本と映像の森 299 映画「ターミネーター2 審判の日」
TERMINATER JUDGMENT DAY
現代都市の車の氾濫
そして、公園で遊ぶ子ども達の楽しい映像が白くなった後
暗い夜の、衝撃的な廃墟の映像が現われ、ボロボロになった車や
たくさんの骸骨。
そしてクレジット「30億の人命が核戦争で失われた1997年
8月29日 生存者は この日のことを
“審判の日”と呼んだ 彼らの悪夢は さらに続いた
機械との戦争である」
人類抵抗軍に手を焼いたロボットたちは、
過去の歴史に手先を送り込んで、人類抵抗軍の歴史を抹殺しようとする。
その目標は
敵の頭脳 コンピュータの“スカイネット”は
2機の殺人機(ターミネータ-=終末機を過去に派遣、
殺害の目標は「ターミネータ-1」では人類抵抗軍のリーダー
ジョン・コナーの母親サラ、
そして「2」では10才になったジョン自身。
主人公は、以下の「4人」でしょうね。「4体」かな。
生い立ちもあって、かなり屈折してませている少年ジョン・コナー
精神病を疑われ病院に患者として入管されている母親サラ・コナー
人類抵抗軍から過去に送り込まれたロボット「ターミネータ2」
人類を絶滅しようとする未来のロボット勢力から送り込まれ警察官などに化身するロボット
夢のなか、幻想のなかで、ジョンの父親、死んだ夫のカイルがサラの目の前に現われる
「目を覚ませ」
「カイル?死んだのに」
「あの子はどこだ」
「無理矢理奪われたの」
「奴らが狙ってる 君が守ってやるんだ」
「守るって どうすればいいの?あの子はもう私を頼っていない」
「君は自分で考えているより強い女だ 立って戦うんだ 君を愛している 永遠に」
「私もよ」
「君を見守ってる 忘れるな 未来を切り開くのは 運命じゃない 君自身なんだ」
「行かないで」
「世界の最後が近い」
夢のなかで夫カイルを追ったサラは、公園で遊ぶ子どもたちの映像に直面する。
それは、毎晩、サラが夢に見た核戦争の悪夢。
「世界は、滅びるのよ!」
滅亡を必然とした世界に、未来からの干渉で、世界を変える可能性が発現します。
「ターミネーターは片時もジョンから目を離さず
彼を守る
どなったり酔うこともなく
ジョンを見守ってくれる
そして いざとなれば 命を捨てて
ジョンを守る
父親代わりの男は大勢いたが
本当にその役を果たせるの
このマシーンなのだ
この狂った世の中で
唯一確かなことだ」
「“運命ではない”
“人生は自分で築く”
パパが残した言葉だ
未来の僕がパパに教えたんだけどね
とにかくこういう事だ
未来は運命が決めるものではない
自分の手で切り開くんだ
母さんは未来を変える気だ」
「言ったろ!
人を殺すのはよせ
たとえダイソンでも
命の尊さを分かってないんだ
人間は傷つくし恐怖を感じる
君も それを学ばなきゃ」
さあ、人類はもう夕暮れで、これから夜になるのか