まだ質問の答えには辿り着いていませぬなぁ。。
何だか不思議ちゃんな雰囲気が漂って来つつ......
つづくぅぅ!!(*゜Д゜*)
伊勢神宮や出雲大社の社(やしろ)は、
木製の大きな柱を地中に直接深く埋めて低床とする建築方法をとっています。
掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)と言うそうですが、
このように地面に直接柱を埋めてしまうと地面からの水分や
食害などを直接受けることになるので腐食や老朽化も早く進みます。
世界最古の木造建築である法隆寺の建築は、
この2社と同じ時期に建てられているのですが、
礎石という基礎の上に木材や柱を立てて作ってあります。
こうすると柱は土から離され腐食や老朽化がしにくくなります。
どちらも同じ時代に存在していた建物です。
当然、この法隆寺同様の建築技術を用ることは出来たはずですし、
そうすれば伊勢神宮も出雲大社も法隆寺同様、
現在に至るまで持続出来る様な建物にも出来たはずです。
それを、定期的に膨大な国費や労力を投じる式年遷宮を行う、
という方を選んだということは確信的でありますし、
ということは、
きっと何らかの理由もソコには存在するはずです。
しかしながら、この理由は、
神宮や大社の中の文献や記紀神話(古事記、日本書紀)等の中にも、
各地の神社や統括する神社庁や皇家......等の資料の中にも、
まったく記述がないのです。
本当に正確な所は不明なのです。
そんな状況なので、
最初に記したスタッフの質問にも辿り着くのでしょうか。
「何故?わざわざ莫大なお金も労力もかかる遷宮などするのか」
そして、そんな状況なので神職の方々の間でも
この質問の答えをハッキリ答えられる人が少なくなるわけです。
現在、一般的には以下のような理由が挙げられています。
☆同じ建築を何度も繰り返す為、
その建築技術やノウハウを次世代に引き継ぐことが出来る。
☆儀式や祭事も同様に行われる為、
その文化や精神も一緒に引き継ぐことが出来る。
☆古代のお金とも言えるお米の保存限界が二十年だった。
これらの考えには僕も賛成しますし、納得します。
正しいと思います。
そして、これらに加えて僕はもう一つ思うことがあります。
それは、これらのことに共通して流れている「ある考え方」......
哲学といったものかもしれません。
その哲学は、
実は神道の底流に流れる奥義的なモノと言ってよいような気もしています。
ここでもう一度、法隆寺の話を持ち出すと、
法隆寺はそのまんま「古い」「古代の」建造物です。
ピラミッドやヨーロッパのお城なども同様です。
それに対して遷宮を繰り返して来た建物は古いけれど「新しい」建物です。
その「古いけれど新しい」建物の中で息づいている知識、文化、技術、
ノウハウというのは、古来からそのまま受け継がれた
「古いもの=伝統」
というものかもしれません。
少し言い換えると、
「古来から変わらずに伝えられて来た大切なもの。こころ」
ということにもなります。
ココまで来て遷宮に込められた真の意味や神からのメッセージとは......
僕はこう思うのです。
「変わらない為には、変わり続けなければいけない」
以前、鏡の世界でも書きましたが、
この国に存在する神道というものの世界観というのは本当に計り知れません。
それは宗教ではなく、とても深遠な哲学のように感じます。
技術、ノウハウ、伝統、こころ......そして、このようなメッセージ。
これらはどんなに莫大なお金と労力をかけても伝えていきたいことなのだ、と。
そう感じます。
勿論、僕がかってに思っているだけかもしれませんが......(・ω・;)
そして僕は「右」でも無いですし、無宗教でもあります。
誤解無きように、と。。
何時見ても美しい緑と水を湛える山間の湖は、
以前見た時の緑や水とは全く違うはずです。
湖にはきっと水の入り口があり、出口がある。
いつも同じ様に美しく見える湖の水は、
以前の水と今見ていると水とは入れ替わっているから美しく澄んでいる。
もし、水の入れ替わりが無かったら......湖は濁り、干上がり、
それは湖では無く水溜まりだったことになるのかもしれません。
同様に、木々に関しても毎年毎年枝葉が茂り、落ち、また茂り......
きっと何かが少しづつ変わっているはずです。
一年前と同じものなど何一つ無いはずです。
人の体も「代謝機能」が落ちたら劣化が進みますし、
故に、健康を保つのに最も大切なことの一つに
「代謝量の維持」ということは常識です。
遷宮と言うのは人の体における「代謝」と言っても良いのかもしれません。
それは、変わらず健康な体を維持していく為の行為、機能。
変わらない為には、
変わり続けなければいけない。
それは、
僕にはとても大切な真理の一つのように思えます。
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裏側から撮影した伊勢神宮、内宮の遷宮地。
「金の座」と呼ばれる方。
コチラに宮がある時は国が繁栄すると言われています。
今は......まっさらです(^.^)
何だか不思議ちゃんな雰囲気が漂って来つつ......
つづくぅぅ!!(*゜Д゜*)
伊勢神宮や出雲大社の社(やしろ)は、
木製の大きな柱を地中に直接深く埋めて低床とする建築方法をとっています。
掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)と言うそうですが、
このように地面に直接柱を埋めてしまうと地面からの水分や
食害などを直接受けることになるので腐食や老朽化も早く進みます。
世界最古の木造建築である法隆寺の建築は、
この2社と同じ時期に建てられているのですが、
礎石という基礎の上に木材や柱を立てて作ってあります。
こうすると柱は土から離され腐食や老朽化がしにくくなります。
どちらも同じ時代に存在していた建物です。
当然、この法隆寺同様の建築技術を用ることは出来たはずですし、
そうすれば伊勢神宮も出雲大社も法隆寺同様、
現在に至るまで持続出来る様な建物にも出来たはずです。
それを、定期的に膨大な国費や労力を投じる式年遷宮を行う、
という方を選んだということは確信的でありますし、
ということは、
きっと何らかの理由もソコには存在するはずです。
しかしながら、この理由は、
神宮や大社の中の文献や記紀神話(古事記、日本書紀)等の中にも、
各地の神社や統括する神社庁や皇家......等の資料の中にも、
まったく記述がないのです。
本当に正確な所は不明なのです。
そんな状況なので、
最初に記したスタッフの質問にも辿り着くのでしょうか。
「何故?わざわざ莫大なお金も労力もかかる遷宮などするのか」
そして、そんな状況なので神職の方々の間でも
この質問の答えをハッキリ答えられる人が少なくなるわけです。
現在、一般的には以下のような理由が挙げられています。
☆同じ建築を何度も繰り返す為、
その建築技術やノウハウを次世代に引き継ぐことが出来る。
☆儀式や祭事も同様に行われる為、
その文化や精神も一緒に引き継ぐことが出来る。
☆古代のお金とも言えるお米の保存限界が二十年だった。
これらの考えには僕も賛成しますし、納得します。
正しいと思います。
そして、これらに加えて僕はもう一つ思うことがあります。
それは、これらのことに共通して流れている「ある考え方」......
哲学といったものかもしれません。
その哲学は、
実は神道の底流に流れる奥義的なモノと言ってよいような気もしています。
ここでもう一度、法隆寺の話を持ち出すと、
法隆寺はそのまんま「古い」「古代の」建造物です。
ピラミッドやヨーロッパのお城なども同様です。
それに対して遷宮を繰り返して来た建物は古いけれど「新しい」建物です。
その「古いけれど新しい」建物の中で息づいている知識、文化、技術、
ノウハウというのは、古来からそのまま受け継がれた
「古いもの=伝統」
というものかもしれません。
少し言い換えると、
「古来から変わらずに伝えられて来た大切なもの。こころ」
ということにもなります。
ココまで来て遷宮に込められた真の意味や神からのメッセージとは......
僕はこう思うのです。
「変わらない為には、変わり続けなければいけない」
以前、鏡の世界でも書きましたが、
この国に存在する神道というものの世界観というのは本当に計り知れません。
それは宗教ではなく、とても深遠な哲学のように感じます。
技術、ノウハウ、伝統、こころ......そして、このようなメッセージ。
これらはどんなに莫大なお金と労力をかけても伝えていきたいことなのだ、と。
そう感じます。
勿論、僕がかってに思っているだけかもしれませんが......(・ω・;)
そして僕は「右」でも無いですし、無宗教でもあります。
誤解無きように、と。。
何時見ても美しい緑と水を湛える山間の湖は、
以前見た時の緑や水とは全く違うはずです。
湖にはきっと水の入り口があり、出口がある。
いつも同じ様に美しく見える湖の水は、
以前の水と今見ていると水とは入れ替わっているから美しく澄んでいる。
もし、水の入れ替わりが無かったら......湖は濁り、干上がり、
それは湖では無く水溜まりだったことになるのかもしれません。
同様に、木々に関しても毎年毎年枝葉が茂り、落ち、また茂り......
きっと何かが少しづつ変わっているはずです。
一年前と同じものなど何一つ無いはずです。
人の体も「代謝機能」が落ちたら劣化が進みますし、
故に、健康を保つのに最も大切なことの一つに
「代謝量の維持」ということは常識です。
遷宮と言うのは人の体における「代謝」と言っても良いのかもしれません。
それは、変わらず健康な体を維持していく為の行為、機能。
変わらない為には、
変わり続けなければいけない。
それは、
僕にはとても大切な真理の一つのように思えます。
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裏側から撮影した伊勢神宮、内宮の遷宮地。
「金の座」と呼ばれる方。
コチラに宮がある時は国が繁栄すると言われています。
今は......まっさらです(^.^)
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