不顧が茶は無茶なり。有茶に対する無茶にはあらず。
然るに無茶ということは何ぞや。若し人無茶の佳境に入り給わば無茶はすなわち大道なり。
道に生死迷悟是非取捨の備えなし。備えなきの域に至らば無茶の道なり。備えなきを知って行うは無茶の徳なり。
されば貴きことも無茶の道より貴きはなく、美なることも無茶の徳より美なるはなし。
-誠拙禅師
知らずにあるがままのおこないが無茶である。生死迷悟是非取捨を知りつつおこなうのは、それはヤンチャであり、しまいにワヤクチャとなるのである。ということであろうか。
ああしてそうしてこうすれば こうなることとはしりつつも ああしてそうしてこうなった。