雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

線引き

2012-11-08 04:42:39 | 願い
いやーー......今日は......
大きなアーティストプロジェクトで
一つ重大なトラブルが起きたりなんかしまして......
正確にいうと、
トラブルになる前に何とか解決したというか、防げたというか......
まぁ、本当に

「ギリギリセーフ!」

なんて状態でした......ε-(´・`) フー
一件落着。。
この件の担当スタッフさんが今日、
僕の所に相談に来た時にはこう言ってました。

「......一週間前から気になっていたのですが、、
明日までに解決しないと大変だと思います、、、、」

いま、もう、その「明日」なのですが......
まぁ、事の詳細をしっかりと聞いてみると、
この相談に来たスタッフさんに何か業務的な失敗や
落ち度などがあるわけでは決して無くて。
むしろ、被害者的な要素の方が多くあるような感じでもあって。
自分のプロジェクトにどことなく

「心配な雰囲気がある」

ということを以前から感じつつも、実際、
コトが起きる寸前迄その心配事は流し置いていて。

「ギリギリ迄様子を見ていました、、」

なんていうことでした。
ここで僕の中に浮かび上がってきたもう一つの問題は、

「問題の予測が出来ていたのにも関わらず、
ギリギリの所に来る迄そのままにしていた真の原因は何なのか?」

ということでした。
その原因を突き詰めていくと実は、

「仕事相手と自分との間で、
業務範囲や責任範囲に関しての線引きをとても強くしていたこと」

という部分にあるということに今回は突き当たりました。
そんな業務や責任に関しての「強い線引き意識」が、
実は今回の問題の原因の一つにあるのではないか......と。
問題発生直前まで解決にあたる動きをしなかったことの根本原因には
そんなことがあるのではないのか......と。
問題解決後に、そんな話しをそのスタッフさんとしました。



線引きをしっかり設ける。



それは一見何の問題も無く、
むしろ必要で大事な考え方と思えるようなことかもしれません。
それも否定はしません。
間違いではないと思います。
ただ、自分以外にも多くの人が関わるプロジェクトともなれば、
そこで「あるレベルを超えた」大きな問題が起きたりすると、
最終的にそれは

「誰が間違えた」
「アイツが悪かった」
「私に間違いは無かった」

......なんてことだけでは済まされない状況となるのは明白なことですし。
そんな状況においては、きっと、
それに関わる全ての人達に何らかの形で、何らかの影響が及び。
それぞれに何らかの問題が降りかかっていくものだとも思います。
そんな予測が出来る問題を解決していくには、防ぐには、

「線引きをしっかり守る」

という考え方だけでは限界がある、
問題を解決出来ないことがある......ということも、
経験上、また事実であると僕は思っています。
そんな状況においては、

「ココまではあなたの責務」
「ここからが自分の責務」
「ここまでやってもらわないと、そこは自分の責任ではないだろ」

そんな線引き意識を時に飛び越えることが大事になると思います。
そんな線引き意識を必要以上に持ち続けることによって
起きる問題もある様に思います。

「地球に国境なんて無い」

......なんて、
色んな人がテレビや本などでたまに話されたり見かけたりします。
勿論

「そのとおり!」

と思うようなことではありますが、もしかしたら、
そんなことを伝えるには漠然と大きな視点から話すのではなくて、
むしろ、それぞれの普段の生活の中における諸々の出来事において、
そう言った

「線引きをし過ぎない」

ということの重要さを説いた方が理解しやすいと思いますし。
そんな実践を多くの人が行っていった先に初めて、

「地球に線など引かれてはいない」

ということの実現や実感があったり、

「国境は無い」

なんて言葉の意味に
真に目覚めていくようなことに繋がっていけるのかもしれないな......
とも思います。

生命の生まれる根幹理由の一つに
「自己を表そうとする衝動」
というモノがあるのだとすれば、
「個体間の違い」というのは必然的に生じるものであって。
「何かが違う」という個体同士が同じ世界で心地よく生きていくためには、
「区切り」というものはとても大切で必要なことだとも思います。
自身も含め、それぞれ多様な存在を尊重していくこと。
それでも、その区切りの外側には
多様な個体や生命などと繋がって存在している大地や空や水や空気があって。
そんな共有されているモノ達が侵されそうな時や、
問題が発生しそうな時には、
時に「区切り」という概念を無きモノとして、
引かれた線も踏み超えていくような行動も必要になるのではないかと思います。
時に自他を分ける区切りを無くして、
相手の領域に立って考え、
動かなければいけないようなこともある様に思います。



そんな事をしている時には、
自ずと「区切りの線」は消えているのだと思います。



そんな事を考えさせられた一日でした。



勿論!



出来事の詳細は話せませんが。。( ̄ー ̄; アセアセ......



空から見る景色。
いつも心の何処かに置いておきたいものでございます。
ぶひぶひ。。


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