朝早くに表通りから聞こえてくる「きゅっ！きゅっ！きゅっ！きゅっ！」という音。何の音か耳を澄ませると あっ！これは確か子どもの履いているサンダルからの音だ。
高齢者の多いこの団地で珍しいことだ。誰か新しく若い人が引越してきたのかなと思い嬉しくなった。
可愛らしい音が通りに響きあるときは走っているのか「きゅっ！きゅっ！きゅっ！きゅっ！」は早い早い。お母さんらしき人が「アブナイよ」呼びかけていた。
一瞬 娘たちの幼かった頃 同じように音の出るサンダルを履かせ歩かせた事を思い出し懐かしく感じた。
今、世の中がいろいろなことが重なりどんどん悪くなって行き、為政者がしたい放題のように感じる今日この頃。
通りに響く幼児のサンダルから発せられた音を聞き、平穏な日々がどうかいつまでも続きますようにと願った。
