「道とはどんなものですか」
「平常の心こそが道である」
「やはり努力してそれに向かうべきでしょうか」
「いや、それに向かおうとすると逆に逸れてしまうものだ」
「しかし、何もしないでいて、どうしてそれが道だと知ることができるのですか」
「道というものは、知るとか知らないとかというレベルを超えたものだ。知ったといってもいい加減なものだし、知ることができないと言ってしまえば、何も無いのと同じだ。しかし、もし本当にこだわりなく生きることができたなら、この大空のようにカラリとしたものだ。それをどうしてああだこうだと詮索することがあろうか」
春に百花あり 秋に月あり 夏に涼風あり 冬に雪あり もし閑事を心頭に掛けねば いつでもこれ人間の好時節
-無門関
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冴えて涼しかりけり
と詠んだのは道元禅師であった。
平常心是道。
「平常の心こそが道である」
「やはり努力してそれに向かうべきでしょうか」
「いや、それに向かおうとすると逆に逸れてしまうものだ」
「しかし、何もしないでいて、どうしてそれが道だと知ることができるのですか」
「道というものは、知るとか知らないとかというレベルを超えたものだ。知ったといってもいい加減なものだし、知ることができないと言ってしまえば、何も無いのと同じだ。しかし、もし本当にこだわりなく生きることができたなら、この大空のようにカラリとしたものだ。それをどうしてああだこうだと詮索することがあろうか」
春に百花あり 秋に月あり 夏に涼風あり 冬に雪あり もし閑事を心頭に掛けねば いつでもこれ人間の好時節
-無門関
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冴えて涼しかりけり
と詠んだのは道元禅師であった。
平常心是道。