・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

性急罪

2010年08月20日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
7年前のこと、スペースシャトル・コロンビアが着陸15分前に空中分解した。命を散らした7人の方にあらためて黙祷。
打ち上げのときに傷めたところを、多忙なスケジュールに追われて点検するいとまもなかったらしい。

時間を切り詰めるのはなぜか、予算が足りないから。
「これでやれる筈」と、「そうか」の間に、もう一つ詰めが足りないのだろう。
「筈」を唱えるときは、半ば苦し紛れのことが多いから、余裕を見込むことはまずない。
「そうか」は一番楽な返事だ。こうした「そうか」に犠牲がついて回る。

行き届いた点検をすることさえ許されない、気にかかりながら放置しなければならない、それ程の切り詰めよって得られる結果に、どういう価値を求めようとしたのか。

それを飛ぶものの事故の原因は性急にある。
コメント
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