玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

彼岸花のお母さんに!

2007年09月20日 | ねったぼのつぶやき

 娘が外国に嫁いだ。寒さ厳しい国に嫁いで寒さを凌げるかと心配したが、心優しい世話人の限りないお世話を受けて、たった1本ながら健気に芽を出し育ち行く写真が「彼岸花のお母さん」宛てで送信されてきた。可愛いけれどそこら中を荒らしまわるリスや、寒さよけに守られていたろう支柱を従えて花弁すら覗かしている花に、「きれいに咲いておやり」と思わず声を掛けた。

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 この花はアジア地域には自生するが太平洋を渡る彼の地では恐らく珍しい。イヤ初めて?我が家の庭先から鹿児島で手渡した球根が、あの手この手と尽くされて海を渡り、友人宅で芽吹き「37年ぶりの対面」と喜んでくれた彼女や、同様に気を揉んでくれていた同郷の友人達とのメール交換はいずれもその距離をより近く感じさせた。(カナダで初?芽吹いた彼岸花)

 しかし本当に不思議だ。草花は正確に時を得て芽吹き花咲く。こんなに記録的に暑い夏を今も尚すごしているのだが、チャント地下では次が用意されていた。彼岸花は決まってお彼岸の頃に咲く。今年は河の向う岸にも。太平洋の向う岸にも。「法則が狂う環境破壊もある」という。破壊の力はより強力という事だろう。

コメント (1)
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