先日のアルファゾーンサイクリング、小雨だったらやるかやらないか主催者は英断せねば!という悩ましい事態は起きず、朝から快晴。
飛び入り参加があるかもと予定出発時刻まで待ち、我々は定刻に出発した。
スタート地点の西武台千葉高校正門まですでに15キロ自転車に乗って来た人もいるし、通学に自転車使っている人もいるから、今ここでこぎだしたペダルに格別な思いはないかもしれない。自分にとってチャリは非日常だからそう思うのかもしれないけれど、自転車の隊列は踊るようにルンルンと正門を飛び出して行くのでした。(そう見えた)
通行は一列で!って言ったのに、プログラムにも注意書きしたのに、我先にと進みたいみんなは前の人の脇に広がろうとしてる。ちょっと、イラッ。前が見えないと気が済まないせっかちさんや、はみ出すの大好きなやんちゃ君たちを引き連れての行程、さぁどうなることやら。
雨だったら中止。休憩時の果物は前日まで買わず、またカラー印刷でコスト高になるゼッケンやプログラム印刷は天気が確認できるぎりぎりまで印刷しなかった。だからこそ、直前まで手を入れることができたのでプログラムマップは遊びながら作った。
下見の経験から、ここは犬の落とし物多いとか、野良犬に追いかけられるよとか、強烈な家畜臭が漂うよなどといくつか注意事項を描きこんで楽しいものにしたのに。
なのに、医者に行くと「昨日までここが痛かったんですけど・・・」って痛いところ探す時と同じで、本番では野良犬は出現しないし、目立つ落とし物もなく、さらに家畜の糞臭もほとんどない!
せっかく牛のイラストに吹き出しで「sorry!」と描き込んだその意味、みんなに通じないじゃん。後ろから走るチャリオ君たちが牛小屋横を通過しながら、「野田も家畜の住人です」「違うわ、家畜も野田の住人ですだろ」とイラストのフレーズ暗記してくれていたのがせめてものお慰みかな。
いざというときのために車部隊が土手脇を併走。随時先回りして写真撮ってもらった。
トイレ駆け込み組やリタイア者(自分)のために一台は軽トラ。
土手道脇をもうもうと砂埃巻き上げながら、自転車と同じスピードで走ってもらうのだから、伴走スタッフの皆さん、本当にご苦労だったと思います。
運転手は「そっちのが楽しそう」とポツリ。
第一休憩地点で少し長めの休憩。バナナ食べて、ただそのあたりでおしゃべりして過ごした。その後出発し、昼食場所になっている関宿城博物館広場に到着。
ここで女子高生2年生グループが、関宿の渡しや治水の歴史について発表を行ったのです。参加者はチャリで走ることがメインのつもりだったかもしれないけど、企画としてはこれがメインイベント。彼女たちが自分が住んでいる地域を調べ、皆に説明する。なんとも教育的な企画でしょ。野田の醤油、利根川東遷事業、関宿の由来、水閘門、龍Q館について発表した。日頃練習で忙しい彼女たちがいつまとめたのか、どうやらそれは前日の突貫工事だったようで、ご苦労様でした。
一通り発表を終え、質疑応答も行われ、そして部長はこう言った。
「昔の人たちが努力して今の地域を作ってくれた。私たちがいつも練習できる恵まれた環境があるのは昔の人の努力のおかげです。だから感謝して学校に通ったり、練習したいと思います。」(おおむねこのような発言だったかと)
こうやって書いてしまえば、当たり障りのない優等生な発言だと思えるけど、このときの発表者の真摯な瞳が放つ実感が胸を打ち、大人たちは皆大きくうなずくのでした。ちゃんと人の話聞いているのか!っていうもぞもぞ君もいたけど、参加者が「私もいつも普通に練習できることに感謝したいと思いました」(おおむねこんなこと言った)というこれまた実感のこもった感想が述べられ、すーっと心がゆるやかに広がっていくのでした。
それから昼食休憩を長めにとる。
いつもの生活ではこんな休憩時間設定しないよね、っていうくらい少々長いと感じる休憩タイム。
食事後特にやることないまま芝生広場でゆらりと過ごす。
下見の際は家から家まで、一切休まなかった。だからあれほど疲れたんだ。今回は休憩をしっかり取っているからまったくもって平気。休憩って大事だね。
関宿城を後にし、後半に突入。横に広がるなって注意しているのに、やっぱり広がる。おちょうし君なんか、ジグザグまでしている。いちいち注意しているのもストレスだからもう見ないことにしようと割り切るのだけど、はしゃぐ子たちの様子見ているうちに、「楽しそうだから、いいか」という気分になる頃には土手道も広く、ゆったりと走ることができた。
上空をセスナとグライダーが飛んでいく。
そもそもこの企画は当初「歩こう」だった。下見をチャリで行い、土手に着いた時点で「歩こうはやめよう」となったのだった。歩いたら今日中に帰れないじゃんという意見もあり、じゃサイクリングでとしたものの、サイクリングだってとにかく疲れる。最後よれよれになって帰った経験から、半分「雨降ればいいのに」という気持ちのまま迎えた当日だった。
こんなんだから、来年はやらないかもしれない、いややりたくない、絶対にやらない!と思っていた。
しかーし、ゆったりとした休憩時間のおかげで疲れは全くないことに加え、発表した高校生の姿、微に入り細に入りお手伝いしてくださったスタッフの気遣いと連携プレイ、そして何より秋空の下、みんなの開放感。
きっと来年もやります。
飛び入り参加があるかもと予定出発時刻まで待ち、我々は定刻に出発した。
スタート地点の西武台千葉高校正門まですでに15キロ自転車に乗って来た人もいるし、通学に自転車使っている人もいるから、今ここでこぎだしたペダルに格別な思いはないかもしれない。自分にとってチャリは非日常だからそう思うのかもしれないけれど、自転車の隊列は踊るようにルンルンと正門を飛び出して行くのでした。(そう見えた)
通行は一列で!って言ったのに、プログラムにも注意書きしたのに、我先にと進みたいみんなは前の人の脇に広がろうとしてる。ちょっと、イラッ。前が見えないと気が済まないせっかちさんや、はみ出すの大好きなやんちゃ君たちを引き連れての行程、さぁどうなることやら。
雨だったら中止。休憩時の果物は前日まで買わず、またカラー印刷でコスト高になるゼッケンやプログラム印刷は天気が確認できるぎりぎりまで印刷しなかった。だからこそ、直前まで手を入れることができたのでプログラムマップは遊びながら作った。
下見の経験から、ここは犬の落とし物多いとか、野良犬に追いかけられるよとか、強烈な家畜臭が漂うよなどといくつか注意事項を描きこんで楽しいものにしたのに。
なのに、医者に行くと「昨日までここが痛かったんですけど・・・」って痛いところ探す時と同じで、本番では野良犬は出現しないし、目立つ落とし物もなく、さらに家畜の糞臭もほとんどない!
せっかく牛のイラストに吹き出しで「sorry!」と描き込んだその意味、みんなに通じないじゃん。後ろから走るチャリオ君たちが牛小屋横を通過しながら、「野田も家畜の住人です」「違うわ、家畜も野田の住人ですだろ」とイラストのフレーズ暗記してくれていたのがせめてものお慰みかな。
いざというときのために車部隊が土手脇を併走。随時先回りして写真撮ってもらった。
トイレ駆け込み組やリタイア者(自分)のために一台は軽トラ。
土手道脇をもうもうと砂埃巻き上げながら、自転車と同じスピードで走ってもらうのだから、伴走スタッフの皆さん、本当にご苦労だったと思います。
運転手は「そっちのが楽しそう」とポツリ。
第一休憩地点で少し長めの休憩。バナナ食べて、ただそのあたりでおしゃべりして過ごした。その後出発し、昼食場所になっている関宿城博物館広場に到着。
ここで女子高生2年生グループが、関宿の渡しや治水の歴史について発表を行ったのです。参加者はチャリで走ることがメインのつもりだったかもしれないけど、企画としてはこれがメインイベント。彼女たちが自分が住んでいる地域を調べ、皆に説明する。なんとも教育的な企画でしょ。野田の醤油、利根川東遷事業、関宿の由来、水閘門、龍Q館について発表した。日頃練習で忙しい彼女たちがいつまとめたのか、どうやらそれは前日の突貫工事だったようで、ご苦労様でした。
一通り発表を終え、質疑応答も行われ、そして部長はこう言った。
「昔の人たちが努力して今の地域を作ってくれた。私たちがいつも練習できる恵まれた環境があるのは昔の人の努力のおかげです。だから感謝して学校に通ったり、練習したいと思います。」(おおむねこのような発言だったかと)
こうやって書いてしまえば、当たり障りのない優等生な発言だと思えるけど、このときの発表者の真摯な瞳が放つ実感が胸を打ち、大人たちは皆大きくうなずくのでした。ちゃんと人の話聞いているのか!っていうもぞもぞ君もいたけど、参加者が「私もいつも普通に練習できることに感謝したいと思いました」(おおむねこんなこと言った)というこれまた実感のこもった感想が述べられ、すーっと心がゆるやかに広がっていくのでした。
それから昼食休憩を長めにとる。
いつもの生活ではこんな休憩時間設定しないよね、っていうくらい少々長いと感じる休憩タイム。
食事後特にやることないまま芝生広場でゆらりと過ごす。
下見の際は家から家まで、一切休まなかった。だからあれほど疲れたんだ。今回は休憩をしっかり取っているからまったくもって平気。休憩って大事だね。
関宿城を後にし、後半に突入。横に広がるなって注意しているのに、やっぱり広がる。おちょうし君なんか、ジグザグまでしている。いちいち注意しているのもストレスだからもう見ないことにしようと割り切るのだけど、はしゃぐ子たちの様子見ているうちに、「楽しそうだから、いいか」という気分になる頃には土手道も広く、ゆったりと走ることができた。
上空をセスナとグライダーが飛んでいく。
そもそもこの企画は当初「歩こう」だった。下見をチャリで行い、土手に着いた時点で「歩こうはやめよう」となったのだった。歩いたら今日中に帰れないじゃんという意見もあり、じゃサイクリングでとしたものの、サイクリングだってとにかく疲れる。最後よれよれになって帰った経験から、半分「雨降ればいいのに」という気持ちのまま迎えた当日だった。
こんなんだから、来年はやらないかもしれない、いややりたくない、絶対にやらない!と思っていた。
しかーし、ゆったりとした休憩時間のおかげで疲れは全くないことに加え、発表した高校生の姿、微に入り細に入りお手伝いしてくださったスタッフの気遣いと連携プレイ、そして何より秋空の下、みんなの開放感。
きっと来年もやります。