旧型Vmaxのおかれている現在の状況です。販売終了から17年がたち、年々部品の廃番が多くなっています。純正部品も大物は、ほぼ廃番、消耗部品は今のところ出てきますが、あまり交換しない小物部品の廃番も増えています。また、現在販売されている純正部品の価格も現役当時から比べると倍以上の価格になっているものも多いです。出るだけましといった所です。社外部品についても廃番もしくは在庫限りといった場合が多く、ボルトオンパーツの種類がかなり減りました。かわりにコピー商品が増えてきていますが、性能や耐久性を考えると今の所、使用はしたくないと思っています。
上記のような状況なので、安い車両を買って修理すればよいという考えはやめた方が良いです。必要な部品が無かったり、修理金額がかかりすぎて、程度の良い車両を買った方が安かったといったことも出てきています。
これから旧型Vmaxを購入する場合は、できるだけ住まいから近いYSP店様かレッドバロン様で購入しないと、部品の供給や修理対応で困ったことになることが多いです。写真ではきれいでも中身は、1980年代の旧車、しかもキャブレター車なので整備や調整できないショップもあり、遠方の中古車ショップから通販で購入する場合は、リスクもかなり高く、クレーム対応もほぼ無理なので、結論的にできるだけ住まいから近いYSP店様かレッドバロン様がお勧めです。
車両の状況等を把握した上で、これから先、維持することを考えると純正ノーマルに近い方が耐久性もあり、性能が維持しやすいです。純正部品と社外部品を比べると先に社外部品がダメになってくることが多いです。社外品を否定しているわけではなく、正しく設計し、製造コストをかけた部品類(社外品)は、良いものが多いです。
旧型Vmaxをこの先、維持していくうえで大切なのは、適度な使用と定期的なメンテナンスです。繰り返しますが、安い車両を買って、性能を規定値に戻そうとするとかなりの金額が掛かりますので、要注意です。
また、長期不動車のご相談も受けますが、保管状況が良くない場合は、修理及び車検代で程度の良い中古車の価格を上回ったりすることも多いので、どうしてもという思い入れが無い場合は、お勧めしません。思い入れがある車両の場合は、予算をご説明したうえで依頼を受けたこともあります。
デモ車1号機(国内仕様最終型1999年式)
デモ車2号機(アメリカ仕様2001年式)
個人的な事ですが、ガレージを開設してから丸10年を超し、11年目に入っております。さすがに10年前と同じようにはいかず、体力も落ち、特に去年は、年頭から体調が悪く、結果入院手術になってしまい、予約がこなせず、現在に至るため、ご予約頂いた皆さんにご迷惑をお掛けしてすみません。できる限り仕事をしていますが、7月に背骨の不具合も発覚し、コルセットをしているため体の動きが遅くなり困っております。今の所、動きが遅い以外は、普通に仕事をしております。
いままで、ご予約頂いた方々には順次ご連絡をし、順番で作業しておりますが、急ぎの依頼には対応できず、いつも申し訳なく思っています。最近は、仕事以外の人生における用事が増えてきており、時々臨時休業になりますので、ご了承ください。
本人イラスト(家族作)
軽いバイクにしようかな?と思うことも‥
もし、矢田さんがお仕事を辞めてしまったら、多くのVmax乗りが困ります。
無理の無い範囲で一日も長くお仕事を続けてください。