こんばんは
帰ってきました。
今日は朝から非常に忙しかったです。
予約の患者さん30名以上に加えて・・・
「先生、新患3名来てます」
朝一番に言われ・・・・
「は~い」
・・・・数分後
「また、一名きました」
しばらくして
「今度耳鼻科から来ました・・・」
・・・・・・・・・・
「先生、今度○○が・・・・」
「いい加減にしてくれ~。いったい何人来ているんだ?」
流石に新患が10名・・・・になると予約の患者さんの対応の合間合間にやるにも限界があり病棟へ・・・ヘルプコール
その後、血液内科のカンファレンスがあり・・・・重症患者等の治療方針を固めておりました。
その後も忙しく・・・・結局今になりました。
さて、昨夜は結局1時過ぎに寝たのですが、その時に紹介しようと思っていた記事を紹介します
医師不足解消へ期待感 衆院選 各党、改革公約に医療現場
8月26日15時29分配信 京都新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000028-kyt-l26
全国の産科や地方病院で医師不足が叫ばれる中、各政党はマニフェスト(政権公約)に医療体制の立て直しを盛り込んでいる。「医師養成数の増加」には現場から期待の声が上がる。一方で、臨床研修制度の見直しへの不安や、現場への早急な人員配置を求める声も多く、医療関係者は公約の行方を慎重に見守っている。
医師不足は、2004年に新人医師の臨床研修制度が始まって以降、深刻になった。都市部の民間病院での研修希望者が増え、人材の減った大学病院の医局から地方への医師派遣が困難になった。特に、産科などは厳しい労働条件や医療訴訟の多さで敬遠され、人材の育成や確保が課題となっている。
こうした現状を受けて、大半の政党がマニフェストに医師数の増加を掲げる。人口当たりの医師数を先進国並みにするため「養成数を1・5倍」とする政党も多い。医師不足に悩む舞鶴市内の病院の幹部は「大いにありがたい」と評価しつつ、「数を増やしたところで地方に医師は来ない。派遣体制や若手医師が地方に根付くシステムをつくる必要がある」と指摘する。
また、多くの政党は臨床研修制度の見直しにも言及しているものの、具体案を示しておらず、現場からは不安が聞かれる。国は今年2月に都道府県別の研修医の上限を人口割りで決めたが、割り当てが減る京都府などの反対で来年度からの実施が先延ばしされた。
毎年約20人の研修医を受け入れている京都第一赤十字病院(京都市東山区)の中田良則・総合周産期母子医療センター長は「臨床研修制度は日本の医療の底上げにプラスになっており、軌道に乗り始めたところだ。現状を無視して(人口割りの)机上の空論で医師を割り振るのは難しい」とくぎを刺す。
京都大大学院の小西郁生教授(産婦人科)は「(養成数が増えても)学生を強制的に産婦人科医にすることはできない。ただ、学生は産婦人科に興味がない訳ではなく、むしろ強いやりがいを感じている。現場の高いリスクに見合う手当をすれば、志す学生は増えるだろう」と話している。
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実際、様々な診療科でやりがいを感じる学生は多いです。学生だけでなく、研修医だって「現場」がこんな状況でなければ「やりがい」や「興味」など純粋な気持ちで診療科を選択するでしょう。
今の医療体制は「リスク」に対して・・・実際の勤務状態に対しての適切な対応は当然されておらず、リスクを分散させるための方法も取られていない(というよりは医療崩壊進行中で対応不能である)。
その現状によって・・・より「リスクが少ない」という場所が好まれる・・・というものがあるかもしれません。
もっとも、全員ではなくてリスクがある診療科でも志す人間はいるでしょうし、リスクがない診療科に行く人が全員が全員・・・志が低いわけでもリスクを避けているわけでもない
もしかすると一部に・・・そういったリスクや勤務環境、QOMLの追求などからそういった選択肢をした人もいるかもしれません。
ただ、それは「ヒト」としては当たり前の行動で、好き好んでリスクにぶつかっていくのは・・・まぁリスク以上の何かがなければやらないですよね。
ただ、リスクに応じた手当だとか、リスクを下げるような何かを行えば・・・当然希望者は増えると思います
そう言う手をどこの政党が打ってくるのかは知りませんが・・・・。
さて、明日の夜(というか、すでに今日ですね)は当直です
病棟を何とか守りたいと思います
では、また。
P.S この記事も紹介したいです
新人看護職の卒後研修に32億円強―医政局概算要求 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000011-cbn-soci
では、また