バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

庭木剪定

2012-06-20 13:27:23 | ライフスタイル
 毛虫がでる。鳩が巣を作る等いろいろ不便があり、庭木をばっさりしてすっきりすることにした。
 自分でやるにはあまりにも高木になりすぎたから、今年はプロにお願いした。
 本当は自分でやりたい。でもはしごで届かない高さになってしまっては、結局自分でできない。だからすべての木が自分で作業できる高さにしてもらう、それが今回の目的
 冬にあんなに苦労して丸坊主にしたコナラ2本は、切り口からこれでもかこれでもかと新枝が放射状に、ひしめくように伸びていた。ヒメシャラはベランダの高さを超え、もはや見上げる存在。ハナミズキも同様。隣家垣根としてのドウダンツツジも手に負えない。これらすべてをすっきりしてもらうついでに、込みすぎた部分間引いてもらうことにした。不幸にもその対象となったのはキンモクセイとエゴノキ。木を切る。伐採ではなく、切り倒す。これは覚悟がいる。だからついでというつもりはないし、ぎりぎりまでどうしようか迷った。
 さすがプロで、半日の仕事ですっきり片付いた。
 庭作業中片隅につないでおいたバンを放すと、当然庭全体を確認に走り回った。これまで身を隠していたシュロがない。しばらくそのあたりで立ち止まる。キンモクセイの切り株の匂いを執拗にかぐ。柵ごしに隣家を容易にのぞけるようになった。するとちょうどそのとき、いつもはつながれている隣の犬が柵に突進してきた。二匹は鼻を付けたままじっと動かない。しかし、どちらが先に声をだしたのか。「ウー」という低いうなり声を合図に、「ウワー!」というののしり合いが始まった。だめか。せっかく垣根すっきりしたのに、隣のうちの犬とは遊べないか。

 台風4号がやってくる。それに間に合わせるように庭木を剪定した格好になった。
 チャーは「こんなに切っちゃって大丈夫かよ」って少々ご不満。美容院に行くとたいてい切りすぎになる。切ったその日ではなく、2週間後にいい感じにするのがプロの仕事だそうだ。それと同じで、今回高さを詰めるのが目的だけど、プロの仕事はそれだけでは終わらない。剪定のルールに則り、枝すかすかに仕上がる。前髪切り過ぎちゃって、今日人に会うの照れる-、状態。
 これから暑い夏がやってくる。いっきに木陰がなくなり大丈夫なのだろうか。でもこれまでにも2度こうやってプロにやってもらった。そのたび、こんなに切っちゃってとがっくりした。ある意味喪失感。でもその翌年には元通りになり、それ以降こんもりする庭木を愛でるときもあれば、うっとうしく思うときもあり、そして小さな剪定を繰り返すという自然の循環があった。だから、今はやるせないけど、これでいいのだと思う。なにしろヒメシャラの木にスズメバチの巣があることが発見され、処分してもらうというオマケがあったのだから。

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