雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

和をもって

2015-06-10 01:55:36 | 面白い
ある人の「疑問」に関してメールをしたのです。
その疑問自体も、
僕の送ったメールの内容も、
全くもって異世界のお話ですから。
多くの人には退屈極まりない!?モノだとも思いますが......

梅雨の季節。

雨宿りで入ったカフェの窓際の席辺りで、
コーヒー片手に静かな雨音を聞きながら、
退屈しのぎ程度に読んでもらえればと。
それで十分な「お伽話し」とでもなれるでしょうか。
かるーく、あまーく、流していただければと。(^^)何卒。



して、
言葉尻や固有名詞等は少し修正してますが、
その疑問とメールというのはこんな感じでして......



「スサノオノミコトは絶倫だったのでしょうか。
1000人の子供がいたというのはスゴいことですね。
腹違いの子供達は、仲良く暮らしていたのかもしれませんね。
特にイソタケルとニギハヤヒは中心になる王子だったのかもしれません。

赤い綱は元々の綱で、
白い綱が別に出来たので争いが生まれたと言われて、
あぁだから、運動会も赤白で戦うのかな?
紅白歌合戦もあるしな。
お祝いをする時は、赤と白の水引を結びきりにするしな。
と、私はいろいろ思っていました。

魂には綿々と刷り込まれているのでしょうか。
交わらない赤の綱と白の綱があるということでしょうか。
でも、元々はスサノオノミコトの子供達だったのでしょうか。
疑問は沢山ありますね」



————————例えば、です。
奥さんが4人いて、
それぞれに3人の子供がいる王様がいたとします。
その王を倒して国を併合したとして、
奥さん方が皆勝者の王に従ったら......
その新しい王は一瞬にして4人の奥さんと
12人の子供が出来ることになります。

またある時は、
同じように沢山の奥様と子供がいる国の王と
話し合いや協定などで平和理に国の統合が出来たとします。
でも、新たな王としたら、
協定を結んだとはいえ元はライバル国であったわけで。
後々の反乱などの不安はなかなか拭えない。



そんな時YOU!ならどぉーーーしましょ?



その国の王家の子息をみな、自分の子供……
併合した側の国の王子として迎えるのです。
この形でも一気に12人の子供が誕生します。

併合された側の王家は新国の重鎮ともなれ、
また、子供達はいつか!?王の後継者となれるかもしれない。
その家系は、
今の天皇家で言えば皇族における「宮家」という様な立場ともなれます。
所謂「源氏」や「平氏」もこんな形とさほど変わりはありません。

可能性としては、
王を倒すと妻や子達は後を追ったりすることもありますし。
スサノオさんはこの平和理に国を併合していくことを
好んだのだと思うのです。
だからこそ子も圧倒的に多い。



「和をもって貴しとなす」



この国に伝わるこの言葉の奥に隠れている真実の一つだとも思えます。
それは「和をもって国となす」と言えるのかもしれません。



スサノオさんがイソタケルやニギハヤヒ(オオトシ)を
一番信頼していたのは、ただ強いだけではなく、
このスサノオさんのココロを
よく理解していた息子達だったからの様に思えるのです。
それは日本中回ればよくわかるのです。
九州の奥地からみちのく......東北の奥地まで、
とても多くの民達が彼らを祀っています。
何千年の時を越えて、です。
彼らもまた和を持って国々を治めて行ったのだと思います。
武だけではないのです。
それはスサノオの心奥に揺らめく青い炎の様にも思えます。
外からは見えにくい、強い「仁慈」の意志たる炎。
だからこの国の武は「武道」でなければいけないのです。

武は「道」なのです。

道のための武なのです。

支配のための武になってはいけないのです。

古代の神々は民を、皆、
我が子のように扱っていたのだと思うのです。
我が子のように思っていたのだと思うのです。きっと。
だから今に至るまで、
何度も何度も上から新しい神を被せられてきたというのに、
無くされもせず各地に祀られている。
仏教やキリスト教でも覆い隠せなかった。

奥さん方も......姫神様達もきっと、
とても大切にされていたのだと思います。
だからスサノオさんは「大王」なのだと。
何故だか!?????姫神に恨まれない神。
無理強い的なコトは一切しなかった......
スサノオさんをはじめとするコレらの神々からは、
そんなことが僕にはとても良く伝わってくるのです。

オオナムチも、
この偉大なる大王スサノオさんのやり方を見ていて
真似していたよう思えます。
沢山の政略結婚を繰り返し、妃を設けて国を広げる......
ただ、この神様だけは妃の恨みも買っちゃったのかもしれません......
どこかの芸能人!?みたいに。

人柄......イヤ、神柄なのか......



赤と白は、
スサノオさん直系の子供、子孫、一族か?
政略結婚などで併合した「養子的」子供や子孫なのか?
赤は血の色だから、直系。
白は白旗。新系。



涙出ません?



でも......ですね。
コレは、ですね。
カルマなんだと思います。
綺麗事だけでもなく、この国のカルマなんだと思うのです。
多くの人達はそんなカルマを少しづつ消していってる。
そういう宿命や能力のある人たちは皆そうしてる。
昔から沢山はいなかったろうけど......幾人もいた。
◯◯◯内親王しかり、空海さんしかり、特異な能力がある者や、
今に伝わる多くの人々、神々も皆そうなのではないか?と思います。
そして、
これからも、
僕達がこの世界を去った後も、
誰かかが同じようなことをやっていくんだと思います。



それぐらいこのカルマは大きいし、深い。



綺麗事では無いし、
派手なことでも、魅力的なことでも無いと思うのです。
僕達エンターテイメント世界の仕事と一緒。
この仕事を派手に美しく語る人はみな偽物。
だって、本当に地味で、ハードで、そんなことがあって初めて、
外に出た時にキラキラと輝く様な仕事なのですから。
世にいる多くのレーノー者や
ヒーラーさんなどもそうやって見てしまうのです。
僕は。
もちろん全部同じでは無いですが、だから

「神様と繋がった!わーい!うれしい!いいことある!」

という風にだけ?
霊能を捉える様なことは大きな間違いだとも思っているのです。
それは実のところカルマなんだと思います。
だからそれを偉大な力のように、神秘的で、
さも「特別」な力のように見せる人々を僕は苦手としてしまうのです。
それは真実が見えてい無いからこその振る舞いの様にも見えるのです。
ソレは特別なる自分を楽しんでるだけにも思えるのです。
エゴを満たして喜んでるだけの様にも感じられるのです。
もしかしたら、そんな心持ちでいると......
「嫉妬」や「支配欲」が生まれる。抜けない。
僕はこんな世界を生きています。
見ています。



先日、どうしても見たいモノがあって訪れた静岡県、
浜松市、三ヶ日の地。
その地の総社さんである
「浜名惣社神明宮=はまなそうしゃしんめいぐう」
にたなびいていた国旗。
青い空にあまりに美しく映えていたので、
しばらくボーッと見上げていました。(^^)

赤と白。

この国旗の美しさは世界に誇れるようにも思います。
2色がバランス良く配置され、デザインされてこその美しさ。
2色の和をもっての美しさ。

そー言えば、
この神社の鎮座地の名前は「大輪山」
きっと、奈良県の「三輪山」「大神神社=おおみわじんじゃ」
とも関係していると思います。
祭神も元は太田命=大田々根子命(おおたたねこ の みこと)。
隠された初代ヤマトの王
「饒速日=ニギハヤヒ」直系の子孫とされる神。

ニギハヤヒさんは、
天照大御神(アマテラスオオミカミ)の祀られる社の、
さらに上の山頂に......ヒッソリと、
名前を隠されて祀られていました。


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4 コメント

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ありがとうございます (宇瑙水斗琉)
2015-06-10 16:21:10
初めてまして。
かつこ内親王さんのブログから、こちらにお邪魔し、いつも読んでいました。
今回の記事で、どうしても、amenouzmet様にお伝えしたくなりまして、ついコメントしたくなりました。
「ありがとうございます
最近、スサノオ様とクシナダヒメ様のお話に触れる機会が多く、大宮の氷川神社や、見沼の氷川女体神社にもお邪魔するようにもなり、とても大好きな神様なのですが、このブログを読んで、とても感動して胸がいっぱいになり、更に大好きになりました。
素敵なブログを、ありがとうございます
amenouzmet様も、素晴らしい宝の人ですね
返信する
字瑙水斗琉さんへ。 (amenouzmet)
2015-06-10 19:21:34
あららろっ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
そーですか。。
ありがとうございまする!
右脳吸い取られまちた!(>_<)/

返信する
はじめまして (まるこ)
2015-06-10 20:46:23
同じくかつこ内親王のブログからお邪魔して
読ませていただいておりました。
奥の深いお話、有り難うございます。
いつも勉強になっています(^^)
スサノオノミコトは大王なんですね♪
失礼しました(^^)/
返信する
まるこさんへ。 (amenouzmet)
2015-06-10 20:49:42
にゃんとまーーーっ!∑(゜Д゜)
初めまして!
そうなんですよ。大王と呼ばれていたのですね(^_^)ええ。ええ。
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