新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

旧体制へ逆戻りか・・・・:僕はそうなると反対だな・・・

2009-02-20 01:14:28 | 医局制度改革・医学教育改革

こんばんは

 

先程帰ってきました。

 

今日は実は23時半に一度帰ってきたのです。そして服を着替えて、PCを立ち上げ・・・歯を磨いている途中で病棟から電話があり戻りました。

 

今日は雨だし、

「帰ってきた直後かよ」

という思いもありましたが、仕方がありません。必要なのであれば・・・。

 

さて、昨日に引き続いて「新臨床研修制度改革」の話です

<医師臨床研修>1年に短縮可能に 必修科目減…見直し提言

2月18日20時25分配信 毎日新聞  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000082-mai-soci

新人医師に義務付けられている臨床研修について、厚生労働省と文部科学省の専門家検討会(座長、高久史麿・自治医大学長)は18日、研修プログラム弾力化による必修科目削減と、都道府県別の募集定員設定を柱とする見直しの提言をまとめた。今の医学部5年生が卒業する10年度から導入される見通しで、医師法で2年以上と定められた研修期間を実質1年に短縮することも可能になる。04年度から始まった制度は、わずか6年の運用で大きく転換する。  

 

両省は必修科目削減によって、研修段階から現場の働き手になってもらい、医師不足解消につながることを期待する。だが、医師育成の観点から現場の反発も招きそうだ。  

研修医は、以前は大半が出身大学に残ったが、現行制度では約半数が一般病院を研修先に選ぶ。新人医師を一元管理できなくなった大学病院が地域全体の医師配置に力を発揮できなくなったことが、医師不足を加速したと指摘されている。  

提言では7診療科あった必修科目を、内科(6カ月以上)▽救急(3カ月以上)▽地域医療(1カ月以上)に削減。外科、精神科などは「選択必修」として2科目を経験させる。残りの約1年は、従来通り各診療科を回っても、特定の診療科だけを学ぶプログラムを組んでもいい。選択によっては2年目から、身分上は研修医ながら実質的に専門科の医師として働くことが可能になる。  

また、各病院の募集定員合計が卒業生数よりはるかに多く、地方が軒並み定員割れの現状を是正するため、都道府県別に定員の上限を設けることも提案。各病院には都道府県枠の中で定員を割り振るが、大学病院には十分な数を与える調整が必要だとした。大幅に減らされたり研修の指定を取り消される病院には経過措置を設けるとした。  

一方、必修が減っても診療能力の水準が落ちないよう、卒業前の医学部教育の見直しや研修医の到達度を評価する仕組みの工夫も求めた。【清水健二】  

◇解説 現場に反対根強く  

臨床研修制度の見直しは医師不足対策が最大の目的と言えるが、結論を急ぐあまり医療現場の広い賛同を得ておらず、実効性は不透明だ。  

現行制度には、若手医師が安い労働力として酷使され、広い視野が育たない大学病院の弊害を除く狙いがあった。ある程度成功したが、大学病院の地域への医師派遣機能を弱める結果になった。  

見直しの柱である(1)実質1年短縮の容認(2)定員の都道府県枠--には、研修医を都市部の総合病院から出身大学へ呼び戻す効果の期待がある。だが研修先を自由に希望できるという「パンドラの箱を開けた」(嘉山孝正・山形大医学部長)以上、大学病院に戻る保証はない。研修は大学で受けても、医局の体質が合わなければ2年後には離れてしまう。  

しかも、研修の実質短縮で、総合的な診療能力が育たなければ本末転倒だ。検討会でも必修科の削減には最後まで反対意見があったが、事務局の国側は押し切った。  

医療界は、卒業前の実習と卒業後の研修が連動した医師養成が必要だとする点では一致している。国は臨床経験の不足が問題とされる医学部教育の見直しにも着手したが、導入は早くて10年度の入学生からになる。日本病院会の堺常雄副会長が「臨床研修だけ手を付けるのは時期尚早ではないか」と指摘するように、拙速さは否めない。

【清水健二】

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実際のところ、目的が大学病院へ医師を再び集めるということになっているのであれば(たぶんそうなんですけど)、反対ですね。

 

僕は「新臨床研修制度」で意味がないと思う「産婦人科・小児科・精神科」などの研修には反対ですが、大学病院に医師を集める必要があるかについては

それは大学病院に魅力がないからでしょう

と言わざるを得ない。

 

 

そもそも、大学病院の医師(特にスタッフ)の待遇が悪いのだから魅力なんて出るわけもないのですけど・・・・。

 

そういう意味で本末転倒なんだと思います。

 

この機会にいろいろなものを見直せばいいものを「旧体制」へ戻ろうというのだから性質が悪い・・・。

 

保守派の台頭というところなんでしょうね。頭が固いというかなんというか・・・。

 

僕の基本的な意見はBlogの各所に書いていますので…

 

今日はDay0だし、当直でもあるのでここらで失礼します

 

しかし、本当に保守的な体質の国だな…ここは・・・・・。

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では、また。 

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新臨床研修制度変更へ・・・・・

2009-02-19 00:17:11 | 医療

さて、続けます

 

僕らの学年から始まった新臨床研修制度、良きにしろ悪きにせよ個人差が大きくなる制度だったように思います。

 

その変更案が提示されたようです

基本研修、1年で修了=医師不足解消へ臨床制度見直し-厚労、文科省

2月18日19時27分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000142-jij-pol  

医師不足を招いた一因とされる臨床研修制度の見直しを議論してきた厚生労働、文部科学両省の有識者検討会(座長・高久史麿自治医大学長)は18日、最終報告書をまとめた。必修を7科目から5科目に減らした上で、基本的な診療能力を身に付ける研修は原則1年で終え、2年目は専門診療能力を養成する内容に変更する。 

専門分野を従来より早くから学ぶことで、早期に産科や小児科など人手不足の専門医を育成するのが狙い。報告書を受け、両省は省令改正など必要な手続きを行い、2010年度に研修を始める新人医師から新しいプログラムを適用する。 

新制度では、研修1年目に必修の内科と救急を最短9カ月で実施。これまで必修だった外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科の中から2科目を選択必修として選ぶ。 

2年目は、地域医療1科目のみを必修として、最短1カ月で行い、これ以外の研修については、各病院の判断でプログラムを弾力化する。 

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<医療制度改革案>初期研修1年に短縮 医師会がまとめる 

2月18日21時47分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000107-mai-soci  

日本医師会は18日、総合的な医療制度改革案「グランドデザイン2009」をまとめた。緊急的な医師確保対策として、現行2年の医師の初期研修期間を1年に短縮したうえで、その間は卒業大学のある都道府県の「地域医療研修ネットワーク」に所属し、地域医療の全体像を経験させることなどを提言している。07年に公表した提言を補完したものだが、消費税増税の必要性をより強く示唆したことも特徴だ。  

75歳以上の後期高齢者医療制度については、名称を「高齢者のための医療制度」に変え、税負担割合(現行5割、5.1兆円)を9割にアップ。残り1割には患者の窓口負担と保険料を充てるとしている。現役世代の医療費を全額保険料で賄うことで浮く税財源4.8兆円を充当するが、それでも不足する約8000億円分は「消費税などの新たな財源の検討」で補うという。【吉田啓志】

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変更点で内科と救急を主軸にもっていったのは僕は良いと思います。もちろん、様々な考え方はあると思いますが・・・

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なかのひと 

僕は産婦人科、小児科、精神科が外れたことは評価してよいと思います

 

麻酔科は外科志望者は研修するべきでしょうし、外科も外科志望者は研修するでしょう。実は内科志望者も麻酔科は研修した方が良いように思います。外科に関しても外科にどのような状況になったら相談するべきか、手術適応がどういったものがあるのかを知っておくことは重要だと思います

 

そうすると選択とはいえ、皆、外科・麻酔科になったりして。

 

昨日も2時ころだったから、少し眠くなってきました。

いろいろ書きたいこともあるのですが、今日はこのあたりで失礼します。

 

では、また

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麻生政権も終了か:北方領土問題などでまた・・・・

2009-02-19 00:01:13 | 複合記事

こんばんは

 

今日も一日が無事終わりました。

月曜日から水曜日(今日)まで末梢血幹細胞採取をやっておりました。自動設定ではLossが多すぎるので、ほとんど視認でハーベストをしていました。 だから大変です。

 

朝プライミングをして、患者さんたちの採血Dataを確認して、教授回診用のサマリーをチェックしながら、SPECTRAのアラームが鳴ったらハーベストをして・・・・

 

で、終わったら幹細胞を処理して保存して、その後研修医とともにルンバール(腰椎穿刺)をして・・・・(期待したより慣れていなかったな・・・。研修終了の週でなければ鍛え上げておいたのに・・・。)

 

その後はシビア~なムンテラ(インフォームドコンセント)をして・・・

 

こちらとしては患者さんの時間であるから有効に使ってほしい。だから、現実の問題と今提案できる選択肢を提示して、自分であればこうするけど…どうしてもこういった可能性はあるから・・・ というような話を1時間半かけて・・・・。

 

「緩和ケア」「抗癌剤変更して試す」「ミニ移植などで博打を打つ」という話をせざるを得ませんでした

 

そうでないと患者さんの時間を奪ってしまうかもしれないから。患者さんはわかってくださったようでしたが・・・・

 

医者というのも残酷な職業だと思います。ただ、夢を見させているのは優しいかもしれませんけど、もっと残酷なことにもなってしまうかもしれないから・・・

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なかのひと 

さて、そんな重い毎日(明日も重い話をしないといけないのか・・・・)を過ごしていますが、おおむね元気に頑張っています。

 

さて、今日はまず政治の話から。 北海道出身(生まれは実は違うけど)のため、どうしても北海道の話は気になります。例えば某財務大臣の辞任の話とか(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000114-san-soci)北方領土問題は気にかかる人間です。

 

首相、「領土」解決へ意欲=苦境脱出へ焦りも-日ロ首脳会談

2月18日19時2分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000139-jij-pol  

麻生太郎首相は18日、ロシア極東のサハリン(樺太)で行ったメドベージェフ大統領との会談で、懸案の北方領土問題について「今の世代で解決」することで一致した。首相は「戦略的な関係をロシアと構築する上で重要な一歩」と述べ、会談の成果を自画自賛。中川昭一前財務・金融相の辞任で自民党内に動揺が広がる中、一層の苦境に追い込まれた首相からは、外交をてこに失地回復を図ろうとする焦りものぞいた。 

「役人に任せていては駄目だ。政治家が解決する以外方法がない」。首脳会談を終えた首相は記者団にこう語り、大統領との間に個人的信頼関係を構築し、政治主導で領土問題解決を目指す決意を表明した。 

その上で、大統領が会談で提案した平和条約締結交渉加速のための「独創的で型にはまらないアプローチ」の内容に関し、「向こうが2島(返還)、こっちが4島では全く進展しない」と踏み込んだ。 

首相発言は、ロシアが1956年の日ソ共同宣言を根拠に「歯舞、色丹2島返還」以上の歩み寄りを拒んでいることを念頭に、こう着状態打開のため柔軟対応も辞さない考えを示したものだ。 

しかし、これは、4島とも日本固有の領土としてきた政府の立場を変えたと受け取られかねないのも事実。日本側は「これまでも4島の帰属の問題が解決されれば、(実際の返還時期などには)柔軟に対応する考えを示している。基本方針に全く変更はない」(政府筋)と早速、火消しに追われた。 

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とことん、問題を引き起こす首相ですね・・・。

 

大きい二つの島を取られたら日本の国土は減りますし、経済水域なども減少・・いいこと何もなしでしょう・・・。

首相の発言によって政府自体が迷走していくのは、この時期流石に痛そうですね。だから、こんな記事も出るのでしょうね。

 

公然と退陣論、「麻生離れ」加速=厳しさ増す政権運営

2月18日21時31分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000205-jij-pol  

自民党内で18日、麻生太郎首相の退陣を求める声が噴出した。中川昭一前財務・金融相の辞任で求心力をさらに低下させた首相の下では、次期衆院選は戦えないとの危機感からだ。これに対し、首相は景気対策を盛り込んだ2009年度予算案の年度内成立に全力を挙げ、政権浮揚の糸口を探る考えだが、政権維持は厳しさを増しつつある。 

同日の津島派幹部会は「政権は崩壊過程だ。これでは選挙は戦えない」といった首相批判が続出。参院幹部は「違う人で衆院選を戦うのがベスト」と指摘、09年度予算案成立後の首相の退陣を暗に求めた。また、衆院当選3回の後藤田正純氏は党本部で記者団に「信頼に足る人を立てて最後の戦いをしないといけない」と早期退陣を要求。山本一太氏ら中堅・若手が同日夜、都内で開いた会合では「首相を代えるべきだ」などの意見が相次いだ。 

党内から首相の退陣を求める声が公然と上がったのは初めてで、「麻生離れ」が進んでいることを裏付けた。こうした動きについて、河村建夫官房長官は同日午後の記者会見で「今がどういう時か考えてもらいたい」と結束の必要性を強調。その上で「皆さんが元気が出るよう、政策実行に全力を挙げる」と景気回復に最優先で取り組む方針を重ねて示した。 

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組織票が主体の自民党。そろそろ団体としての利益ではなく、国民に対する利益を考えて選挙をやりませんか?

 

僕も最近いろいろ考えています。

 政治家は「誠実」「正義」にある程度立脚してほしいものだと

 

誠実さは「だまして人に害を与えない、清く正しく思考すること」です。国民をだますような政治家がいては国は成り立たないでしょうし、正義というのは「不正をしたり、自分の義務を遂行しないで他人に損害を与えないこと」ですけど、最近はその傾向が強くないかと思います

 

国に対する危機感が足りないのではないかと・・・・。

 

そんなことを思いながら、医療現場の一線で頑張っています

 

次の記事に行きます

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祝「新Blog1周年」:応援ありがとうございます

2009-02-18 01:26:47 | Blogを書く理由

続けます

実は2月18日は福島大野病院事件のあった日ですが、昨年の今日・・・この日に合わせてBlogを再開いたしました

 

今日でちょうど1周年になります。

 

M3 Blogのようにアクセス数が増えやすい環境ではない中で、最近は常に1000アクセスをいただけるようになってきました

 

また、多くの方々にコメントをいただき、本当にありがたいことだと思っております

 

このBlogは今の医療問題に関して考えていることを発信するとともに、実際の若手医師の生活状況などを知ってもらえればと思い、書いております。

また、僕の死ぬまでに何かを残しておきたいという思いと、一日一日最期の日であるという気持ちで「遺書を書く」ごとく何かを残したいという気持ち、誰かの役に立つ何かを書けないかという気持ちで書き続けております

 

 

 

引き続き現場の若手医師の一人として意見を発信していきたいと思いますので、今後とも応援をよろしくお願いいたします

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それでは、また。

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2日スキップ!

2009-02-18 01:20:37 | 医療

こんばんは

 

今、病棟から帰ってきました。

今日もどういうわけか病棟は落ち着かず・・・。

 

いつも思うのですが、何か悪いことは連鎖するというか、何というか・・・

 

 

抜管し人工呼吸器から外れたものの、入院前から悪かった腎臓がさらに悪化している患者さんはいるし、突然血圧が下がったり、呼吸状態悪化したりと…落ち着きませんね~。

 

そういう診療科かもしれないですけど、負の連鎖が起きているような気がする。

 

さて、先ほど気がついたのですが・・・・月曜日、火曜日と2日連続で記事を更新しなかったのは今までで初めてだと思います

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なかのひと

忙しかったからな~。

予想通り呼び出されて、夜中に確認して、出棺は3時半だったし・・・。

 

それに患者数削減命令が出ていますが、結局この周辺でうち以外に血液診療しているところがあるわけでもなく・・・・病床数よりも5名位は多い状況が続いています

 

忙しいのは構いませんが、閉鎖されている病床を何とか使用させてもらえないものかと・・・・思ったりしますね。

 

経営などの問題はあるのだと思いますが・・・

 

それでは、また。

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ど~でもいい話:僕と寝るタイミング

2009-02-15 21:25:22 | ど~でもいい話

こんばんは

 

先程から病棟からの電話に対応しておりますが、呼ばれるだろうと思っていることはおきておりません。

 

研修医から電話があるたびに

「その件は・・・・ということもできる。また、腎機能を考えるのであれば、そしてあくまで感染源が○○だと考えて嫌気性菌をターゲットにするならば・・ほとんど肝臓から排泄されるクリンダマイシンを使ってみては?アミノグリコシドは確かに腎機能を考えると使いにくいし、血液培養で陽性になってからでも遅くはないだろう

・・・ところで▽さんのVitalなど教えてくれない?」

などと、何回か尋ねておりますが、もう少し時間がありそうです。

 

しかし、寝るタイミングを間違えるとすごい疲れた状態で起こされますし・・・さっさと寝るか、それとも起きて呼ばれるのを待つか・・・・

 

ただ、寝るという「生理的欲求」を満たすのに「タイミング」を測らざるを得ないのも悲しいですが・・・・

 

まぁ、そういう職業だし・・・・一つの「生」を見届けるのは重要な仕事だと思うから・・・・

 

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ということで、僕はいったん寝ます。

 

たぶん12時過ぎに呼ばれるような気がする・・・。

 

では、また。

 

P.S 今までは再びスライド作りをしていました。今週中に、今作っていたスライドを含めて2つ完成させなくてはならないのです。困ったものだ・・・。

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ど~でもいい話:僕とマンション勧誘

2009-02-15 17:52:35 | ど~でもいい話

こんばんは

今日も朝から病院です。病棟での仕事を終えて・・・また、呼び出しがあるまではしばらく時間がありそうなので帰ってきました。

 

呼び出される前にさっさっとBlogを書いてしまいます

 

さて、今日の記事は…本当にどうでもいいのですがマンション勧誘電話に関してです。

 

 

昨日もあったのですが今日も電話がかかってきました

「確定申告~でマンションを・・・。先生の税金を一部取り返せるのです・・・」

うっとうしい・・・

金をためる方法があるなら自分で実行しなさい

 

…と思いながら

「僕はそういうの興味ないんです。僕が大切なのは時間です。こうやって話あっていても話が平行線になるだけで、お互い時間の無駄ではありませんか?他の人に当たってみてください」

と話をして携帯電話を切ったところ

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なかのひと

「先生、そういう電話にきちんと対応されるんですね」

「ん、まぁ。しかし、何で俺の携帯電話の番号がわかったんだろう?

「もしかしたら僕かもしれません。昨日外科の西山先生という先生から電話があって・・・・先生の携帯番号教えました」

お前か!

 

常套手段に引かっかるんじゃないw

 

「お~い、そういうプライベート情報を流すなと言われなかったか?良くかかってくるけど、プライベートの電話を教えてほしいと言われた時は『折り返し電話させます』とか、いろいろ言い方があるだろう」

「すいません」

「今回は俺以外に迷惑かかっていないからいいけど、他の人にも迷惑掛けるようなことしたら怒るぞ?」

 と言って終わりました。

 

 

このマンション勧誘が非常に迷惑です。お金を儲ける方法があるのならば自分たちで実行しなさい。人にやらせるのはリスクがあったり、結局自分たちの利益になるからであってそんなものに時間を費やしているほど暇ではないのですよ

 

こういう活動を取り締まってほしいものです。

 

先日も書きましたが、土日に病棟にかけてくるのもいかがなものかと思いますが、それ以外にも携帯電話の番号を・・・・わざわざそういうやり方で調べるのは如何なものかと思いますよね。

 

困ったものです。

それでは、また。

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医師不足による疲弊は深刻;同感・・・・かな

2009-02-14 19:41:25 | 医療

もう少しだけ書きます

 

新生児科不足に関しての記事ですが、最後の文にあるようにあまりにも医師不足がひどくて、不足が著しい診療科は疲弊してきています。

 

僕みたいに若くて(w)元気のいい、家庭を持っていない医師でも・・・疲れますから。

 

県境越え「母体搬送」急増 新生児科医不足 宮城

2月14日10時0分配信 河北新報  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090214-00000015-khk-l04

高リスクの妊婦と胎児を診療するため高度医療機関に妊婦を移す「母体搬送」で、宮城県から隣県への移送が急増していることが13日、仙台赤十字病院総合周産期母子医療センターのまとめで分かった。新生児科の医師不足が深刻化し、新生児集中治療室(NICU)を備えた3次医療機関の負担が増大しているためだ。中江信義センター長は「新生児科医の養成を進め、受け入れ可能な施設を増やす必要がある」と訴えている。  

宮城県内での3次機関は仙台赤十字病院、東北大病院、県立こども病院(いずれも仙台市)で、NICUは計27床。2007年の県外への母体搬送は15件と、前年の5件から3倍に増えた。うち7件は3病院のNICUが満床で山形市に搬送。6件は気仙沼地区から岩手県一関市に運ばれた。08年は未集計だが、07年と同じ状況と予想される。  

県外搬送は02年ごろまで年間10―20件だったが、こども病院が開院し、東北大病院がNICUを拡充した03年は5件に激減。以降は3―5件で推移していた。  

急増した最大の理由は新生児科医の不足だ。県内にはもともと20人程度しかいないため、近年は仙台市内の中核病院でも母体搬送の受け入れが難しくなった。その結果、NICUを備えた3病院に搬送が集中し、満床状態となることが多くなった。  

加えて、NICUでの処置が必要な低出生体重児の出産が増え、3病院が軽症の異常新生児も診るようになったことから、高リスクの母子の収容能力はさらに低下した。  

気仙沼から一関への搬送が増えたのは、岩手県立磐井病院で新生児の診療が充実し、仙台より地理的に近いことなどが影響しているとみられる。  

宮城から受け入れる側も余力があるわけではない。07年に6件の搬送を受けた山形県立中央病院産婦人科の阿部祐也科長は「NICUの空きには波があり、山形がいっぱいの時には仙台に引き受けてもらう。お互いさまという気持ちだ」と言う。  

中江センター長は「県内に新生児科医があと5―10人いないと、今いる医師が疲弊する。大崎市民病院を拡充し、軽症から中等症の新生児を診られる2次機関を仙台に整備すべきだ」と指摘している。

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日本でもっとも人口当たりの医師数が少ない埼玉県・・・

内科の中でも著しく少ない診療科の一つの血液内科

 

医師数が不足しているけど、病床削減命令が出ているものの患者数は減らない状況で(つねに満床以上)やっている診療科でやっている身としては・・・

「疲弊するわな…」

と思う。

 

だって、僕がつかれるくらいだものw

 

もう少し年齢が上で、家庭を持っている方々が疲れないわけがない

 

家庭も大事だけど、患者も大事。どっちも最大限やろうとすれば倒れるでしょう。

 

僕はまだ患者さんのことを考えていればいい身ですけど・・・。

 

これが患者さんも家庭もとなれば・・今の状態ではやっていられないと思う

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なかのひと

僕のように3日間くらい帰ってこない日がありますけど・・・とか、予定を組んでいても呼ばれたら行きますけど…とか、とりあえず何かあったら呼んで…という状態で待機している人間がいるから成り立つ医療。

 

全員が普通に家庭を持っていたら成り立たないだろうな~

 

逆に家庭も医療も両立させる・・・人間としての生活と医療を両立させるにはどうすればよいか…。

 

そう思ったら「開業されていく先生が多い」理由はよくわかるというものかもしれない・・・。

 

僕はそう思って医療現場に身を置いています。

それでは、また。

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看護師不足対策の遅れ:実は診療体制縮小につながっています

2009-02-14 19:21:17 | 医療

こんばんは

今、帰ってきました。僕の予想よりもかなり遅いです

 

昨日、「ようやく寝れる」と思い帰ってきて、寝た後2時ころ電話があったようなのですが、完全に死んだように寝ていたため、全く気がつかず・・・

 

朝の6時に目が覚めて、その時に気が付きました。

 

「しまった。この電話に反応していない。今日は血液内科の上の先生が当直だからやってくれているんだろうけど、何が起きたのやら・・・・」

 

そう思い、朝一番に「てくてく」と出かけました

 

このとき想定していた「イベント」ではなく、正直予想外の軽いレベルだったのですけど…初めて目が覚めませんでした。

 

今日は…今日こそは厳しいイベントが発生しそうなので、そのつもりで待機しています。

 

朝行ってからは、ICUにいる患者の引き継ぎや急変している患者さん家族を呼び、お話をして・・・さらにICUの患者家族にも話をして、そうこうしているうちに次から次へと動かざるを得ないことが起き・・・・

 

そしてあまりにもさまざまなことが起こったため木曜日から毎日の日課である患者さん全員のところへ行くことができなくなっていたので、夕方回ってきました。

 

患者さんたちの何人かは

「忙しそうですね。大丈夫ですか」

とか

「○○ちゃん(僕は男だ!)、久々に来たな。忙しそうだったから」

と握手をされたりと、元気な会っていなかった人は僕のことを気遣ってくれました。

ありがたいことです。

 

そして・・・気がついたら18時でした。

 

う~ん、可能であれば朝まで持ってほしい・・・・。呼ばれることなく・・・・ けど、それもしんどいんだよな~。いつ呼ばれるかと思って待機しているのも・・・。

 

今日はその前にひとつ記事を書きます

 

遅れる地方の看護師不足対策

2月14日2時35分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090214-00000516-san-soci  

深刻な看護師不足により、奈良県の基幹病院が機能の一部停止に追い込まれた。県立奈良病院(奈良市)が病床休止を余儀なくされた背景には、大都市圏の病院に医師や看護師の人気が集中する医療の「地域偏在」問題がある。さらに地方の看護師不足対策は、医師に比べて「遅れている」(厚生労働省)のが実情で、関係者の悩みは深い。  

厚生労働省によると、全国の一般病院の医師総数は、平成9年の約15万6700人から、19年には約17万5400人に増加。看護師総数も9年の約43万9000人から、19年には約57万3000人まで増えている。  

しかし、医師や看護師が、患者が多く好待遇の大都市圏の病院に集中する「地域偏在」や、産婦人科や小児科など労働条件の厳しい診療科を敬遠する「診療科偏在」が著しく進んだ結果、大都市に人材が流出しやすい近隣地域や僻地(へきち)などでは、局地的に医師や看護師不足が深刻化しているという。  

都道府県別にみても、常勤換算した人口10万人あたりの医師数(19年調査時)は、最も多い高知(212・1人)と最も少ない埼玉(99・5人)の格差は112・6人と、15年調査時の108・6人から拡大。看護師の地域間格差について厚労省は「統計はないが、医師と同傾向と認識している」という。  

厚労省は21年度の政府予算案に、僻地医療を担う医師の給与を増額する予算として1億3600万円を計上するなど、地域偏在解消に直接的な財政支援に動き出している。しかし、看護師については、都道府県が新卒の看護師に研修を開催した場合の助成費7200万円などを計上しただけで、直接的な支援は見送られた。  

厚労省医政局は「医師不足は大きくクローズアップされ国の対策は進んでいるが、看護師不足対策は遅れている」としたうえで、「都道府県の取り組みによって、看護師の地域偏在は今後、拡大することもありうる」と指摘している。

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関連記事はこちらですね http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/221918/

そしてこれに関してSkyteam先生が記事を書かれていらっしゃいます。 http://skyteam.iza.ne.jp/blog/entry/914622/

基幹病院・・・うちの大学病院も基本的には「医師不足」に加えて「看護師不足」「検査技師不足」「放射線技師不足」・・・と人手不足が深刻です。 様々な理由で診療体制の縮小・・・へと進んでいます。

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと

メインは実は看護師さんの不足だったりします・・・。医師不足や他の理由もあるようですが・・・・。

看護師不足もかなり深刻で、そのために診療現場はかなり危ない状況だと思います。 もっとも医師不足も同様ですけどね。

 

今回のように同時多発になると僕一人では対応しきれませんし(と言いながら研修医を使って、何とかやっていたような気もしますけど・・・)。

 

厚労省が「看護師不足対策は医師不足対策に比べ遅れている」とおっしゃっているということですが、それは事実上「やっていない」ということではないでしょうか

 

実際、医師不足対策も遅れているのに・・・と思ってしまう。

 

臨床現場の混乱は国民の皆さんの不利益につながりますので、本当に何とかしていかなくてはならないと思います

 

とりあえず、いったん終わります。そろそろ呼ばれるかもしれませんし・・・・。

って、まだ帰ってきて1時間ちょっとか

 

それでは、また。

コメント (2)
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60時間ぶりの帰宅

2009-02-13 23:15:55 | Weblog

こんばんは

 

今日は流石に帰ってきました。

60時間ぶりです

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なかのひと

昨日も結局泊まり込みだったため、ほとんど寝ていません

今日の発表も「眠い」という感覚が先に立ち・・・・

 

もう、今日は考えられないので寝ます。

おやすみなさい

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