続けます
僕はこの対策変更には反対です。基本的に一気に患者さんがでないだけでも意味があるのです。それが分かっていないのであれば、厚労相失格です。
週内にも対策切り替え=「季節性と変わらず」-新型インフルエンザ・舛添厚労相
5月18日18時14分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000128-jij-soci
新型インフルエンザの感染者が急増した18日、舛添要一厚生労働相は同省内で記者会見し、政府の専門家諮問委員会から新型インフルエンザは季節性と大きく変わらないとの報告を受けたとして、週内にも対策を切り替える方針を示した。軽症患者の自宅療養などを検討する。
舛添厚労相は、致死率の高い鳥インフルエンザを前提とした政府の行動計画は実態に合わないとし、「軽めの症状に合わせた形の対応に変えたい」と述べた。
行動計画は現在の「国内発生早期」段階では、軽症者も含めて患者全員の入院を定めているが、今後は軽症者の自宅療養を認める方向。また、感染の疑いのある人が発熱外来だけでなく通常の病院を受診できるようにすることや、感染者と接した人にタミフルを予防投与する原則の見直しも検討する。
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僕は個人的に新型インフルエンザの怖いところは「免疫が全くない」ことだと思っています。
はっきり言えば「毒性」は低くても患者数が多くなれば死亡数は増えますし、それだけでなくインフルエンザの患者数が一斉に増えれば他の患者さんが診れなくなります。
何が言いたいかって、それだけの余力が日本の医療にはないと思います。
医師も看護師も足りない中、インフルエンザの患者が大発生したら「他の疾患」の患者さんを見れなくなっていきます
また、僕が血液内科という分野の医者だからさらに気になるわけですが、血液疾患、膠原病などで免疫抑制剤やステロイド剤を使用している患者などインフルエンザにかかったら致死的になりかねない人たちに感染率を上げるようなことはしてほしくないとも思っています。
一斉に発生しないだけでも意味があります。
対応を「入院」ではなくて「在宅でタミフルを飲んで安静にしている」というのは賛成ですが、患者数が爆発的に増えかねないような対応を取るのは「ただのおバカさん」だと思います。
僕が間違っているかどうかはわかりませんが、そういう懸念は強くあります。
ですから、在宅治療を中心とすることには賛成しますが、感染拡大防止を続けることには大きな意味があるということを再認識してほしいものです。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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そうでなかったら厚労省なんて意味がないと思っています。
他にネタにする記事があるか探してみますね。
それでは、また。
P.S
一応、新インフルエンザネタでこんな記事を読みました・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000652-san-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000625-san-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000074-san-soci
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/254923/