白の純粋さと清らかさを
あの人が饒舌に語るとき
無口な彼女はいつも
もどかしくて空を見上げる
饒舌なあの人は時に盲目で
無口な彼女は透明で
ただ
答えのある空を見つめる
白き世界に身をゆだね
漂ってもみれば
そこは無垢なる至上の世界
その白は高貴なる色
あの人はそんな白き世界の素晴らしさを語り
豊潤さを語る
白は美しく崇高なる世界
しかし透明な彼女は知っている
白も色なのだと
そして透明は時々意味を失なう
存在の意味すらも失ってしまう
文字通り
どこからも
誰からも
見えなくなってしまう
だから彼女は黙って空を見上げる
見上げる空は時々全てを失ったように見えてくる
あの空の向こうには何か答えがあるのだろうか
彼女は空を見上げる
空が雲を映すのも
海が空を映すのも
川が光を映すのも
全ては透明なるもののせい
無口な彼女は
どこか透明な空気のようで
どこか透明な水のよう
そんな透明さは白も白として映してみせる
本当は
白は透明を語れない
それでも白は語る
饒舌に透明を語る
赤を落とした白が薄桃色となるように
そんなふうに白は透明を語る
透明はそんな薄桃色した白も映し込む
ただひたすらに映し込む
僕の好きなこの国の五月には色はなく
香りもなく
ただ多くの色が栄えるほど
白が白と在れるほど
キラキラと光が輝けるほど
そんなふうに色が無い
多くの匂いがわかるほど
そんなふうに香りも無い
そんな五月の時間は寡黙に流れ
空を見上げた透明な彼女の様にただ側に静かに佇む
だから
饒舌なるあの人は
こんな月に去っていく
透明なる場所から去っていく
美しき白き世界を守るため
純なる白の力を信じるため
自分の存在を守るため
あの人は旅に出る
五月には色がない
僕の五月は透明で
空を見上げる彼女のようにあらゆる色を映し込む
5月への思いは以前、この「5月の海」という記事でも記してましたが、
やっぱり、僕は大好きな月であって......
どこにいてもキラキラしているような気がします(^^)
あの人が饒舌に語るとき
無口な彼女はいつも
もどかしくて空を見上げる
饒舌なあの人は時に盲目で
無口な彼女は透明で
ただ
答えのある空を見つめる
白き世界に身をゆだね
漂ってもみれば
そこは無垢なる至上の世界
その白は高貴なる色
あの人はそんな白き世界の素晴らしさを語り
豊潤さを語る
白は美しく崇高なる世界
しかし透明な彼女は知っている
白も色なのだと
そして透明は時々意味を失なう
存在の意味すらも失ってしまう
文字通り
どこからも
誰からも
見えなくなってしまう
だから彼女は黙って空を見上げる
見上げる空は時々全てを失ったように見えてくる
あの空の向こうには何か答えがあるのだろうか
彼女は空を見上げる
空が雲を映すのも
海が空を映すのも
川が光を映すのも
全ては透明なるもののせい
無口な彼女は
どこか透明な空気のようで
どこか透明な水のよう
そんな透明さは白も白として映してみせる
本当は
白は透明を語れない
それでも白は語る
饒舌に透明を語る
赤を落とした白が薄桃色となるように
そんなふうに白は透明を語る
透明はそんな薄桃色した白も映し込む
ただひたすらに映し込む
僕の好きなこの国の五月には色はなく
香りもなく
ただ多くの色が栄えるほど
白が白と在れるほど
キラキラと光が輝けるほど
そんなふうに色が無い
多くの匂いがわかるほど
そんなふうに香りも無い
そんな五月の時間は寡黙に流れ
空を見上げた透明な彼女の様にただ側に静かに佇む
だから
饒舌なるあの人は
こんな月に去っていく
透明なる場所から去っていく
美しき白き世界を守るため
純なる白の力を信じるため
自分の存在を守るため
あの人は旅に出る
五月には色がない
僕の五月は透明で
空を見上げる彼女のようにあらゆる色を映し込む
5月への思いは以前、この「5月の海」という記事でも記してましたが、
やっぱり、僕は大好きな月であって......
どこにいてもキラキラしているような気がします(^^)
今日は臨港パークで、空を見ていました。
薄墨色の雲が大きく出ていましたが、スーーっと消えていきました。
あの、江ノ島の雲の競演と同じでした。
とても気持ちの良い、5月の夕暮れでした。
ねーさんやんけ!
どもどもーーー!
せしぼーーーーん!