庭の萩が早くも開花した。地上部は枯死し毎年新しい芽を出すことから「はえぎ(生え芽)」となりしだいに「はぎ」に変化したという。萩の字は「秋の草」なのでまさに秋の花だが、早くもこの時期に萩の花が咲きこぼれている。開花時期は6/5~10/末頃とあり長きにわたるが、やはり秋が見頃だろう。春のお彼岸に供えるのは「こしあん」の「牡丹餅」、秋のお彼岸は「つぶあん」の「御萩」と生活は季節と共にある。
孫娘二人を預り、我家は合宿所のような雰囲気が漂う。小さな客人は生活面でいろいろな違いを体験しながらそれを乗り越えて新しい環境に適応しているようだ。先日「トイレのつまり」が発生する騒ぎがあった。思い切りが必要だったが、便器に手を入れて奥へ押し込んだ。つまりは解消したかに見えた。しかし水は流れて引くのだが、持ち去る勢いに欠ける。流路が狭い部分があるせいだろう。血管の老化現象を連想してしまった。
そこで、つまりを取る道具を購入した。説明書の通り透明のビニール袋の中央に穴をあけ、そこにおわんに付いた柄を通す。しかし慣れない作業のためビニール袋の効果はなく、柄をひと押しするごとに水は床に溢れだした。なんとかつまりの解消に成功したあとで、トイレと配管の構造に興味がわきネットで調べた。道具名はいろいろあるようだが、ラバーカップはその一つだ。静かに押しつけて、勢いよく引くのがコツだ。このように研究はいつも後手になることが多い。
おしり洗浄機付きトイレは世界の中でもユニークなものの一つだろう。下の孫娘もとまどっているようだ。今朝の孫娘は大便のあと便器をおりて、立ったままの姿勢で手を後ろに回してペーパーを使っている。これを目にして洗浄機とペーパーの使い方を考える機会をもつようになった。そこには男女の違いもあるだろうか。そういえばかつて和式トイレの場合は私も手を後ろに回してペーパーを使っていた。そして洋式の今、私は便器に腰かけて小便の用を足している。