南無煩悩大菩薩

今日是好日也

連灯篭。

2006-05-08 | つれづれの風景。

灯を灯(とも)す。

という行為の季語としては、やはり夏が似合う。

日本家屋のひんやりとした座敷と灯篭の風景。


涼を誘う引き水に眩しく光る昼の灼熱。

風鈴の音もさわやかに唱和する虫たちとの夜。

迎え灯。送り灯。



夏にはまだ早いよ。

灯篭が連なってそう喋りかけてくるようだ。


在りし者の。なき者へのイコン。
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2 コメント

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やっぱり・・遠い思い出・・ (みゆき生け花教室)
2006-05-09 03:43:57
 こんにちは~



とても素敵なポエム!です。詩!です。



死者に強烈に語る、レクイエム!鎮魂歌!



ひと~つ。ふた~つ。みぃ~っつ。・・・



姉と本堂で遊びながら、灯篭を数え始めますと

なぜか、数えた順に揺らぐ気がしたものです。

まるで、魂が宿っているような・・



  ◎・・・眩しく光る昼の灼熱



それは早世した我が子を思う親の心。

思いを托して逝った親への子の思い。



涼しげに、風鈴でもないのに先生のお写真の灯篭は

優しく語る。。。





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はい。 (無屋。)
2006-05-09 12:04:05
想ひで。

というものは何かのきっかけでふっ。と鮮明になる時があります。

急に暑さがやってきた所為でございましょうか。
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