雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

カフェ、時々自由

2015-10-12 19:44:53 | 願い
環境とは恐ろしいもので、
それ自体が人の思考パターンや思考形態に影響します。

そして、真に恐ろしいのは、
そんな環境に影響を受けているであろう思考世界が、
自分の生きる世界そのものであり、
正しい思考形態なのだという自己認識になってしまうことです。

そんな思考形態とは、
ある一つの環境において形成された思考形態なのであり。
決して全世界を貫くことが出来る思考ではないのだと、
そういうことを、
時折忘れてしまっていたりすることが怖いと思うのです。

キリスト教の環境で培われた思考。
イスラム教の環境下で形成された思考。
仏教の影響下で醸造された思考。
通貨経済、資本主義、商業主義、自然主義、
菜食主義、肉食主義、平等主義......
商店の家庭、工場主の家庭、農家の家庭、会社員の家庭、
社長家の食卓、国家元首家の食卓......
友達、学校、職場......の影響下で自然と育まれた思考。
全ての環境が、
その下で生まれ育つものの思考に影響することは
逃れられ無い事実であり、時に、
とても恐ろしいことに思える時があります。

そんな環境の最たるものは......
地球であり、太陽系であり、銀河系であり、
それらのある宇宙次元であるのかもしれませんが。
そんな大きな惑星や恒星系、銀河系毎にも、
それぞれの環境によって育まれている、
未だ人類が持ち得てい無い、
見たり、感じたりしたことの無い思考形態というものが
あるのかもしれません。



惑星の「惑」は「枠」に見えたりして......



こんな、やたらと大きな話の方が、
もしかしたら正論で真実なのかも?しれませんが、
僕の目の前にあるものは、
常に差し迫る毎日の現実というものであって。
それに対する方策を、
時々の自分が持っている思考やスキルを
フル回転させながら切り抜けて進む......
というのが僕の生活の実でもあります。
それでも時折、そんな、やたらと大きな
「夢のような真実」
を見つめなければいけない路地に入り込むようなことがありますし、
それもまた、必要なことに思える時もあります。



最近、新たにうちのオフィスに入ってくれた
二十代中盤の女性スタッフさんがおりまして。
僕の目から見ると、なにやら硬く、
結構こわばった表情が続いているのがとても気になって。
先日、プラっと、
カフェにお誘いしてお茶をしていました。
彼女は留学経験も豊富で、英語も堪能。
そんな部分も期待して、
うちのチームに入ってもらったのですが、
そのキャリアの割になかなか「抜けた」笑顔が出てこない。
少なくとも、僕にはそう見える......



「どーぅ?フロア。
机周り大丈夫?せまひ?窮屈?問題なひ?」

「大丈夫です!
とても仕事しやすいです。
前の会社に比べたら、もう、最高です」

「そう!?
なんか中々笑顔が見えないからさ、
ちょっと気になっただけなんだけどね。
だったら心配ないね。うんうん。」

「そーなんですか!?
自分では気づいていなかったんですが......
あまりにこれまでと職場の感じが違うので、
ちょっと戸惑っているのかもしれません。。」

「そんなに違うんだ。ふーーん。。
前は、、、でもキャリア的にはさ、
君がいたのはスゲー会社ばかりじゃん。
世界一のバッグ会社の広報だろ?
その前は世界一のネットストアじゃん」

「でも、私が働いていたオフィスは、
いつも周りに気を使う感じで、、
新人ですし、いつも怒られてばかりで。。
言葉遣いとか。靴とか。
私服の服装まで注意されるくらい、とても厳しくて。
激しく否定されるような扱いとかもとても多かったので。
会社全部というより、
自分のいたセクションが特別だったのかもしれませんが......」

「私服まで!?
うぇぇぇーーーーーっ!?Σ(゜д゜)そーなんだ。
あの会社で。意外。へぇぇ......
スゲーな。それ......」

「なので、この自由な空気感に、
ちょっと戸惑ってしまっている部分はあります。
皆とてもいい人ですし。
びっくりしました......」

「なんか、良い話か悪い話かわからん感じやなぁ。
ふぅーーん。そーなんだ。
でもいいじゃん。なんとなく。
そしたら、その思ったことを、
もっとそのまま表に出してくれればイイだけの話だね。
うん。
もっと大きな声でさ、大笑いとかしてよ。
全然。問題なし。うちでは。
そういうやつ多いやろ?それでイイんだよ。
でもよかった、よかった。
そんなことで。(^^)一安心。」

「そーですね。
自分をもっと出していい職場なんですね。
びっくりしました。
ずっとそれを押し殺すことを一番に教えられてきたので。。
大声出すとか、笑うとか、
まったくいけないことだと思ってました。
そーなんですね」

「そーーーなんですよ !(・3・)b
まぁ、常識的に人に迷惑かけるような所までは、、、
って話であることはわかると思うけど。
君の話も凄くよくわかるところあるけどね......
俺ね、この世界に20年以上いるじゃん!?
その分だけちょっと追加することがあるとしたらね、
多分、この業種は業種で、
その君が感じている自由さの分だけとても厳しくて。
エゲツなくて、
辛い部分もあると思うからさ。
そういう理解もしておくことだけはオススメしちゃうかな。
うん。マジで。
自由であればあるほど大変な所も沢山出てくるから。
そこはちゃんと意識しておくのも大事かなぁ......ってね。
んじゃ!
かえろーかね。(^^)オフィス」



自由は自由で色々とあります。
僕的には。
ほんまに。



その夜、仕事もあって、
彼女とは少しだけラインメールのやり取りもしましたが、
一部抜き出すとこんな感じでした。



「———————今日はバタバタさせてすいませんでした。

◯◯ちゃんは、
どうぞ、
自己表現を自在にして下さい。

そのために必要な、
周囲からの信頼をどうぞ勝ち取って下さい。

仕事をして、
他者のために尽くし、
人から信頼を得ていく目的は、
いつでも、
どこでも自分を自由に表現出来るようになるためです。

それが自由ということの一つの意味であり、
自由とはそんな不自由さの中にあるわけです。

君の持っているものをイキイキと世界に表現して下さいね。

期待して、頑張って応援してます。
おつかれマンボー」



「———————お疲れ様でした。
今日は貴重なお時間有り難うございました。

緊張していたのと引き継ぎラッシュだったのとが重なって
疲れているように見えたかなと反省しました。

今まで人間関係が厳しく、
自己表現することは控えるように気をつけていたので、
新しい環境に感謝して、
自分らしさを出しつつ楽しみながら頑張ります。

不自由の中に自由があるのですね!
このような機会に恵まれたことに感謝です。
よろしくお願いします」



環境とは恐ろしいものです。
人間の思考とは、
価値観とは、
文化とは、
恐ろしいもです。
思考が変わっても全てが変わりますし。
朱に交わらなければいけない時も結構ありますし。
交わりすぎてもイケませんし。
環境に左右されながら、
それでも左右されない思考を持って。
唯一無二の自分を創り上げていくことは
とても大変で尊いことなのだと思います。

自由を手にすることは、
同量に伴う責任と共に、
とても大変で尊いことなのだと思います。

綺麗ごと「だけ」言いうわけではありませんが、
美しき理想は捨ててはいけませぬ。((((*゜θ゜)ノノナノダ!

そんな秋の夜長。
僕さんは大好きなコカコーラを飲み干すのでございます。
あぁ、コーラッ腹。
理想よいずこ......(´△`)あぁ...





京都府、宇治の縣神社(あがたじんじゃ)のワンさんと、
埼玉県、日高市の高麗神社(こまじんじゃ)のニャンさん。
君らわ自由すぎるのぉぉ。。(´△`)あぁ......


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