広背筋にダメージはあるが特に問題なし。渋川の時とは違う。
ハマダさん、masapon君の隣でスタンバイ。急激に喉が渇いてきた。水分補給が足りなかったか?お茶を1杯貰って再びスタンバイ。
スタートは上出来だった。しかしみんな速い。痛っ!久しぶりに顔面に肘をくらったぁ。
第一ブイまで来ても集団はばらけない。前に10人以上いる。しかし慌てる必要はない。前半はゆっくり。
どうやら早くも先頭集団は遥か先。さすがジャパンオープンに参加したたくさんの選手が出場しているだけはある。
そして落ちてくる選手も少ない。周りの選手が強いのか、それとも俺のペースが遅すぎるのか?
落ち着いて両隣の選手の泳ぎを観てみるとわちゃわちゃの泳ぎだ。やはり俺が遅いのか?
1周終わって8位くらいか。1400mくらいで急に楽になった。ようやく身体が回復したようだ。少しずつ上がっていく。それでもまだまだ。ラスト1周まで我慢。
2周は5kmの2分後にスタートした3kmの選手達、5kmの周回遅れの選手達が多く前の選手の確認が難しくなってきた。しかし前の選手は確実に近づいて来ている。
3周目もまだまだ余力は十分。ラストで追いつける!後ろの選手ももう見えない。
3周目の第一ブイを越えた辺りでいきなり来た?! な・なんだ? か・身体が・・・。
これは湘南OWSの8km地点と同じ現象。体内のグリコーゲンが尽きた・・・。
ナゼだ? 今日はたった5kmなのに・・・。
それからは与論島の1.5kmと同じ、広背筋・三頭筋の痛みに耐えてひたすら泳ぐ。ペースは100m1分30秒以上かかっているだろう。周回遅れの選手達がなかなか追い抜けない・・・。
ぐぐっ、体が動かない。
やっぱり1kmとダブルエントリーがダメだったのか? 2周目で押さえたつもりがうっかりハイペースだったのか? サプリ摂取のタイミングが悪かったのか? 色々な後悔に頭を支配される。
「こうすれば良かった」「こうすれば勝てた」そんなことを考えたくないから出来る限りの準備をしてきた。ウェットを着たほうが速いなら迷わず着る。例え家から近い会場でも前泊する。
それでもこの症状は防げない。どうして起こるのかもわからない。全く平気な時もあるのに・・・。基礎能力の限界なのか?
ようやく4周目に入ったがとうとう後続の選手に追いつかれた。付いて行きたいが全くスピードが違う。
また抜かれた。
ついさっき追い抜いただろう選手達がとんでもないスピードで泳いでいるように感じる。
ラストの直線! ようやくここまで来た。
心肺機能は完全に落ち着いたが腕も肩も全く力が入らない。
また抜かれる・・・。
いつも練習中にイメージする「ラストで差される恐怖」が現実になっている・・・。
そしてそんなときに全く力を放出できないという恐怖。
ぐぅ~。
ラストスパートする力は全く残っていない。ゴールゲート近くでも抜かれる。
ようやくゴールに辿り着いた・・・。
ゴール後すぐに完泳証を受け取る。総合10位・・・。
今シーズン最後のレースは、せとうちOWSに続き今期ワーストだった。いや、泳ぎに関しては与論RWSに匹敵する最悪レベルだった・・・。残念だ。