気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"MaaS"とは

2017-09-08 23:01:32 | 乗り物/同サービスイノベーション

Mobility as a Serviceを略したものです。直訳すると、サービスとしてのモビリティ(移動性、可動性、流動性)となります。バス、タクシー、トラック、鉄道など、人やモノを移動させるサービスはありますが、MaaSは、情報の活用、乗り物の組み合わせなども取り入れて最適な形で行うようにしたサービスを指しているようです。

モビリティサービスとして、「ライドシェアサービス」や「カーシェアリングサービス」などが知られています。前者は一般のドライバーが料金をとってお客を乗せるサービス(即ち、1台の車を同時に複数の客が共有できるサービス)、後者は車を利用客同士が共有し合えるサービス(即ち、それぞれの客が時間帯を分けて特定な車を共有できるサービス)です。

最近、世界の大手自動車メーカが、MaaSの分野へ進出しつつあるようです。

「トヨタ自動車」は、東南アジアの配車サービス大手の「グラブ社」(シンガポール)などと協業したり、ライドシェアや配車サービス「Uber」を提供している米「ウーバー・テクノロジーズ」社に出資したりしています。

独「ダイムラー」は、タクシー配車「mytaxi」を提供している「インテリジェントアップス」社に出資したり、英「ヘイロー」を吸収合併したりしています。

また、米「ゼネラル・モーターズ」は、米でライドシェアサービスを展開している「リフト」社に出資したりしています。さらに、独「フォルクスワーゲン」は、同じくライドシェアサービスを展開する「ゲット社」(イスラエル)に出資しています。

トヨタの関連記事(2017.8.31)のサイトは、https://response.jp/article/2017/08/31/299156.htmlです。


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"コネクテッドカー"とは

2017-09-01 23:46:16 | 乗り物/同サービスイノベーション

通信機能を備え、インターネットなどに接続できる車のことです。

車が、インターネット等とつながり、双方向の情報やり取りが可能になることによって、自動運転の支援、非常時の緊急通報、車両の追跡、走行データ等の収集・共用、ナビゲーション・音楽・TV番組等種々の情報の提供などへの活用が期待されています。

コネクテッドカーは、通信機器を車に搭載するか否かにより2つのタイプに分けられるようです。即ち、前者に当たる「通信機搭載型(常時接続型)」と後者の「モバイル連携型(スマホなどで接続するタイプ)」です。

通信機搭載型は通信機や通信料金の低コスト化が課題のようで、現時点でモバイル連携型がより普及するのではと見られているようです。現在、モバイル連携型に対応したスマホアプリとして、米グーグル の「アンドロイドオート(Android Auto)」や米アップルの「カープレイ(CarPlay)」が知られています。

最近の自動車業界はコネクテッドカーの開発を急いでいるようで、新車販売に占めるコネクテッドカーの割合は、今後急速に増加していくようです。ある調査会社の予測では、世界市場について、29%(2017年)から93%(2035年)へ増加するとのことです。

関連ブログ(“コネクテッドカー”とは、2015.9.22)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/f84ee5dc22dceab15e2f0bb513027b4bです。


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“コネクテッドカー”とは

2015-09-22 23:09:35 | 乗り物/同サービスイノベーション

通信端末としての機能を有する自動車のことです。

コネクテッドカーは、車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータを車に搭載されたセンサーにより取得し、それをネットワーク経由で収集し、分析することにより、新たな価値を生み出そうとする狙いがあります。具体的には、事故時に自動的に緊急通報を行うシステムや、走行実績に応じて保険料が変動するテレマティクス保険、盗難時に車両の位置を追跡するシステムなどが実用化されつつあるようです。

コネクテッドカーが登場してきた背景(注:主にシーズ面)として、以下のような3点があるようです。
(1)無線通信の高速・大容量化
(2)車載情報通信端末の低廉化、スマホなどによる代替化
(3)ビッグデータの流通の大幅な増加


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“つながるクルマ(connected vehicle)”とは

2015-03-04 23:36:30 | 乗り物/同サービスイノベーション

インターネットと常時接続されたクルマのことを指してこのように呼んでいます。



クルマがインターネットと常時接続することにより、ネット経由で様々なコンテンツを車載情報端末で楽しめたり、クルマの情報をセンターとやり取りして保守サービスを拡充させたり、とクルマの付加価値を向上させられるようです。

ネットから車への支援情報の提供により自動運転技術の精度向上にもつながるようです。また、最新の地図を利用できたり、周辺の車両やスマホを持つ歩行者とも情報やり取りして事故や渋滞を防止できたりするようです。

なお、ドライバーと車載端末との情報やりとりはキーボードでなく音声が基本となるものと思われます。

米EVのベンチャーであるテスラ・モーターズの「モデルS」(注:2014年夏に日本へ納車)、日産のEV「リーフ」(注:2010年に発売)あるいは「e-NV200」(注:2014年10月に発売)などでは、ドコモの無線通信サービスを利用することにより「つながるクルマ」になれるようです。

自動車メーカー各社は、自動車の価値を高める観点から、通信事業者との提携を行い、ネットと常時接続できる新車の投入を進めていくようです。


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“ZEV(Zero Emission Vehicle)”とは

2015-02-23 23:59:09 | 乗り物/同サービスイノベーション

排ガスを一切出さない無公害車のことです。即ち、CO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)などの有害物質を含む排ガスを一切出さない車のことです。ZEVの代表的なものとして、EV(Electric Vehicle、 電気自動車)とFCV(Fuel Cell Vehicle、燃料電池車)が知られています。

EVはバッテリーに充電した電気の力でモーターを駆動させるタイプ、FCVは燃料電池(即ち、燃料に使う水素と空気中の酸素を化学反応させて発電する電池)から取り出した電気の力でモーターを駆動させるタイプです。FCVの場合、水素を充填する時間が短く(3分程度)航続距離もガソリン車並み(650km)といった特徴があります。

EVの代表例が日産の「リーフ」(2010年12月~)、FCVの代表例がトヨタの「ミライ」(2014年12月~)です。

ガソリン車で使用する(開発ノウハウの塊である)エンジンが不要であり単純な構造となることからベンチャー企業の参入が可能であり、業界の顔ぶれが変わってくる可能性があるとのことです。ZEVが普及すると自動車産業の構造も一変され、100年に一度の大変革が起こるかも知れません。


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“ドローン”とは

2015-02-02 23:39:11 | 乗り物/同サービスイノベーション

無人飛行機のことです。最近ではモノの運搬や警備用などいろいろな用途のものが開発され、今年(2015年)あたりから実用に供されようとしており、注目される存在となりつつあるようです。

その大きさも手のひらサイズのものから本格的な航空機サイズのものまでいろいろとあるようです。

活用の期待される分野として、例えば、”http://blog.btrax.com/jp/2014/11/24/drone/”のサイトでは、以下のような7つの例が動画付きで紹介されています。
(1)災害救助:災害現場での被害者捜索
(2)地球上の自然環境の調査:野生の動植物などの撮影
(3)ジャーナリズムへの活用:特殊な天候の場合などの取材
(4)アクロバティックなスポーツの撮影
(5)短時間のモノの配達:AmazonやDHLなどが準備中
(6)3次元空間を自由に利用した広告(drone-vertising):オフィスビルの周りを広告チラシを載せて飛び回る、など
(7)エンターテインメント:空中でのバトルやレースなど

我が国では、2015年2月1日より、コマツ(小松製作所)が「スマートコンストラクション」と呼ばれる建設現場ICTソリューションを提供開始したようです。ドローンで、建設現場を把握しようとするものです。下記ニュースリリース(2015.1.20)のサイトを参照願います。http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/2015012011372914140.htmlです。

また、セコムでは、2015年4月より、小型飛行監視ロボットを活用し人が立ち入りにくいところを空中から撮影し不審者や不審物を割り出せるサービスを開始するとのことです。関連の報道資料(2012.12.26)のサイトは、http://www.secom.co.jp/corporate/release/2012/nr_20121226.htmlです。また、デモ動画のサイトは、http://www.secom.co.jp/corporate/release/2012/v_robot130206.htmlです。

現在の法律(航空法)では、商業利用が想定されていないため、ドローンを運用する場合は、航空法において高度やその他いろいろな規制が課せらせており、例えば、許可・申請無しに可能な高度は150m未満となっているようです。


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“ウーバー(ウーバー・テクノロジーズ)”とは

2014-01-07 23:26:37 | 乗り物/同サービスイノベーション

米サンフランシスコのベンチャー企業の「ウーバー・テクノロジーズ」(https://www.uber.com/)が、2013年11月、都内において試験運用を始めた、スマホのアプリを利用したハイヤーを呼ぶサービスです。2013年11月の登録ハイヤー数は、5台とのことです。

ウーバーは、ハイヤーを呼ぶ利用者と登録されているハイヤー(運転手)とのマッチングをとるサービスです。利用者は、スマホからハイヤーの運転手の評価や目的地までの概算料金、到着までの時間が簡単に分かるようです。利用者は、利用した後、運転手の運転態度や予定時刻に到着したかなどの品質を5段階で評価できるようです。

料金は初乗りで800円(注:都内の通常タクシーは710円)、支払いはクレジットカードのみのようです。

2014年1月から正式運用に移行するようです。配車業界は市場規模が縮小気味のようですが、このサービスがこれを打開できるか注目されているようです。

ウーバー・ジャパンのサービス開始を伝えるブログのサイトは以下です。
http://blog.uber.com/tokyo_soft_launch

米サンフランシスコでの使用例の動画が以下にあります。
http://www.youtube.com/watch?v=xdDZ8vo14sg


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