・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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蛇蛇例遊:8 しょうエネ

2020年01月02日 | つぶやきの壺焼

省エネ法という略称をもった法律があります。
経済的社会的環境に応じた燃料資源の有効な利用の確保によって、国民経済の健全な発展に寄与する目的で定めたといわれている法律です。

何によらず、活動にはエネルギーが必要です。
エネルギーなしでの活動は、地球上では望めません。

活動のためのエネルギーは、それを得るための過程とエネルギーを使う過程との総体を見なければ、利不利を推し量ることはできません。
時間軸を考えずに単年度の損得だけを考えたのでは、経済の健全な発展に寄与するかどうかを判定することはできません。

また、活動には、その影響が及ぶことを見落としがちな、間接的なことがらが必ずあります。
省エネを推進しているつもりで、環境の変化や活動以外の損失を見落としていて、実質的には省エネになっていないこともあり得ます。

ソーラー発電を例にあげれば、設置費と電気料金の損得計算だけでは省エネの効果判定はできません。
パネル本体はもちろん、付帯設備の製造や搬送には、大量のエネルギーが使われているでしょう。
パネルを設置する場所の土地への日照の遮絶、保水能力の低下、植物系や景観の損壊、風水害への影響、寿命末期の処理方法と費用など、計算外に置かれていることがいろいろあるはずです。

省エネと言われながら、省エネという名の商いが中心になっていて、実態は商エネで、商いでのエネルギーがどこかに吸収されているということも考えられます。
もしそれが、外国資本に利益が吸収されるのであれば、国民経済の健全な発展どころか、見当違いの笑ってはいられない活動が行われているかもしれないのです。

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