明暗。

そんなへっぴり腰でどうする！

腰が引けてる。腰が。こう。グッと力を腰に入れなさい！

２足歩行ができるのは　強靭な腰があるからだよ。スクッと立ちなさい！

背筋を伸ばしてピン！　真直ぐ遠くを見据えて。　シャキっとしなさい！

君は鬼神だろ！鬼神がへっぴり腰だから世の中乱れるんだ！



・・・わしがわるいんじゃ　ないでありんす。絵を書いた人に問題がありんすよ・・。

す。すまん。腰が引けてた。


人は珠に　絵に描いた餅　を食えると勘違いしたくなる時がある。



・・・・・・。
ぐっと。すくっと。ぴんと。しゃきっと。
重圧や重責による一旦の弛みと　腰が引けて行う責務とは意味が違う。

腰が引けるようなら　してはいけない。
もうすでに負けは明白だ。
万が一勝ったとしても、そのことは今後に何の意味も持たない。

嫌な相手。やる気になれない仕事。憂鬱な時間。見えない未来。
腰をひかずに　本腰を入れてみると案外軽いものだと分かる。
神輿を担ぐときと同じように・・。


・・・・・・。


めいあん。でっか。
・・そう明暗。


分かれ目があるんでっしゃろな。めいあんの。
・・そう何事にも。


分かれ目で　うまくやると　明るうなりまんなぁ。
・・そう。うまくやらなければいけない。


わしも。うまいことやって　明るうなりたいんですけど。どないしたらうまいことやれますやろ？
・・本腰を入れてみることだとおもう。


ええことききました！　わし　惚れてしもた娘はんいるんでっけど　相手にされんで　どうも腰引けてたんですわ。本腰入れて口説いてみます！　明るうなりました！
・・・・・・どうころぶか。明暗。


風の明暗をたどる。
丁よ半よと　明暗。