雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 179 NHKラジオ深夜便で野口雨情さんのこと

2011年12月19日 05時14分15秒 | 本と映像の森
本と映像の森 179 NHKラジオ深夜便で野口雨情さんのこと

 12月19日(月)早朝の午前4時からのNHkラジオ「深夜便」で、詩人の野口雨情さんのお孫さんの野口ふじこさん(漢字は不明)のお話を聞きました。

 有名な「しゃぼん玉」の歌詞は、実は野口雨情さんの娘さんが幼いときに亡くなって、そのことから人間の命のはかなさ、尊さを歌った歌詞なのだそうです。

 ネットで検索すると諸説いろいろ別れているようです。

 そう言われれば、そうかな、とも思います。素敵な解釈ではないかと。

 シャボン玉飛んだ
 屋根まで飛んだ
 屋根まで飛んで
 こわれて消えた

 シャボン玉消えた
 飛ばずに消えた
 産まれてすぐに
 こわれて消えた

 風、風、吹くな
 シャボン玉飛ばそ

 (著作権は1995年に失効していますので、コピー自由です)

 すごい衝撃的だったのは、野口ふじこさんは、茨城県の海岸にある野口雨情さんの生家を守っていたのですが、あの3月11日の日、朝から出かける用事があったのに、なぜか、家を空けてはいけないという衝動にかられて、その予定を断ってしまったそうです。

 その生家は1階に野口雨情さんの残した文献や資料をおいてあって、2階はふじこさんが住んでいたようです。

 その運命の日、午後2時46分大地震で、慌ててFMラジオを付けたふじこさんの耳に、「津浪が来ます」というアナウンサーの声が。
 
 ふじこさんは、1階にある雨情さんの資料を必死でぎりぎりまで2階に運んで放り投げ、を繰り返し、最後に最重要な雨情さんの手紙をリュックに背負って、必死で裏山に逃げました。

 ふじこさんは無事で、生家はさいわい、一階だけが高さ1.5mの津浪でやられましたが、2階に運んだ資料は「全体の80数%」無事だったそうです。

 なんなんでしょうね。ぼくは、そういうことって、あるのかもしれないと思いますが、そんなことは「科学的」ではないと、青筋立てて批判する人もいるでしょうね。

 ぼくは「わからない」ことは「わからない」というのが科学的な態度だと思いますが。

 今日の番組を聴いて思ったのは、野口雨情さんは「日本のゴーリキー」かもしれない、ということ。「船頭小唄」は「おれは河原の枯れススキ」という詩ですが、まさにゴーリキーの「どんぞこ」の世界ですよね。

 もっと野口雨情さんのことを探索したいです。
 
 蛇足ですが、野口雨情さんは、浜松にも来ていて「曳馬の萩」という題で「スイッチョ」のことを書いています。


 
 





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