南無煩悩大菩薩

今日是好日也

海老。

2006-04-20 | 日日是好日。

むかし。

海老がトレードマークになった坊さんがおったそうな。

庵も結ばず。きのみきのまま。

住所不定。地を枕に天を屋根として暮らしていたそうな。

食事はもっぱら川辺で海老採り。山で山菜。

風を友とし、月を愛でながら、修業と精進の日々を送っておったんじゃと。

その名は。・・・。

忘れてしもうた。

なんでかのう。

酒好きかどうかまでは思い出せなんだが。

たぶんに。里の衆からは親しまれておったそうじゃから。
酒もよばれたに違いあるまいて。

立場でもなく。富貴でもなく。ご利益でもない。

そのもの。素。で。尊ばれておったんじゃろうなぁ。

お布施でもなく。名誉でもなく。安定でもない。出世でもない。

坊さんは。ただただ。海老を探していたんじゃなぁ。

さてさて。

わしらの 海老 は、なんじゃろうか?

なかなかみつからんのう。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
愛知の人は特に海老が大好きです! (みゆき生け花教室)
2006-04-21 03:45:47
 こんにちは~



海老が大好きなお坊様のお話

ピチピチ跳ねる大きな海老を左手に高々と掲げ、

さも嬉しそうに、お顔は満面の笑顔!



 ◎酒好きかどうかまでは思い出せなんだが。 



右手にはしっかりお酒のとっくりを下げて

おられます。きっと、お酒の大好きなお坊様に違い

ないと思います。



 幼い頃、祖母が「海老は高く飛ぶ時は体中を

う~んと曲げて、腰も頭も低ぅして飛ぶんだでなぁ」

「人間もいっしょだでぇ~」と、いつも教えてくれ

ました。



 ◎むかし。・・・

   ・・・・・・・・・・・・・・・・

        ・・・なかなかみつからんのう。



とってもとってもお勉強になるお話でした。

素敵なお坊様の笑顔を、わたくしも日々精進したく

思います・・・・・・・・どっぺん。

返信する
こんにちは。 (無屋。)
2006-04-21 11:07:14
どっぺん。・・・。

むむむ。

ん~。



・・みつからんのであります。



返信する
ひとりよがりで御免なさい (みゆき生け花教室)
2006-04-22 12:40:47
 こんにちは~

祖母の昔話はいつも『むかし・・』で始まり

『どっぺん』で、終わりました。



 息子はお話や物語が大好きな子でした。絵本の

最後に『どっぺん!』とつけますと「もっとォ~」

と何冊もせがみました。



『どっぺん』は、わたくしにとりましては、

祖母と息子につながる大切な言葉でした。



 先生の「むかし。」で始まりましたお話に

感動し、ついひとりよがりに走りました。

ごめんなさい。



先生に「もっとォ~」の心境でございます
返信する
なるほど。 (無屋。)
2006-04-22 13:14:09
終わり。とかの終止符の意味でありましょうか。

「茶壷に追われて どっぺん。しゃん。」のどっぺん。と、どっぴん。はイメージが、ずいずい。と来るようであります。

ありがとうございます。
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