本と映像の森 300 カール・マルクス『資本論 Das KapItal』
記念すべき「300」回目は、「もしキミが無人島へ持って行く1冊だけ」の本を選べ、と言われたら、という問いです。この前、辞書作りを描いたテレビ番組で「大辞林」を描いてましたが、冒頭でそういうシーンが出て来ます。
やはり、これでしょうね。カール・マルクス著『資本論』、全3部で、この新日本上製版では、残念ながら「1冊」にはなりません。新日本新書版だと13冊、これだと5冊。
無人島へ持って行くには重いですが、自宅に置くには、これと別に「索引」があるので、ボクのおすすめです。
現代社会を理解するにも、弁証法哲学を理解するためにも、最良の書です。内容については、また紹介する機会があると思います。
小さい学習会とかやりたい方は、ぜひご相談ください。チューターやります。
第1部 資本の生産過程 1319ページ
第2部 資本の流通過程(というタイトルですが実際は違う)
857ページ
第3部 資本の総過程 1596ページ
合計 3772ページ
なおドイツ語の原題では「Das KapItal」ですので、「Das」というのは単なる定冠詞であって「資本」というのが正解で、ドイツ語の授業だったら「資本論」というのは、誤答になると思います。