こんばんは
昨日は帰って来てから体がだるくて、記事を書こうと思っても書けませんでした。
正直・・・
「たかがビール一杯で酔ってしまったのだろうか?疲れているのかな?」
と思っていたのですが、結局翌朝もだるさが取れず・・・。腹痛、下痢などの症状もあり(食中毒の可能性は無きにしも非ずですが、たぶん違うと思います)…ちょっとしんどい一日でした。
しかし、代わりがいないというのが現実で・・・
今日の実際の勤務状況はこんな感じ・・・。
朝一番に患者さんの回診をし、その後何人かの動きのある患者さんの対応をしていました。その中の一人・・・の患者さんが急に脳神経症状が悪化してしまったため、朝からバタバタと指示を出していきました。
その最中にもおなかの調子がいまいちで、食事もまともにできないけど働かないわけにはいかないし、当直室内のトイレに行ったり来たり・・・・(品がないな~)
看護師さんが
「先生・・・・って、あれいないな。さっき入っていったと思ったのに」
などと言ってはいなくなります。
そんなドタバタした状況の中、他科の患者さんの相談があったり(2件)、9月の骨髄採取のドナーさんの術前健診があったりなど…休む暇も何もなく…少し夕方ぐったりしていました。
夕方からは少し調子が良くなってきて、「ニチレイ」の350円のたこ焼きを食べ…少しおなかが膨れました
しかし、ここからまた患者さん(AML再発で再寛解導入やったけど、No CRの患者さん)に今後の計画を説明したり、いろいろやっていました。
僕は夕方調子が良くなってきましたが、脳神経障害が出てきた患者さんの症状が良くなっていくとよいのですが・・・・。
さて、今日はこの記事を紹介します CBからですが、いつの時代を基準にしているのだろうか…というのが現場の意見ではないかと思っています。
医師、看護師とも「充足」の病院は8割強 http://www.cabrain.net/news/article/newsId/23516.html
厚生労働省はこのほど、2007年度の医療法第25条に基づく立ち入り検査の結果を公表した。それによると、医療法に規定された医師と看護師の標準数を共に充足している病院は85.4%で、前年度から2.1ポイント増加した。
これは、病院が医療法で規定された人員や構造設備を持ち、それを適正に管理しているかについて検査するもので、今回は全国の8268病院を対象に実施した。
それによると、医療法に規定された医師の標準数を満たしている病院は86.9%で、前年度から1.9ポイント増加した。
地域別に見ると、「北海道・東北」70.6%、「関東」91.7%、「北陸・甲信越」82.1%、「東海」91.0%、「近畿」95.3%、「中国」87.0%、「四国」84.4%、「九州」88.9%となっており、全地域で前年度よりも増加した。
病床規模別では、200床未満の病院で80%台だったのに対し、200床以上では90%を超えており、特に500床以上では97.7%に上っている。 また、看護師(准看護師を含む)については98.8%で、前年度から0.3ポイント増加した。 地域別に見ると、「北海道・東北」98.4%、「関東」97.5%、「北陸・甲信越」98.3%、「東海」98.8%、「近畿」98.9%、「中国」99.6%、「四国」99.8%、「九州」99.7%で、「北陸・甲信越」を除き軒並み前年度よりも増加した。
病床規模別では、「50-99床」「200-299床」が98.3%で最も低かった一方、「500床以上」は100%だった。
また、医師と看護師の充足率が共に100%以上の病院は85.4%で、前年度から2.1ポイント増加した。一方、共に100%未満だった病院は0.4%だった。
病床規模別では、共に100%以上の病院は、「99床以下」81.1%、「100-199床」85.6%、「200-299床」88.0%、「300-399床」90.2%、「400-499床」89.3%、「500床以上」97.5%だった。 また、調査項目全体で最も適合率の低い項目は「医師数」(86.9%)で、「職員の健康管理」(87.1%)、「患者の相談に応じる体制」(92.6%)、「薬剤師数」「安全管理の指針整備」(共に92.8%)も低かった。
更新:2009/08/03 18:27 キャリアブレイン
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医療法の標準医師数・・・・ねぇ
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/03/s0311-5a5.html
http://www.mhlw.go.jp/za/0731/a57/a57.pdf
http://www.mhlw.go.jp/za/0731/a57/a57-01.pdf
僕は大学病院勤務ですが・・・入院患者数は今一番少ない時期で9名、多くて16名とか・・・・。しかも、検査とかの入院がいない「急性白血病」などでの治療入院の患者さんがその人数います。
外来で・・・・最近分散させたり、他の曜日に隠れ外来を設けて何とかしていますが、少なくても27,8名はいますが・…そうすると、この標準数よりも常に多くなりますけど・・・?
上記にあげたURLの一番下は今回の報告文書なんですが・・・調べた施設は94%だそうです。
その中の「医師標準数」に対する配置状況・・・で100%以上の施設が87%になります。地域によっても異なりますが、全国平均では150%以上の病院施設が最も多いことになっています。
このDataを見ると「偏在」になるのかもしれませんが、現実的には明らかに「不足」・・・「絶対数の不足」です。
どう考えても「標準数」がおかしいとしか思えないのです。
そもそも「標準数」を算定した根拠はよくわからないのですが…
昔は死んでいたであろう人を助けられるようになっています。それは病棟の重症度の上昇につながっています。
昔だったら・・・おそらく悪性リンパ腫も入院で治療しているでしょうが、今は支持療法が充実してきたので…多くの人は外来などで治療しています。
そうすると「悪性リンパ腫」よりも重症度の高い「急性白血病」を主体とした入院診療になります。
僕が研修医のころ、うちの大学は悪性リンパ腫の入院も多かったのですが・・・・今は骨髄移植をしている患者さんを含め大半を白血病が占めてきています。
白血病の患者さんの重症度は…油断ができない(悪性リンパ腫だから油断するわけではないのですが・・白血球が数百・・・と測定不可とでは全く感染症で死ぬリスクは異なります)のです。
そんな患者さんが主体になってきている=同じ数の医師では通常診ていけない
http://blog.with2.net/link.php?602868
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そういうことになります。実際は(医師が)死にそうになりながら、患者さんを診ているわけですが・・・。
医師標準数…もう一度いろいろ考えなおした方が良いと思います
さて、明日も今日の延長でバタバタしそうです。何故か自分の患者さんは結構落ち着いているというのが・・・・何とも・・・
さぁ、明日も頑張ろう!