ようやく晴れたので、現状でのパワーチェックに行きました。

いつもお世話になっているブルーライトニングさんです。


前回の測定から、3ヵ月半も掛かってしまいました。




前回のグラフと今回のグラフの比較です。車体については、チャンバー室の加工とサイレンサーの加工のみで、エアクリーナー、プラグ、ECU等、まったく触っていません。単純にマフラー加工のみです。前回が夏で、今回が秋ですので、吸気温度は違いますが、それを加味しても、まあまあだと思います。全体的に、パワーカーブが、上乗せされていて、排圧が下がったせいか、低回転時のツキが滑らかになりました。また、3000~5000回転でのトルクの落ち込みが少なくなり、フラットになりました。ハイスロットルを装着しているので、全開がやりやすいこともありますが、吹けが早くなり、ホイールスピンもそれなりに出来ます。ただし、EXUPの直径がアメリカ仕様の方が大きいので、馬力はアメリカ仕様のチャンバーの方が出ると思います。以上を踏まえて、ECU交換に入ります。

左がアメリカ仕様のレース用ECUです。右は、国内仕様ECUです。

アメリカから購入したのですが、日本製で、品番も付いています。

定番のECUカプラーの配線の組み換えです。イグニッションとインジェクションの配線の並びが違うので、並び替えます。カプラーは最新式なので、白いロックを押すと配線が抜けます。

ヨーロッパ仕様のカプラーの配線です。イモビライザーがあるので、基本的に国内仕様と同様です。

アメリカ仕様のカプラーの配線です。上の段右側の4本が、イグニッションの配線です。1~4気筒の順番が逆になっています。2段目で、一番右の黒(アース)を除いた4本がインジェクターの配線で、逆になっています。カプラーのロックを外せば、配線が引き抜けますので、並び替えて差し込んで、ロックし、終了です。

いきなり完成です。エンジンは始動できましたので、晴れたら試乗に行きます。今夜は、雨のようです。
イモビライザーは作動しないのですが、アラームは作動させたいので、要検討です。
書き忘れましたが、マフラー加工前の騒音と排ガスも測定しています。今回、ECUは国内仕様を使用した場合、排ガスは薄くなっています。音については、アイドリング時で、2dB、3750回転で、1dB大きくなっていましたが、騒音規制範囲内です。ただ、加速騒音は測定しておりません。アメリカ仕様と比べて、排ガスは薄く、音も、同回転数で、1dB小さいです。ただ、マフラー加工後、排圧が下がったので、逆に吸気音が大きくなりました。次に測定する際は、ECU交換後の騒音と排ガスを測定してみます。
| Trackback ( )
|