ボロは着てても~ 心は~錦~
どんな~ 花より きれいだ~ぜ~。
わ~かいときゃ 2度ない~
お~ 男な~ら~
人のやらな~い~ ことを~や~れ~
・・・・ってかぁ!
水前寺はん。 うたってましたなぁ。
体力や気力ちゅうもんは 確かに若いときに 溜め込んだものの 財産で生きてる気もします。
齢重ねてくると 正直さや 常識なんていうものも そのような財産がモノを言うようです。
どうしても超えられなかったものを 超えようとすると 齢を重ねるほど 弱いことになりま。
ボロっちゅうもんは お着物を指すだけじゃあ おまへん。
未熟さや 羞恥 も指すように思われるなぁ。
思うようにいかなくても 人に恥かしいとおもわれようが 心は錦でいきましょか。
結果どうあれ 思う事に嘘なく やってるか?
人として 立場として 自らの復習・予習をしているか?
わしは わしに 恥ずかしゅうない人間として これでええと言えるか?
まだまだ わかい。 死ぬまで若い。 今からちゃんとしょ。
ちゃんとしますよってに 運や縁が 逃げんようたのんます。
南無煩悩大菩薩。パンパン!
・・・・・とうちゃん。 さっきから なにブツブツいうてはんの?
お! ねんぶつ。 となえとったんや。
ふ~ん。 なんていうてたん?
お前さんがたがな。
ちゃんと挨拶できる。 何が恥かしい事かわかる。
当たり前のことが普通にできるような 正々堂々とした子供になるようにってな。
ふ~ん。 ねんぶつ で叶うの?
叶うか叶わんかわな。 ねんぶつを父ちゃんが やれるかどうかや。
すまんなぁ。 ええ家にも住みたいやろうにな。 ふがいのうて。
上等やん。ここで。 何も恥ずかしゅうない!
・・・グスン。・・・おお。・・我息子よ!
・・・・・
・・あんた。・・枕抱いて スリスリ よだれつけるのやめてや!
・・・・・ほへ?・・・・・なんや。また夢かいな・・・。
ま。夢でもええわ。・・ええもんに会えた。
やがて花咲く春やきたらん。
哉。哉。
南無煩悩大菩薩。
まるで、アラジンのランプから現れますように
お口から出ておりますお、ねんぶつ。。。
横顔は、前頁の空海様にも似ておられますが空海様
は「南無大師・・」だから、ひょっとして
先生の横顔!?・・でしょうかしら??
わたくしは、若い頃から心の財産を培ってきません
でしたので、齢を重ねましたら何もかも弱くて
後悔の日々です。
せめて、お念仏でも一生懸命となえれば、夢で岸の
向こうの息子に会えますでしょうか。
☆やがて花咲く春やきたらん
この一行に、とても元気が出ました。生きる勇気が
湧いてきました。有難うございました。
ありがとうございます。