雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森(第3) 28 『中央公論 2021年4月号 陰謀論が世界を蝕む』 20210718

2021年07月18日 15時51分36秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 28 『中央公論 2021年4月号 陰謀論が世界を蝕む』 20210718




 3月に出た雑誌だけど、たしか6月?の『中日新聞』の読書欄に紹介されていたので、買って読んだ。なかなかよかったので書くことにした。


 陰謀論の舞台は主にアメリカ・中国・ロシアだ。たとえば日本で陰謀をたくんでも世界には影響はないらしい。


 数十ページのわずかな特集だし、その対処法に触れてはいないが、世界情勢について考える人には参考になる議論だと思う。


 アメリカのQアノンや宗教原理主義などについて、まじめに対応を考えなければならない。


 事実(ファクト)が問題ではなく、正しい知識ではなく、感性・感情・魂(たましい)が問題なのだと思う。


 「上級国民」と「下級国民」の離反も問題だ。


 


雨宮智彦日記 7月17日(土) 夏の夕方の散歩

2021年07月17日 19時40分46秒 | 雨宮日誌
雨宮智彦日記 7月17日(土) 夏の夕方の散歩


 30度を超えた夕方、温度もやわらいできたので、則子さんと散歩に出かけました。いつもの馬込川の堤防から「トトロの森」の横を家へ帰って来ました。


 犬を連れた人が多かったです。走っている人もいました。


 ウスバキトンボがたくさん飛んでいるところがありました。尾が黄色いトンボです。このウスバキトンボたちが東南アジアからたくさん飛んでくると、夏ですね。


 スズメもモズもキジバトもいました。


 撮った写真を撮影順に掲載します。










雨宮智彦日記 7月16日(金) スイカはアリさんに

2021年07月16日 14時06分00秒 | 雨宮日誌
雨宮智彦日記 7月16日(金) スイカはアリさんに


 則子さんは食事をつくると、まず「ウサギファースト」と言ってウサギのアズキさんの野菜を持って行く。


 そして、スイカがあれば庭の蟻さんにスイカを持って行く。動物好きだなあ。


 「たいへんだ!ナウシカ姫さまが王蟲(オウム)にとりつかれた!」と騒ぐ城ジイたちの言葉にならって言えば「たいへんだ!姫さまがアリにとりつかれた!」とぼくは騒がない。


 このごろは蟻を押しのけて、ダンゴムシが来るようだ。王蟲はダンゴムシを未来の生物学で改造してつくりした知的生命体だから。


 こういう妄想を綴ってると、ぼくの知性を疑われるから、蝉のことも、おもしろい話がたくさんあるけど、今日は終わり。




ことばと詩 67 森浩一「考古学は地域に…」(『地域学のすすめ』より) 20210717

2021年07月16日 13時48分18秒 | ことばと詩
ことばと詩 67 森浩一「考古学は地域に…」(『地域学のすすめ』より) 20210717


 考古学者森浩一さんの著書『地域学のすすめ』(岩波新書、2002年)に、つぎのような文がある。


 「1989年4月1日、佐賀県吉野ヶ里遺跡にいつての最初のシンポジウムが佐賀県鳥栖市でおこなわれた。……結びの言葉の最後に、まったく予期していなかった言葉が僕の口を衝いて出た。「今日のシンポジウムで感じたことがあります。考古学は地域に勇気をあたえる。」」
 (「はじめに」、pⅲ)


 ぼくの考古学はみんなに勇気をあたえているだろうか。心もとない。



雨宮智彦日記 7月15日(木) すごく密な夢

2021年07月15日 16時21分44秒 | 雨宮日誌
雨宮智彦日記 7月15日(木) すごく密な夢


 けさは久しぶりに夢を見た。仕事が終わって職場から電車の駅へ行くと、駅の階段からもあふれるすごい人で、あきらめて家まで歩こうと歩き始めて、目が覚めた。


 テレビやネットではオリンピックがやれるかどうか、話題になっている。東京の感染数が2000人を超えれば、オリンピックを途中で中止もありえると言っている。おれはありえますね。


 則子さんは8月の署名行動の準備のひとつとして、警察へ届けを出す折衝に。トラブらないように予測をぼくがいろいろ言っておくが、わりあいすんなり終わったようだ。


 しかし書類はやはり書き直して再提出になった。ごくろうさま。



本と映像の森(第3) 27 伊予原新『月まで三キロ』新潮文庫、2021年 20210714

2021年07月14日 14時42分21秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 27  伊予原新『月まで三キロ』新潮文庫、2021年 20210714


 2018年(平成30年)に発行された小説本、短編集の文庫化。

 表題作「月まで三キロ」は「浜松市天竜区」の「月」という地名を題材にしています。表題作含めて、すべて自然科学的話題をバックにして悩み、苦闘する人々を暖かい視点で描いている。


 子どもが自殺してしまった男、学校へ行けなくなった12才、手になじんだ一眼レフを持って山へ家出する女性……そういう人ばっかしです。


 背景にあるのは北海道夕張近くの谷のアンモナイト、火山岩、三方五湖の年縞、東京で降る雪の結晶……。


 著者は元「地球惑星科学の研究者」だったらしいです。


 7編の題名は以下のとおりです。感性として、元地学クラブのぼくのおすすめです。


 「月まで三キロ」
 「早六花」
 「アンモナイトの探し方」
 「天王寺ハイエスタス」
 「エイリアンの食堂」
 「山を刻む」
 「新参者の冨士」



雨宮智彦日記 7月13日(火) 「青い地球 393号」を創る

2021年07月13日 20時58分33秒 | 雨宮日誌
雨宮智彦日記 7月13日(火) 「青い地球 393号」を創る


 浜松市平和委員会「青い地球 393号=2021年9号」を編集。新しい協力者が増える。うれしい。もっともっと、いいものを創らなくては、と思う。


 夕方から夜、カミナリ。ウサギのアズキは机の下に入り込んでいる。


 今日はクマゼミが鳴いている。もう夏だ。



ことばと詩 66 伊予原新「アンモナイトの探し方」より(『月まで三キロ』新潮文庫、2021年)所収 20210712

2021年07月12日 19時27分39秒 | ことばと詩
ことばと詩 66 伊予原新「アンモナイトの探し方」より(『月まで三キロ』新潮文庫、2021年)所収 20210712


 「私はそのとき思い知った。わかるための鍵は常に、わからないことの中にある。その鍵を見つけるためには、まず、何がわからないかを知らなければならない。つまり、わかるとわからないとを、きちんとわけるんだ。」
 ( p143 )



雨宮智彦日記 7月11日(日) ひとりごとの代わりに二重人格の対話

2021年07月11日 13時35分59秒 | 雨宮日誌
雨宮智彦日記 7月11日(日) ひとりごとの代わりに二重人格の対話


 中谷「「ブログ 浜松市平和委員会」なんて作っちゃってたいへんだねえ」
 雨宮「まあ、ボチボチと、焦らずやりますから」
 中谷「あまり労働が密にならないようにね」
 雨宮「以前の頭が動かなくなった経験もありますから」
 中谷「うつになって病院に行ったしね」
 雨宮「これをやるのは義務ではなくて、権利なんですね。ユリアン・ミンツがカリンに励まされたように(『銀河英雄伝説 10』p40)」
 中谷「1日1回くらい投稿するつもりなの?」
 雨宮「たぶんね。休んでいたとき、全国の平和委員会のブログ・ホームページを見て廻って、    いろいろ長所も欠点もすこしわかってきましたね」
 中谷「具体的にいうと?」
 雨宮「紙の平和新聞や県平和新聞をそのままネット化しただけだったりして、ネットの長所    をじゅうぶんに活用していない感じですね」
 中谷「まあ、ものが実際にできてきてからまた批評しますよ」
雨宮「ありがとうございます。期待にそえるよう頑張ります」


 と書いてから「雨宮智彦と雨宮則子の対話」の方がよかったかなあと思ったけど、まんいちだれかに雨宮則子さんにリークされたら怖いのでやめときます。



ことばと詩 65 田中芳樹『銀河英雄伝説 9』<TOKUMA NOVELS>、徳間書店、1987年 20210711

2021年07月11日 08時36分32秒 | ことばと詩
ことばと詩 65 田中芳樹『銀河英雄伝説 9』<TOKUMA NOVELS>、徳間書店、1987年 20210711


 第9巻の冒頭、イゼルアローン要塞。といっても『銀河英雄伝説』では「森林公園」か「司令官執務室」「廊下」「食堂」くらいしか出てこない。


 ユリアンの独白。


「人類が滅亡しないかぎり、前人の行為は記録として残され、それが後世の人々に伝えられていくのだろう。
 いつかヤンは、ユリアンに言ったことがあった。
 「歴史とは、人類全体が共有する記憶のことだ、と思うんだよ、ユリアン。思い出すのもいやなことがあるのだろうけど、無視したり忘れたりしてはいけないのっじゃないかな。」
 ユリアンは、ため息をついた。ヤンの最後を思いだすのはつらい。だが、忘れるのは、もっと耐えがたいことだ。」
( 「第1章 辺境にて」より、p18 )



本と映像の森(第3) 26 田中芳樹『銀河英雄伝説 (全10巻) ー 書き下し長編スペース・オペラ ー』<TOKUMA NOVELS>、徳間書店、1982~1987年 20210711

2021年07月11日 08時08分55秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 26 田中芳樹『銀河英雄伝説 (全10巻) ー 書き下し長編スペース・オペラ ー』<TOKUMA NOVELS>、徳間書店、1982~1987年 20210711


 浜松市立城北図書館で借りて、10冊目をいまやっと読み終わりました。


 「原稿用紙5300枚…212万字」(第10巻、p239「あとがき」より)


 戦闘シーンは現在の陸上戦闘で1人の兵士が、「銀英伝」では1隻の宇宙船と思えばいいと思う。未来の戦闘の姿に叙述があってはいないと思う。


 長い物語なのとても1回では語れない。いわゆる「スペース・オペラ」と称していて、実際「スペース・オペラ」なのだけれど、ぼくの関心は、やはり戦闘などではなく、戦争戦略・戦争戦術にあります。


 それと個人がいかに組織に結合・結晶するか、ということ。


 そして、おそらく一方の主人公たちの拠点イズアローンはアシモフの『銀河帝国シリーズ』の「ファウンデーション」的な未開の惑星的役割をもっている。


 帝国・自由惑星同盟・フェザーン経済圏・地球教の3つどもえ・4つどっもえもアシモフの『銀河帝国シリーズ』を思わせるところがおもしろい。


そしてラブロマンス。


 ぼくがいちばん好きなのは、もちろん男性ではヤン・ウェンリーとユリアン・ミンツ、女性ではフレデリカ・グリーンヒルとカーテローゼ(カリン)・フォン・クロイツェルだ。


 残念なのはユリアンとカリンの熱烈なラブシーンが、ついになしに終わってしまったこと。第11巻か第12巻があればいいな。ぼくの妄想では、ヤンの後をつぎたがらず逃げまくるユリアンをひっぱたいて覚醒させる役割はカリンでなければならないのですが。


 あとは「外伝」を読むこと、そしてまた「本編全10巻」をよみかえす時間があれば、「銀河英雄伝説 未来年表」を作ることになると思います。



雨宮智彦日記 7月10日(土) ついに始めてしまった

2021年07月10日 16時41分19秒 | 雨宮日誌
雨宮智彦日記 7月10日(土) ついに始めてしまった


 ついに始めてしまった。「ブログ 浜松市平和委員会 2」。こんどは本格的なものにんあるだろうと思います。URLは次のとおり。

https://blog.goo.ne.jp/hammaheiwa

 毎回、紹介はしないので、ときどき見にいって欲しい。


 第1原稿をこう書きました。


 「お知らせ 「ブログ 浜松市平和委員会 2」開設にあたって  20210710


 2021年7月10日、この「ブログ 浜松市平和委員会 2」を開設することになりました。


 前のブログ「浜松市平和委員会 へいわが好きで、せんそうに反対する浜松市民のサイト」(2018年10月~2020年5月)は、そのまま記録として残してあります。


 ここは、新サイトとして心新たに始めたいと思います。以前より発信回数は多くしていくつもりです。よろしくおつきあいお願いします。


               雨宮智彦(ブログ編集長)」



ことばと詩 64 恩田陸『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎、2016年)より 20210709

2021年07月09日 12時57分06秒 | ことばと詩
ことばと詩 64 恩田陸『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎、2016年)より 20210709


 恩田陸さんの傑作音楽小説『蜜蜂と遠雷』は音楽ドラマであると同時に、関係者たちの対話ドラマでもあると思う。でも映画は、その両面をうまく表現しているだろうか。


 そのなかの、作曲家菱沼と旧知の審査員との会話。


 「だがねえ、結局、我々はみんな媒介者に過ぎんええんじゃないかって年々思うようになったね」
 「媒介者?」
 「作曲家も、演奏家も、みんなさ。元々音楽はそこらじゅうにあって、それをどこかで聴きとって譜面にしてる。更には、それを演奏する。創りだしたんじゃなく、伝えてるだけさ」
 「預言者ですね」
   ( p226、「音の絵」より )



雨宮智彦日記 7月8日(木) 七夕(たなばた)翌日です

2021年07月08日 17時21分03秒 | 雨宮日誌
雨宮智彦日記 7月8日(木) 七夕(たなばた)翌日です


 今日は七夕(たなばた)翌日です。まだ雨もよう。


 午後、久しぶりの「浜松市基地対策協議会代表委員会」を則子さんと傍聴に行く。6~7年ぶりとは思うが、車椅子での傍聴なので、なんとなく浜松市の職員の対応が親切なような気がする。


 障害者トイレの話もあるが、詳しいことは別項で語ります。ここでするか、別ブログが創られるか、まだわかりません。


 夜も則子さんと平和委員会例会で出かける。