AN現代針灸治療

ANとは「にただあつし(似田敦)」のイニシャルです。現代医学的知見に基づいた私流の針灸治療の方法を解説しています。

頸神経叢刺激点としての天窓

2006-06-09 | 頸肩腕症状
 頸神経叢はC1~C4神経前枝からなる。頚神経叢から出る枝で臨床上重要なのは、小後頭神経と直接筋枝である。
1)小後頭神経:興奮時には、小後頭神経痛を引き起こす。
2)直接筋枝:興奮時には、肩甲上部(肩井あたり)のコリをもたらす。

 頸神経叢の直接刺激には天窓刺針を用いる。肩井部のコリに対しては、肩井直接刺激を行うのが普通だが、人によっては座位にての天窓刺針の方が効果的なこともある。天窓の取穴は、咽頭隆起の高さで、胸鎖乳突筋の後縁にとる。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿