玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

恐ろしいものは?

2005年07月24日 | ねったぼのつぶやき
かっては恐ろしいものの代名詞として地震、雷、火事、親父といわれました。それらは今やスッカリ大量輸送機関の事故、局地的な自然災害の多発、予測不可能ともおもえるテロ、果ては戦争などに取って代わられ、 個人的には防備のしようもない不安な中で、生活しなければならない世の中になってしまいました。

 昨夕は首都圏を中心にかなり大きな地震がおこりました。我が家にお越しいただいていたパソコンの先生も、その時間帯に巻き込まれかなりの苦労をさせてしまいました。TVや朝刊をみるかぎり、点検箇所の多さと確実性を期すためには多くの人手と時間が必要のようです。
 
 先日は終戦〈敗戦〉記念日をまじかに控え、記録を通してしか知りえない戦争展を見に行きました。当時は勿論今もなお原爆の後遺症に苦しんでいる人たちがいる。苦労の果て帰国は果たしたものの言語の獲得、生活の自立に困難をきたしている人たちも多い。ある方は思い出したくないと出かけず、同行したご老人はオイオイと泣かれました。

 今や混雑している場面に遭遇すると、「ここにバクハツが起きたら」と考えてしまう習性が身についてしまっています。勿論対策など在りようもないのに・・・・・。今年も夏休みに入り、多くの人が移動するシーズンがやってきました。出国組より国内組の方が多いのは久方ぶりらしい。私は自分の人生は充分に生きて来た。せめて将来のある息子一家、娘だけは無事でありますようにと願わずにはいられない。

コメント (2)
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