「民民のことだから、民民でやればいい」
この切り抜き部分だけを見ると、ずいぶん投げやりなことばに聞こえます。
悪口雑言手のひら返しを続けるおかしな国の姉妹都市との交流事業に、区切りをつける勇気を持たない首長が、都合のよい後ろ盾を作ろうとしたのか、そう見せようと話をばらまいた人がいたのか、ニュースにわざわざ取り上げながら実際の状況をわかりにくくしている記事があります。
『安倍晋三首相は13日夜、地元の山口県下関市で後援会関係者と会食した。同席した前田晋太郎市長が、姉妹都市の韓国・釜山市との民間同士の交流事業について説明すると「民民のことだから、民民でやればいい」と述べ、交流を推奨した。出席者が明らかにした。』
逃げ出し口を少し開けてあるような最後の10文字が、切って並べただけのおつまみ記事の味をいっそう悪くしています。
寄りかかろうとして外されたけれど、杖だけは手放していないと、見ていたような取り次ぎ話を仕立てるには、稚拙ぶりもひとつの手法なのでしょうか。