笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

発想豊かに

2010-05-20 23:09:48 | Weblog
 きのうの練習で、コートに6人を入れてサーブレシーブの練習をするときに、私の方からポイントだけ伝えた。それは、できるだけ、構えを楽にして、ゴリラのポーズで、手はコップをもつような感じにし、サーブが来たら、面にボールが当たってね、あたったらありがとうと膝をや面を下げるように言った。
 すると、それを何気なくやったらとてもきれいにあがる場面も多く見られた。技術的なことは必要最低限でわかりやすく、子どもがイメージしやすいもの、そして楽しめるものだとスムーズに子どもに入っていくのかもしれない。
 そう考えると、指導者はいかに子どもがスムーズに身体が動くよう、難しいことを簡単にできるよう、想像力や発想が豊かであることも必要なのだと思う。また、語いなどが豊富でためになる話や思わず笑ってしまうような話や言葉などをちりばめながら、子ども達を飽きさせない工夫も必要なのだと思う。
 これは、何もバレーの指導だけでなく、日頃の授業にも通じるところがたくさんあると思われる。要するに、バレーを通してなのか、授業を通してなのか、どういうフィルターで子どもとかかわり、子どもを見ていくかなのだと思う。そう考えると、日々努力である。
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人を喜ばすこと

2010-05-18 23:31:45 | Weblog
 大嶋啓介さんがメールマガジンにこんなことを書いていた。
『「幸せな人生にしかならない生き方とは、人を喜ばすことを本気でやる」
本気の定義とは、
1、人を喜ばすことを毎日やる!と決める。
2、人を喜ばすことを毎日やり続ける。途中でやめない。
3、人を喜ばすことを毎日やり続けると、楽しくてたまらなくなる。
4、人を喜ばすことを本気でやっていると人間関係が変わる。本気の人に人が集まる。
5、本気でやれば何でもできる。奇跡が起こる。
要するに、本気で人を喜ばすことをやっていると人が集まり、楽しくなります。』

 人に何かを与えること、喜んでもらえることをやるということは、私自身の生活の中で言うと、教員という仕事柄、子ども、そして保護者に喜んでもらうこと、笑顔になれるようにかかわることなのだと思う。それは、バレーの指導でも同じことで、本気でバレーの指導をすると楽しくてたまらなくなるということは私なりに感じるところでもある。子どもがいろいろな場面で主役になれるよう、花を咲かせられるよう、輝けるよう、私なりにお手伝いができればいいなと思って、日々自分自身を振り返り、自分を磨いていきたいと思う。
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子どもに気づかされる

2010-05-17 22:57:32 | Weblog
 きょうはあまり練習につけなかったが、子ども達の様子を見て気になったことがあったので、子ども達に話をしたことがあった。それは、3人一組で2人がブリッジをし、そのこを一人がくぐっていくことを繰り返したり、股をくぐったりするなどのモーションバランストレーニングをしているときに、最後までやらずに途中でやめてゴールしたり、できないのでふざけてごまかしているなという様子が見えた。
 私は、できないのはそのうちやっていればできるようになるが、できないからといってそこで努力を怠り、あきらめたり、途中でごまかすことはしないでほしいこと。それから、そういう態度は一所懸命やっている人の迷惑になるので、できないなりにやってほしいと話した。
 そういう話をしながら、だったら私の方でもっと違うメニューなどを考えたり、どすればそういう子達もごまかすことなく、あきらめることなくできるようになるか、できるようにしていくかということも考えなければならないと感じた。つまり、そういう子達がもっと意欲的になるような練習を構築していくことが大切だと感じた。少し、私が傲慢になっていたのかもしれないと反省した。確かに、今は試行錯誤の段階で、基礎工事と自分で言いながら、どういうアプローチでしていったらいいのか、迷ったりしていることもある。それでは、いい指導などできるわけがないのだが、もう一度原点に戻りつつ、改めて今の子ども達にとっての指導とはどうあるべきかを考える必要があるなと感じた。日々努力。
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心と体の準備

2010-05-16 22:42:14 | Weblog
 きのうの練習では、オーバーやアンダーなどに多くの練習をさいた。オーバーはウサギパスを意識するよう、子ども達には指先を見るように声をかけ続けた。低学年の子も少しずつ見るようになっている子が増えてきている。それから、倒れ込みパスなどいろいろなパスのドリルを行った。オーバーちょんちょん、アンダーちょんちょん、アンダー・オーバーやバナナレシーブ、姫座りレシーブなど、できる子はよりスムーズな動きに、なかなかできない子もそれなりの動きになるよう、とにかくあらゆるドリルの組み合わせ、得意なものを増やしてほしいと思う。
 後半の練習は、コートに6人を入れての攻撃からの切り返し、つなぎの練習を行った。反対側のコートでは低学年や初心者の子達が入っている。気になったのは、突っ立っている子が多かった。そこで、ボールが動いているときには構えをすること、動いているボールに正対をすることを話した。意識できている子は、動きもスムーズだが、意識できない子は、言われて気づいていることが多かった。
 バレーボールができるようになるのは、すっと構えができる、正対が自然にできるところから始まるのかもしれない。それから、細かい動き、約束事になると思う。低学年の小や初心者の子もあと5ヶ月後には大会に出ることを考えると今からこつこつと心と体の準備だけはしておきたいと思う。日々努力。
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遠足

2010-05-14 22:40:27 | Weblog
 きょうは遠足だった。子ども達に聞くと、足が疲れていたり、身体が疲れているようだった。それでも、子ども達はバレーの練習に来ている。そこで、いつもと違って疲れているけれども身体が楽しく動く練習をしようということで、まずおにごっこをしようと言うと一斉に歓声があがった。子ども達はおにごっこが大好きなんだなあと思う。スリル感、緊張感があって、単純で誰もが楽しめるものなのだと思う。いくつかのおにごっこをしたが、子ども達は疲れも吹っ飛ぶくらい身体を動かしていた。こういったおにごっこ一つとっても、身のこなしのいい子、あきらめの早い子、しつこく追いかける子などそれぞれの特徴が見て取れる。
 それから、一息つく意味もあって、座禅ストレッチ、座禅ダンスをはだしで行った。それから、お尻歩き、足指先歩きなど、股関節を使う運動も併せて行った。
 きょうも新しく体験をしたいという3年生の子が来ていた。どうやら、3年生の子が練習がおもしろいということを話して興味を持ったらしい。口コミでどんどん広がっていってほしいと思う。
 練習を見ている保護者の方は、こういう練習をしていていのかと思うようなたくさんの遊びを取り入れたものばかりである。私の方から、今行っている練習のねらいなどを発信していかなければならないと考えている。
 全日本の予選まであと一週間である。しかし、今のチームは、大会があるから調整をするという段階ではなく、個々の技術、技能、意識の基礎を固め、高めながら、チームとしての動きを自然にできるようにしていく段階だと思っている。時間はかかるが、こつこつと積み上げていきたい。日々努力。
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かかわり合うこと

2010-05-13 23:21:23 | Weblog
 子ども達には、3つのことを話した。
 一つは、人に教えるということは大切だということ。バウンドバックパスをしているときに、新しく入った子に対して、いろいろと教える場面があった。どうしたらいいのかわからず、私のところに来たが、そのまま教えるように促した。自分達の練習よりも教えることに四苦八苦していた。いろいろな場面で、かかわり合うこと、教え合うことが大切だと話した。
 2つめは、いろいろな人たちのいいところをたくさん見つけて、ほめたり、伝えていこうと話した。子ども達の中には、プレー中に「ナイス」などの声も聞かれるようになってきた。自分のことで精一杯だと思うが、いろいろな人のがんばりでチームが成り立っているということをわかってほしいし、みんなにも気づいてほしいと思う。
 3つめは、カバーされるよりカバーする人になろうということを話した。人に頼らない、やってもらおうと思わないで、自分でどんどん動いてカバーをすること。ボールを触っていない人がカバーをする人だということもわかってほしいと思う。だから、そのための準備として最低でも正対は必要であると思う。子ども達の譲り合いがまだまだ多いので、もっと、自分たちでカバーし合う雰囲気を作っていきたいと思う。日々努力。
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プラスの言葉

2010-05-10 23:35:05 | Weblog
 きょうも4年生であるが体験の子が一人来て、前半の練習をみんなと一緒に参加した。とても動きのよい子でぜひ興味があったら入ってほしいなと思う。
 きょうも前半はみっちりわくわく体操やモーションバランストレーニングなどを行い、たっぷり身体を動かした。それから、前回同様3人一組のバウンドバックパスなどを行った。2年生も6年生もパスがうまくいっても行かなくても、前回のように励ましや自分たちで盛り上がるように工夫しながら取り組むように言うと、前回よりも自然に表現をしていた。
 こういった雰囲気作りが、いろいろなメニューでも自然に「ナイス」「ドンマイ」などの声が出るようになってきた。私がかかわった最初のときはどこかよそよそしく、静かな雰囲気で自分たちで練習をしている感じではなかった。それが、だんだんチームとしての雰囲気が出てきたような感じがする。
 それから、スパイクの練習でもテイクバックやフォロースルーなどを重点的に行った。力が入っており、腕を振っているスィングが多い。力を抜くということはとても難しい。しかし、徐々に「飛んでけー」というような感じの打ち方になりつつあり、入ったばかりの子は時折いい音を出した打ち方をしていた。だからといって、すぐ実践に結びつくわけではないが、子ども達のスパイクを打つという神経回路を新しく作り替えるという点では、今は基板作りといったところだろうか。電流が走り、スムーズに動き出すよう機能していくには時間はかかるだろう。しかし、ありとあらゆる自然体バレーのドリルを行っていくことで、子どものいろいろな回路も同時に作っているので、それほど時間がかからないのではないかとも考える。
 とにかく、今はほめている。子どものいいところをどんどん伸ばしていけるようプラス、プラス、笑顔、笑顔で取り組んでいる。日々努力。
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もっと盛り上がろう

2010-05-08 23:51:24 | Weblog
 きょうは、午前中練習を行った。最初から練習につけたので、日頃なかなかできないメニューを自然体バレーのDVDを見ながら行った。まずは、わくわく体操のミドル編を行った。いくつかはやったことがあるが、初めてのものは手や足など体をどう動かしたらいいのか戸惑っていることもあったが、それでも楽しく体を動かしていた。6年生などが四苦八苦している中、入りたての2年生が体をやわらかく、体を使っているのには驚きとともにこの頃から、こつこつやっていくと自然とバレーになじんでいくのではないかと感じた。 中盤は、3人ひと組でのバウンド・バックパス、バウンド・フロントパス、アンダーなどを行った。ところが、どうも元気がないし、淡々とやっている感じである。そこで、励ましや喜びなどろいろと声をかけ合っていこう、跳んでハイタッチなどもっとチームで盛り上がっていこうと言うと、最初は照れくさそうにやっている。メンバーを変えたりしながら、もっと盛り上がるように言うと、徐々に自分達で楽しめるようになり、体の使い方もなめらかになってきたように感じた。やはり、黙々とやるよりも笑顔でやるほうが、スムーズに体は動くようである。
 終盤は、いろいろなサーブを打たせた。DVDにあるように6種類の中から、2種類を選べるように、ブロードサーブ、ランニングフローターサーブ、ジャンプサーブ、フローターサーブ、サイドハンドサーブ、スタンディング・スパイクサーブなどである。それぞれ難しいようだった。しかし、いろいろなサーブを打つことによって、自分の可能性を広げてほしいと思う。
 ふだんは、時間の制約があり、なかなか思うような練習はできないが、休日の練習は、個人的、少人数的な練習を時間をかけてやろうと思っている。きょうは、いつもと違った練習だったので、楽しかったり、難しかったり、いろいろだったと思うが、どんどん子ども達を刺激していきたいと思っている。日々努力。
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桑田さんの話

2010-05-06 22:44:31 | Weblog
 昨日に続いて、桑田さんの話を紹介する。
 高校当時、真面目な選手は絶対壊れる。1000本ノックを1本目から1000本目まで100%捕るのは不可能である。だから10本目までウワーっとやってこいつ気合い入っているなと見せて、あとは抜く。抜いた練習をやってもうまくならないというのが桑田さんの理論。それだったら、30本全力で捕った方が絶対うまくなる。要領のいい、うまくごまかせる人しか生き残っていけない。そんなのはおかしい。真面目な人ほど、どんどん壊れていく。肩、肘、膝、腰が痛くなる。学生時代は、大人が守ってやらないといけない。だから、フォームをすごく考えた。負担のかからないフォーム。だから、変化球を投げないようにした。変化球を投げると肘の負担がすごい。ほとんどまっすぐとカーブ。フォーク、スライダーを投げていたら、おそらく高校2年生で終わっていた。高校の時に監督に練習を3時間にしようと直訴していた。その理由は、チームが強くなりたい、勝つには何をしたらいいかもあるが、プロ野球選手になりたかった。高校野球でつぶれるわけにはいかない。甲子園で優勝して肩が壊れて本望と言うけど、プロ野球で10年、20年できたほうが絶対いい。何十人、何百人の人が甲子園で肩、肘を壊して野球人生が終わったか。自分を守るためにも短時間集中型がいい。それは断固として譲らなかった。
 アメリカは、シンプルに1週間に練習は20時間以内。球数は、11歳は65球まで、13歳は75球までとか決まっている。そうやって球数で守っている。大人が子どもを守るためにも指導者は大事なんだと。
 桑田さんは、何が何でもプロ野球選手になりたかった。絶対壊れるわけにはいかなかった。
 プロになっても、一流でいたかった。もっと上を目指していた。目標を掲げて、少しでも近づけるようにがんばるのが男だと思う。目標を達成したから別に偉いわけでもない、達成できなかったらダメでもなく、どれだけ自分がベストを尽くせたか。そこが大事ではないかなと思う。だから、目標を夢は明確にしておかないといけない。

 以前のブログに書かれているようなこともあるが、バレーも肩、膝、腰の故障が多いスポーツである。負担のかからないフォームは自然体バレーで言われていること。野球もバレーも一緒である。指導者が、子どもを守ってやらないといけない。本当にそうである。塾頭が「小さな芽を大きな樹に育てるのが指導者の仕事である」と言っている。子どもを守ることをいつも考えて指導にあたらなければいけない。日々努力。
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桑田さんから学ぶ

2010-05-05 22:50:07 | Weblog
 先日、ラジオで元巨人の桑田真澄さんが出演していた。ずっと以前にもこのブログで桑田さんのブログを紹介させてもらった。そのころから、桑田さんのことは気になっていた。 ラジオでは、興味深いことを言っていた。
 中学時代は練習すればするほどどんどんうまくなっていき、変化球なしでも打ちとれたし、ヒットも打てた。そこで、プロ野球にも行けるなと思った。練習方法は、短時間集中型だった。ところが、高校に入って清原選手に会ってから、普通に練習にやっていたら野球界には残れないと思った。そして、挫折を経験する。そこで、高校やめる、野球も無理だと母親に話したそうである。
 すると母親は「あきらめたらダメ。何が起こるからわからないから。世の中の誰一人として何が起こるかわかっている人はいないのよ。誰もわからないからこそ、あきらめちゃダメよ。」と言われたそうである。
 そして、チャレンジし始める。また、勉強することによって考える力がついてきた。具体的には、解剖学、栄養学、心理学などの本を読んだそうである。そして、いいトレーニングをして、栄養をとって、休養をとる。そして、大きい体の人に勝つにはどうやたっらいいかを考えたそうである。

 桑田さん自身が、失敗や挫折から多くのことを学び、どうしたらいいのかを考え、そして、効率的、合理的な練習によって、花を咲かせたのである。
これは、自然体バレーに通じるところがたくさんある。スポーツは理系であると塾頭はよく言っている。また、人間力。人を育てる。失敗から学ぶ。などなど。
 この連休中に十分リセットし、明日から新たな気持ちでがんばりたい。日々努力。
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