バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

小学生のうちに身につけたい学習

2013-01-23 07:18:19 | バネ
 小6生が、数学検定5級に挑戦するということもあり、正負の数や文字と式の学習をしている。本来ならこの時期英語をやっている。フォニックスを入れながら、名詞の単数形、複数形、a,the,this,that,these,thoseを経て、人称代名詞、be動詞と一般動詞の違いあたりまでを終えて中学へ送り出す。中学英語ではここのあたりを素通りしているので、学校の授業に追われない今こそゆっくり丁寧に身に付くまで学習できる。しかし今年は数学検定対策として先に数学をもってきたのでしばらく英語は休み、速いペースで数学を進める。
 正負の加減。ルールを覚えればすぐできるようになる。かっこはずしも大丈夫。乗除、累乗ではマイナスの数を数え,奇数ならマイナス,偶数ならプラス。符号を決定したらあとは計算するだけ、ということでこれも楽にクリア。さて四則混合となると。これは小学算数の頃から計算式を項で区切る方法を指導してきたから、同じように項をスラッシュで区切る。スラッシュの中は乗除。スラッシュどうしは加減。これを理解したらジャンジャンいける。
 今年の子たちは特によくできる。いつもとどこが違うのか。何が良いのか。
 
 それは2点ある。
 まず一つは、計算のベースである加減の暗算が速くできることにある。速くがポイント。誰でも暗算でできるとしても、時間がかかる子は計算がサクサクいかない。ゆっくり加減している子は計算の迷子になりやすく,結果解答を導き出せないことが多い。
 もう一点は説明を聞けること。板書での説明を聞く力、理解する力があるかどうかは大きい。これが苦手,要するに日本語理解力が不足する子は、先生の説明が頭に入っていかない。
 四則計算を難なくこなすこの子たちを見て、小学生のうちに暗算と日本語、すなわち「読み書きそろばん」を徹底してきた成果を実感。

 「読み書きそろばん」の中で特に重要と思うのは「読み」。
 これに特化したパンセクラスでは主語述語を見つける練習から始まる。続いて文の構造を分解する。どの文節がどこにかかるか。修飾語はどれか。これができると主語述語を骨格として文を捉えられるので,要約ができるようになる。そして説明文やお話文を丁寧に読む。この学習を4月から週3回入れてきたら、以前は「どうしてこの人こう思うかわからない。」と文を味わうことができなかった子が、「最近読めるようになってきました。」

 文章読解力と暗算力。
 小学校低学年生にこそ徹底しておきたい。


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