(Ⅲ)絶対的理念または知識
— review (@myenzyklo) 2017年5月28日 - 23:43
§95
絶対知(das absolute Wissen)は、(1)外的なものとか、何らかの仕方で与えられたものとかを対象とはしない。ただ自らそのものが対象である。絶対知は
概念として存在する概念
(der als Begriff existierende Begriff)である。
— review (@myenzyklo) 2017年5月28日 - 23:48
(2)
概念は自己を己自身から構成する。しかもそれは、概念が生成としてあり、したがって生成の中に含まれている対立を、それぞれ独立に存在する諸種の実在的な諸規定の、または悟性の形式において
現すことによってである。
— review (@myenzyklo) 2017年5月28日 - 23:54
(3)
実在的な諸規定は、はじめは先ず反省の形をとり、悟性の諸規定(存在の、または現象の形態)に成るが、その弁証法はそれらの規定を本質的に互いに関係するものとして叙述するのみでなく(本質の弁証法)、またそれらが統一へと移行するもの