の立場で
雨宮 智彦」