浜岡原発ニュース 12月20日 中電が防波壁を18mから22mにかさ上げ
中部電力は、浜岡原発の前面に建設している海抜(T.P.)18mの防波壁を、12月20日、4m高くして海抜22mとすると発表しました。
これは「内閣府モデルによる津浪」で中電が計算した防波壁前面で「T.P.14.7m~20.7m」に対応するためとしています。
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しかし、津浪学の常識で、津浪は「波」でなく、膨大な質量をもって移動する「海水の塊り」です。津浪が垂直の防波堤にぶつかると、津浪の「高さ」は、5割増しの1.5倍になります。つまり、15mの津浪は22.5mに、20mの津浪は30mになります。
とても「海抜22m」の防波堤では対応できません。
②
さらに、この防波壁の前面には、高さ10m程度の砂丘が実際にあります。この砂丘を、津波は駆け上って、20mの高さの津波なら、それに砂丘の高さ10mを足して、海面から30mの津波になります。
そして防波壁にぶつかれば、波の高さは1.5倍になりますから、海面からの高さは40mくらいになりますね。
何か、論理に破綻があれば、ご指摘ください。