旧型Vmaxのバッテリーには選択肢がいくつかありますが、交換の際は、いずれも注意が必要です。バッテリー交換は比較的簡単な作業と思われがちですが、旧型Vmaxは手順が多いので間違えると調子が悪くなります。
車検と整備でお預かりです。エンジン始動不可でレッカー入庫でした。内容は、24ヶ月点検とその他整備です。ギアオイル交換中です。
フロントフォークエア圧チェックです。規定値は、0.4です。空気圧が変わるとフロントの車高が変わるので、光軸も変わります。
エンジン始動前と始動後の油面です。
クーラントとの点検です。量と漏れ、エンジンオイル混入のチェックです。
エアクリーナーは、ヤマハ純正で、点検清掃です。ダイヤフラムは、回転や作動不良は無いので、平気そうです。
フロントキャリパーは、点検のみです。
リアブレーキは、パッド交換です。シムが無かったので追加です。
フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。
フロントブレーキ&クラッチマスターは、ダイヤフラムを交換しました。
バッテリーの液量は外から点検可能です。他店交換時にブリーザーパイプを差し忘れていたので、バッテリー液で周辺が腐食していました。
バッテリー交換時にリアバンク左右のプラグコードを抜いたようで、接触不良で腐食していました。バッテリーのマイナス端子が破損していました。鉛で柔らかいので、締めすぎ注意です。
バッテリー上部の配線を元に戻しました。スパークプラグは、NGK製JR8Cでしたが、4本ともカブっていて再使用不可です。
一応、点火火花性能チェックです。エンジン始動後、カブっていた分、煙が凄かったです。
エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は、平気そうです。
車検は、多摩陸事陸事です。今回交換した部品類です。テールランプ球破損でした。
最終チェックと試乗です。2002年式以降は車検時に排ガス検査があるので、キャブレターの状態が悪いと車検に落ちます。無事納車になりました。
2025.01.31 作業担当 ヤダ