忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

落葉から

2012-11-28 | 写真

瀬田川沿いの紅葉も見頃が過ぎ、瀬田唐橋傍の大銀杏の木も美しい葉を落とし始めいよいよ冬がやってきそうな気配です。家のもみじの木はまだ少しそのきれいな葉を残し、風が吹くたびに庭を赤く染めてくれます。

でもその美しい葉をゆっくり楽しんでばかりもいられない現実が・・・

家の前の通りや溝に落ちたもみじの葉の後始末。掃き掃除する度にじーんとくる腰の痛み。整骨院に行って整えてもらっているのだけれど、少し腰をまげて袋に入れたり溝にたまった落ち葉を取る作業がこたえる。困ったものだ。

でも贅沢は言ってられない。こんなきれいな紅葉が家の中から見られるのだから、少々の苦労は仕方がない。

そして落葉からまたいろいろな事を学ぶ。人々を楽しませた後は潔くよく散っていく。そして次の年へと繋いでいく、その姿からこの世に執着を残さぬ生き方をしたいと願うがまだまだ執着から逃れられない。

もうひとつ学生時代に読んだオー・ヘンリーの「最後の一葉」を思い出す。