毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「辺野古ゲート前ブロック積みの顛末」No.1586

2016-02-06 23:35:01 | がんばろう沖縄

キャンプシュワブにはゲートがいくつかあり、

この写真(緑のフェンスと蛇腹開閉門)の場所は

「工事用ゲート」と呼ばれています。

写真の沖縄県警の車が3台置かれているところに1月22日から一週間、

毎日ブロックが積まれたのです。


金曜行動・ブロック積みについての経過

どうしてブロックを積み始めたか、山城さんや高里さんからお聞きしました。

つまり、こうです。

2週間前の水曜・木曜行動(20・21日)は400人以上が結集して座り込んだので、

機動隊は座り込みを一度も排除できず、従って、工事車両は基地に入れなくて

阻止行動は大成功でした。

しかし、その反動で人数の少ない金曜日(1月22日)は、

今だかつてなく1日5回も座り込みを襲い、引き抜き、

暴力的に弾圧してきました。

あまりの暴虐に怒った沖縄県民・支援者が

ゲート前にブロックを積み上げたというわけです。

それが奏功し、機動隊はブロックをどかす作業に追われました。

 

フェイスブックやツイッターでブロック積みの闘いを知った全国からも、

早速、2000円の送料(ブロックそのものは1個90円)をかけて

続々とブロックが送られてきました。

高里鈴代さんがニコニコしておっしゃるには、

ブロックにメッセージや絵をかいて送ってくれた人もたくさんいたし、

中には居ても立ってもいられなくなった親子が、千葉だったか茨城から

飛行機で飛んできて、那覇で200個ブロックを買い込み、

レンタカーで運んできたということもあったそうです。


ブロックを積んで機動隊が移動し、それをまた積み上げ、また移動する日々は、

一週間続きましたが、ついに次の金曜日(1月29日)には、

苛立った機動隊がブロックを逮捕するという珍妙な手段に出て、

今ブロックは人間でもないのに「公務執行妨害」の罪名で

名護警察署に移送され、

それでなくても狭くて車を停めるスペースの少ない名護署の駐車場に

積み上げられているとのことです。

 

ブロックを積んだ場所には沖縄県警の大型車が3台並べられ、

その前や、車と車の間に座り込む人たちに対して、

わざとアイドリングして嫌がらせをするという、

心底意地の悪い機動隊でした。

 

↑座り込みで頑張る人達は、沖縄県警の車に基地建設反対のボードを飾り、

「辺野古に基地は作らせない」「アベ政治を許さない」ステッカーや

ジュゴンのシールを貼って有効活用しています。


 

剥がされると、今度は下に立てかけたり・・・。

 

「どうして剥がすの?剥がさないで。」

とにこやかに抗議する女性。


テントで座り込みしている間も、

外で通り過ぎる車にアピールする人もいます。

通り過ぎる時、クラクションをプップッと鳴らしたり、

手を振ってくれるドライバーも多いのです。

 

↓座り込んでいるところに、パン屋さんがトラックでパンを売りに来ました。

「もちろん僕も基地建設反対です」と言って。

写真撮らせて、と頼むとわざわざマスクを外してくれる律儀なパン屋さんでした。

 

今回は、テント脇にむしろ旗がたくさんありました。

『たっぴらかそう!』とは沖縄の言葉で、

『踏んづけてぶっ潰してしまおう!』という意味だそうです。

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「山城ヒロジさんの辺野古反基地闘争」No.1585

2016-02-05 23:25:36 | がんばろう沖縄

山城ヒロジさんという辺野古反基地闘争のリーダーの魅力は誰もが認めています。

今回の3日間は、元気に復活して現場に戻ったヒロジさんを身近で感じることができました。

ここでは端的にヒロジさんの闘い方(生き方)が示されるエピソードを挙げたいと思います。

〈その1:アルソック(民間警備会社)社員に対して〉

先日、アルソックの社員の一人が座り込みをしている横を通り過ぎた時、

ヒロジさんに対して3回ほど頭を下げて行ったのを見ました。

(すごい影響力だなあ)と思いつつ、それでも、

どうしてこんなに現場で対峙している相手から頭を下げられるのか、

ヒロジさんの人格を察知することができるほど現場は甘くないのでは…とも思ったのです。

今日、雨の中立ち尽くす民間警備会社アルソック社員を道路の向こうに見ながら、

私たちはテントの中で雨に当たらず座り込みをしつつ、

いろんな方がたの実に面白い話を聞いたり、歌を歌ったりして、

交流を続けていました。

雨が降って、沖縄にしては気温が上がらず、テント内で座っていても

寒さが足から腰から背中からじわじわと沁み込んできます。

私は一番前の椅子に座っていたので、

真正面に雨に濡れてずっと同じ姿勢で立つ人たちの姿が否応なく目に入ります。

ひたすら交代の時間(2時間おき)を待っているのでしょう。

休憩時、今日のリーダーの高里鈴代さんに

「ずっとあの人たちを見ていたら気の毒になってきました」と言うと、

鈴代さんは次のような話をしました。

「以前は、雨の日でもアルソックは職員に雨合羽を着せていなかったの。

今日以上に激しい雨の日も濡れ鼠で立っているアルソック職員を見て、

ヒロジさんは激怒し、

『今は闘いを一時ストップ、タイムを取る。

だから、アルソック警備保障会社は職員にレインコートを着せなさい。

直ちに!』と会社に連絡したのよ。」

・・・・・・。

アルソックは始め、工事運搬車両の出入りに際しての安全保障を担当していたのですが、

しだいに警察の下請けみたいに業務が変化してきたと思うときがあります。

警察が米軍の下請になっているのと同じ構図です。

攻防が激しくなると、

アルソックと座り込みの人々の関係にも緊張感が生まれます。

にもかかわらず、アルソックの職員は山城ヒロジさんには一目置いている、

その訳が一気に分かった話でした。

そんな話がヒロジさんには山ほどあるんですよね~。


今朝、暗いうちからテント前に並んだ警視庁機動隊には

「今、工事はしていないんだ。君たちはただ飯食いだ。

仕事をしているふりをしてこんなところに並んでいないで、

さっさと東京に帰りなさい!」

と叱りつけていました。

 

 

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「辺野古ゲート前木曜行動」No.1584

2016-02-04 22:03:17 | がんばろう沖縄

早朝5時50分キャンプシュワブ前に到着しました。

山城ヒロジさん、糸数慶子さん、高里鈴代さんの姿が薄闇の中に確認できました。

6時、工事用車両が出入りするゲートに移動して椅子を準備し、座り込みました。

「座り込み」と言っても地べたに座るのではないので、

皆さん、参加しやすいですよ~。

6時半。すっかり明るくなりました。

まず山城さんの一声です。

 

糸数慶子さん、朝一番の挨拶です。

島尻あい子が国会議員の身分を利用してもう実質的選挙活動をバリバリこなしていること、

そのやり方の利用主義、厚顔無恥さを批判しつつ、

選挙の体制構築を急がなければならないと緊張感あふれる話をされました。

 

次は、『チョイさんの沖縄日記』でお馴染みのキタさん。

土木建築の専門家として、

次にアベ政権側が何をしようとしているかの緻密に分析しました。

チョイさんのブログを読むと詳しく書いてあるので、

辺野古基地建設工事の現状について知りたければ是非読んでください。

『チョイさんの沖縄日記』http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/

 

これから工事は第2ゲートが重要になるとのこと。

さっそく移動して、機動隊に予告(^_^;)しました。

このゲート内には弾薬庫があり、

この弾薬庫の武器が中東の人々を殺しているのですと。

オール沖縄共同代表の高里鈴代さんにお聞きしたのですが、

イラクのファルージャ攻撃に派遣された米軍の3分の2は

沖縄基地からの出撃だったそうです。

 

第2ゲート前です。

 

歴史を遡ればあのベトナム戦争のときもアメリカ軍兵士たちは

 

沖縄から飛び立っていきました。

 

辺野古キャンプシュワブの米兵たちの中には、基地の傍のバーで、

 

一晩で給料全部を使い果たして飛び立って行った人もいたそうです。

 

二度と帰って来られないかも知れないからです。

見送る立場に立たされたバーのママさんは心中、

米軍兵士も可哀そうだし、ベトナムの人たちにも気の毒だし、

何とも簡単に言えない気持ちだったと読んだことがあります。

かつて賑やかだったキャンプシュワブ傍のバーなどの歓楽街は

今は全くありません。

 

今日の有名人の中に(他にもたくさん、三上智恵さんとか)は、

ジャン=ユンカーマン監督(『うりずんの雨』『老人と海』)と

反戦政治家ダグラス=ラミスさんがいました。

ユンカーマンさんは、社会変革の力になる映画を作成してきました。

今は『うりずんの雨』をアメリカ向けに編集しているそうです。

沖縄のことをほとんど知らないアメリカ人に伝えるために。

ゲート前の座り込みや市民の声を取材しているとのことです。

下はそのユンカーマン監督を取材する琉球新報辺野古班の記者。

沖縄タイムスと琉球新報は毎日、ゲート前に張り付いて取材しています。

ダグラス=ラミスさんは、いつもの「入口」を

ゲートフェンスに貼り付けていました(後ろのフェンスの白いもの)。

米軍によって閉ざされた基地に対し、

「どこからでも入れるんだよ。ここは沖縄。沖縄の人のものだよ」

というメッセージを込めて。

ヒロジさんの発案で記念撮影会。

しかし、有名人もそうでない人も、

ゲート前では同じく主役です。

今日は「うたごえ新聞」「熊本グループ」「新潟の中学生グループ」

「高校生グループ」はじめ、

「イマジン」の替え歌「ひま人」の歌や、しみじみ歌った「二見情話」、

どこからかは聞き逃した南京玉すだれの観音様など、

今日も楽しい集会が続きました。

機動隊による午前中のごぼう抜きなし、午後もちょろっと移動させられただけで

水曜、木曜行動は工事車両もほとんど入れずにすみました。

(工事していないからでしょう)。

 

「二見情話」の名歌手。沖縄の赤木圭一郎と呼ばれていました。

 きょうは道路の向かい側で参加の島袋文子さん。

南京玉すだれの福々しい「観音様」。

ワルツとルンバ。座り込んでいる人には運動不足解消になりますね。

しかし、年配者たちは「いいえ、結構です」と席を離れませんでした(笑)。

もちろん私もです。

とまあ、こんなんで一日が終わりました。

 

〈付録〉ジャン=ユンカーマン監督作品「日本国憲法」

https://www.facebook.com/misako.matsubara.18/videos/732793146851595/

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「歌い踊る辺野古の反基地闘争」No.1583

2016-02-03 21:13:01 | がんばろう沖縄

昨夕、懐かしい大浦湾(瀬嵩)の「海と風の宿」に着き、

宿の犬『グナア』との再会と海への散歩、そして軟便(いや、グナアですよ)。

昨夜は、かつてスタッフとして滞在した宿に

お客になって泊まるという待遇改善?に慣れず、

シンクの周りをゴシゴシこすったり、バスルームのタイルの目地に注意が行ったり、

ちょっとこんがらがったりしたんですが、

宿の外にまだハイビスカスが咲いているのが驚きでした。

下は昨年の6月にも花を咲かせていた樹なんですよ!

葉が黄色く変化しているのは、この間の霰が降るような冷え込みの所為でしょう。

 

今朝は6時50分にキャンプシュワブゲート前に着きました。

一昨日の産経新聞に「基地工事はしばらく休止」という記事が載りましたが、

山城ヒロジさんも朝から夕方まで3回も、

「数日前から工事車両が入っていない。産経は事実を報道したと考えられる。」

と話題にしていました。

確かに、これまで早朝6時50分頃から工事車両が入っていたのが

今日は全く来ませんでした。

全国から届いたコンクリートブロックは撤去され、

名護署に保管されているとのことで、

その代わりに沖縄県警の車がズラリと並んでいます。

座り込み行動はその車両の前や隙間に簡易椅子などを並べて行っています。

下は朝7時のキャンプシュワブ第一ゲート前。

沖縄県警の車の隙間に人々が座り込み、そのすぐ後ろにアルソックという

民間警備会社の社員が立っています。

元々アルソックの社員は工事車両が基地内に入るのを誘導したりする仕事だった

はずなのに、どんどん仕事内容が機動隊の下請けみたいになっています。

それでも、アルソックの一人は、

山城ヒロジさんにはとても深々と礼をしていました。

私も誰かにいただいた節分の豆を一番傍のアルソックさんに勧めると、

「いいえ、けっこうです。」

と応えが返ってきました。

 

今日は県会議員さん、市町村議会の議員さんが参加する水曜行動日です。

23人の議員さんたちが一緒に座り込みに参加していました。

宜野湾選挙の結果については、

宜野湾市民は普天間飛行場撤去を主張しているが、

それは辺野古に基地を作ってもいい、ということではない。

すり替えようとする声には、「それは違う」とはっきり言おう、ということです。

粘り強く、明るく、笑顔で頑張る地元沖縄の方々からは

いつも豊かで、大切な心構えを教えられます。

今日はまたスペシャルに明るい一日で、

ほとんど宴会状態と言っても過言ではありません。

お酒がなくてもここまでやる人々(笑)。

すごいです。

山城節炸裂。


東大名誉教授の佐藤学さん。

辺野古の闘いは人間の尊厳を取り戻す闘いであり、

日本の民主主義の最前線の闘いで、

自分もともに闘うと強く激励されていました。

辺野古のチャップリンさん。


アメリカから来たジェイソンさん。

ヒロジさんにせがまれ、「Proud Mary」を歌いましたよ。

私も大好きな曲です。特にティナ=ターナーのが。

座り込みの中にこんな人も。


朝のアルソックさん、硬い表情をしていました。

しかし、午後はちょっと違いましたよ。

やっぱり宴会効果ですね。

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「公明県本『辺野古移設に反対』!!」  No.1570

2016-01-18 13:00:00 | がんばろう沖縄

山東省菏澤という辺境の地にいても、沖縄宜野湾市長選挙の重要性が

ヒシヒシと伝わってきます。

歴史が希望の未来に向かうのか、暗愚な過去に舞い戻るのかの

要(かなめ)を握っていることは、海外にいる方が一目瞭然に見えるのかも知れません。

こんなこと言ってはなんですけど、

私は日本に帰るたびに、どろ~んとしたムードが社会を覆っているのを感じます。

しかし、しばらく居るとそれが自然で温泉に浸かっているような

けだるい安心感とでもいう心的状況が芽生えてくるから不思議です。

具体的に立ち位置を変えることで見えるものが違ってくるのですね。

 

さて、今夜菏澤を汽車で発ち、明日夕方青島から空路大阪に戻るので気忙しいのですが

このニュースは皆さんと分かち合いたいです。

沖縄県公明党も沖縄県民の固い意志を前にシフトせざるを得なかったんですね。

宜野湾市長選では公明党は日本会議のアベ丸抱え佐喜真候補を応援しているそうですが、

そのことに創価学会員は矛盾を感じ、「オール沖縄」のシムラ恵一郎さんに

投票することを強く期待します。

―――今朝の琉球新報

公明県本「辺野古移設に反対」 那覇で演説会、党本部議員も

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する考えを訴える糸洲朝則代表(左から2人目)と金城勉幹事長(右端)=16日、那覇市のパレットくもじ前

公明党県本は16日、那覇市のパレットくもじ前で「普天間飛行場の辺野古移設に反対し、県外、国外移設を求める演説会」を開いた。

17日に開かれる「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」には県本として参加しないため、独自の会を設けた。

連立政権の中で辺野古移設を容認している党本部から参加した遠山清彦衆院議員「沖縄の民意を尊重し、この問題に政府は丁寧に対応すべきだと申し上げ続ける」と県本の考えに同調し、政府内でも主張していく考えを示した。

 演説会では各登壇者国土の0・6%の面積しかない沖縄に全国の米軍専用施設の74%が集中していることの問題点、辺野古新基地建設に反対する県民の強い思いがあること、政府が新基地建設が必要な理由として挙げる抑止力や地理的優位性に根拠がないことなどを強調した。


 糸洲朝則代表「公明党は過去に在日米軍基地、在沖米軍基地の総点検を実施し、報告書で返還や整理統合が可能な基地をまとめて提言した。今こそ県本部が再度在沖米軍基地の総点検を行い、返還に向けて取り組むことが求められている」とあらためて在沖米軍基地の調査に取り組む考えを示した。


 金城勉幹事長は海兵隊が米本国から送られ、半年単位でハワイや沖縄、オーストラリアなどをローテーション配備されていることに触れ「訓練場さえあれば沖縄にいる必要はない。県外で受け入れ先がないから政治的に沖縄にいるのが実態だ。海兵隊は県外、国外に移設できる」と強調した。

http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-243032.html

―――――――――転載ここまで

付録:辺野古基金も12月10日付で5億円を突破したんですね。

これも大きな民意です。

今年は希望の歴史が切り開かれますように。

私も一人分ですけど頑張って力を出しますよ~

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「万策尽きたら夫婦二人で辺野古基地に座り込もう」No.1561

2016-01-09 19:28:26 | がんばろう沖縄

        onaga_150910_top.jpg

               翁長雄志オフィシャルウェブサイトより

        

翁長雄志さんが一昨年11月、沖縄県知事に当選した夜、

帰宅してお連れ合いの樹子さんに言ったそうです。

「もし、万策尽きたら辺野古に夫婦二人で座り込もう」と。

 

元々、お父さんの代からの保守政治家の家に育った翁長さんは、

ご自身もずっと自民党から出馬してきた方です。

その筋金入りの保守政治家が、どうして、今、

自民・公明党の辺野古新基地建設の方針に

真っ向から、全身全霊をかけて反対しているのでしょうか。

 

翁長さんは、自分の思いを心に溜め、抑制するタイプの人だそうです。

長年、保守政治家翁長雄志さんを支えてきた連れ合いの樹子さんが、

1995年の米軍兵士による少女暴行事件によって心が決壊し、

「もう自民党ではだめだ」と夫の雄志さんに訴えたその時も、黙っていたそうです。

 

私は他の記事で、基地問題では本土から自民党の大幹部野中広務さんなどが

何度も沖縄に来て、

「すまん、耐えてくれ。我慢してくれ」と

長年、沖縄自民党に頭を下げ続けてきたことを読みました。

おそらく、そうした野中さんなど、自民党内保守平和勢力の姿勢が

翁長さんを何十年も自民党籍に留まらせていたのではないかと思います。

 

さて、アベさん、菅さんはどうでしょう。

翁長さんが知事に当選してから、

アベ首相と会談するために何度も東京に足を運んだにも係わらず、

彼は一度も翁長知事に会おうとしませんでした。

頭を下げるどころではありません。

わざわざ訪ねてきてノックするドアも開けなかったんです。


菅官房長官は、(戦前戦後の)「沖縄の歴史は知らない」と言いましたよね。

昨年4月、翁長菅会談でのことです。

「もう『粛々と』とは言いません」と言った、あの時です。

 

筋の通った政治が全く行われなくなった現在を、

政治の堕落状態であると言う翁長雄志さんは

人と人との信義を何よりも大切にしている人だと思います。

「イデオロギーよりアイデンティティ」、

沖縄の人たちが待ち望んでいた政治家が、

今、沖縄を代表して、日本政府の腐れ脳みそどもと対決しています。

私はどうやったら翁長さんや沖縄県民の力になれるか、一生懸命考えています。

沖縄の力になれば、沖縄の人たちはその力を何倍にもして、

日本国民の正義の力になってくれるからです。

 

「ぼくはピエロになるかも知れない」

翁長さんは樹子さんにそう呟いたそうですが、

私たちはずっと、翁長さんのような高潔な政治家が出てきてくれることを

ずっと、待っていたのです。

頑張れ!翁長さん!

日本の庶民がついてるぞ!!!

そんなことしか言えない自分が歯がゆいですけど……。

(樹子さんの話のソースは『本と雑誌のニュースサイト/リテラ』

「女性自身」(光文社)1月19日号』です)

 

下は宜野湾市長選出馬の「オール沖縄」候補シムラ恵一郎さんの陣営で
鉢巻をしめる翁長さん。宜野湾市長選は戦争法廃止を求める日本全土の運動に
影響を与えるものです。山東省から「シムラさん、頑張れ~~~!!!」
って、届くかな
 
宮城 義弘さんの写真
宮城 義弘さんの写真
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</form>
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「辺野古の虹の戦士たち」No.1537

2015-12-15 17:49:52 | がんばろう沖縄

埋め込み画像への固定リンク

沖縄県民の主張は全く筋が通っており、何一つおかしなところはありません。

その反対に、日本政府は日本国憲法の

国民主権、地方自治権に根本的に違反しています。

棍棒を振り回し、暴力をふるって言うことを聞かそうとする

日本政府に対する沖縄県民の粘り強い闘いは、毎日、毎日続いており、

その姿に共感した全国の民も、日々、沖縄に駆け付けています。

オール沖縄の力が、全国、全世界の人々の力へと広がってきている状況。

まさに今、世界で話題の辺野古は、本当に民主主義の最前線で踏ん張っています。

汚い奴らに服従しない。絶対負けない、諦めない。

辺野古に行くと、心から、わたしら人間もまだ捨てたもんじゃないと思えるのです。

フェイスブック、ツイッターでも、沖縄への熱い声援、連帯の記事があり、

ここ山東省で読んでいて、胸がいっぱいになります。

今日はその中のひとつ、

グリーンピース・ジャパンさんのビデオの記事を皆さんとシェアしたいと思います。

(本当はビデオを貼り付けて紹介したいんですけど、それができないので)。

https://www.facebook.com/GreenpeaceJapan/videos/1083218021710805/

ビデオを見たら『O bella ciao, bella ciao, bella ciao ciao ciao ・・・』

のメロディと歌詞に胸が震えることでしょう。

懐かしいこの歌はイタリア・パルチザンの歌だそうです。

グリーンピースさんは安倍首相に私の声を届けてくれるというので、

早速http://bit.ly/1QqG83Pに登録しようとしたら、

《複数回は登録できません》と表示され、

(そう言えば、もう前に登録してたんだった)と思い出した次第です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「いまに、地球は病み、海は黒ずみ、川の水は毒となり、

動物たち植物も姿を消しはじめるとき、

まさにそのとき、人々を救うために世界中から虹の戦士が現れる」

—北米先住民族の伝説「虹の戦士」

https://www.facebook.com/GreenpeaceJapan/videos/1083218021710805/

グリーンピース・ジャパン11月10日 

【辺野古ゲート前の戦士たちに捧ぐ】

虹の戦士号 マイク船長が作ったビデオを公開!

イタリア人乗組員、アンジェロが

辺野古ゲート前で歌ったパルチザンの歌「さらば恋人よ Bella ciao」

▼対訳

1.ある朝目覚めて さらばさらば恋人よ
  目覚めて我は見る 攻め入る敵を

2.われをも連れ行け さらばさらば恋人よ
  つれ行けパルチザンよ やがて死す身を

3.いくさに果てなば さらばさらば恋人よ
  いくさに果てなば 山に埋めてよ

4.埋めてやかの山に さらばさらば恋人よ
  埋めてやかの山に 花咲く下に

5.道行く人々 さらばさらば恋人よ
  道行く人々 その花賞でん

毎朝、機動隊の暴力的な排除にもめげず、

海をまもるために抗議し続ける沖縄の方々をサポートするために


今すぐ日本中から声援を届けてください >> http://bit.ly/1QqG83P

そして、この状況を世の中に広めてください。

沖縄を応援する皆さんの声は、安倍首相のもとへグリーンピースが届けます。

 

グリーンピース・ジャパンさんの写真
グリーンピース・ジャパンさんの写真
グリーンピース・ジャパンさんの写真
グリーンピース・ジャパン

<虹の戦士、大浦湾にあらわる!>

辺野古・大浦湾の海は、世界中につながってる。
「海を守りたい」思いはみな同じ >> http://bit.ly/1Ox9cXW

――――――引用ここまで 

 

中村 公信さんの写真
中村 公信さんの写真
「琉球処分の再来のようだ。国家権力の弾圧には負けない。県民の皆さん、恐れることなく集まって!」と山城博治議長。【沖縄タイムス・速報】
<form id="u_ps_jsonp_5_4_32" class="commentable_item collapsed_comments" action="https://www.facebook.com/ajax/ufi/modify.php" method="post" data-ft="{">

12月15日午前10時ごろ、平和を求める退役軍人の会のメンバー約10人が、ゲート前の集会でアメリカの戦争の実態を語りました。イラク戦争に行った男性は、「帰還後にも多くの友人を自殺で失った」と話しました。

 
 
 
</form>
RYUKYUSHIMPO.JP
 
**写真は琉球新報、沖縄タイムスなどからお借りしました。(ブルーはーと)
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「『ブタ1名確保』ー辺野古での機動隊の言動」No.1532

2015-12-10 18:26:55 | がんばろう沖縄

「ブタ1名確保」「お前は犯罪者」、

これらの言葉は安倍晋三が沖縄の人たちに浴びせた言葉だと考えていいでしょう。

これを言った警視庁機動隊は、政府の特命の下に辺野古にやって来て、

カヌチャーベイの贅沢な高級ホテルに税金で滞在しながら、

一晩20000円~50000円だと!!!

私が5月、6月スタッフとして働いていた『海と風の宿』なんか、

1か月20000円ですよ。全国から次々と訪れた人たちはみんな、

自分のなけなしのお金を払って、狭い6人共同部屋とかに

泊まり、毎日カヌー漕ぎやゲート前座り込みにでかけていたんですよ。

もう一度言います。

全部自前ですよ!!!!!

その税金ドロボーどもが納税者に対して「ブタ」「犯罪者」と図々しくも言うのです。

「控えい、ひかえい!」と水戸黄門の助さん・郭さんは言うでしょう。

政府は、

「支援者は中国の回し者」とかいうトンデモないデマのばら撒きも含め、

ありとあらゆる手段を使って辺野古新基地建設反対行動を潰そうとしています。

ついに、翁長沖縄県知事を被告席に座らせる手段にまで出た日本政府に対して、

もし、沖縄県民が

「こんな失礼な国から離脱します」

と宣言したら、日本政府はどうするつもりなんでしょう。

まだ沖縄が日本の一地方自治体でいてくれている今、

沖縄県民の民意を少しは尊重しないと、

後で取り返しがつかないことになるのでは?

ま、そうなったら私は沖縄国に移住しますよ。

下は情報源のアエラの記事です。

―――――――――――――――――――――――

「ブタ1名確保」「お前は犯罪者」辺野古でエスカレートする機動隊らの言動〈AERA〉 128()1141分配信

                      

工事車両が基地内に入るのを防ごうと出入り口で座り込み機動隊員に強制排除される女性。悲しげな瞳でカメラを見つめた/11月28日朝、沖縄県名護市辺野古(写真:沖縄タイムス提供)

 ついに争いの舞台が法廷に移った沖縄・辺野古への新基地建設問題。一方、現場に目を戻すと、民主国家とは思えない醜態が起きていた。

 この日も午前6時から、米軍新基地建設に抗議する座り込みが始まった。11月28日、沖縄県名護市辺野古。約60人が工事車両の出入り口で腕を組み、横たわった。

 いつもと同じように、機動隊員約100人がごぼう抜きにかかる。そのとき、男性(63)の左の肋骨(ろっこつ)に激痛が走った。隊員の手で押さえ付けられていた。

 ボキッ。そう、音が聞こえた気がした。

「やめて、と言ったけどやめない。息もできない痛さだった」

 男性は救急搬送され、骨折と診断された。

 昨年7月の座り込み開始から500日以上。連日のように機動隊による強制排除が続く。こんな場所が、日本のどこにあるだろうか。

 今年11月からは、沖縄県警だけでなく警視庁の応援部隊も投入されている。安倍政権が総がかりで沖縄の民意にのしかかり、男性の骨は「ボキッ」と鳴った。

 陸上だけではない。埋め立て工事の現場となる海では、全国から動員された海上保安官が待ち受ける。現場周辺は、あらかじめ罰則付きの立ち入り禁止海域に指定された。市民のカヌーや漁船がその海域に入った途端、高性能ゴムボートの海上保安官が襲いかかる。海は陸に比べて目が届きにくい。

 11月2日、カヌーを降り、海面に浮かんでいた女性(42)は突然、海上保安官に両肩をつかまれ、水中に3回沈められた。身に着けた小型ビデオカメラは、伸びてくる海上保安官の手を写し、その後、水没する。「やめて! 助けて!」。女性の叫び声に、海上保安官が耳を貸す様子はない。
 
 11月18日には、海上保安官4人がかりで押さえ込まれた船長の男性(62)が一時、意識不明になった。男性は「殺されるかと思った」と振り返った。

 記者に聞こえないところでは、暴言を吐く警官や海上保安官もいるという。

「お前は犯罪者だ」「それでも日本人か」

 拘束され、「ブタ1名確保」と言われたとの訴えさえあった。

 県警や海保は一貫して否定するが、言動はエスカレート傾向にある。「このままでは死者が出る」という市民側の懸念は、決して大げさではない。

 沖縄は考えられる全ての民主的な手続きを使って、普天間飛行場返還と引き換えの新基地を拒否してきた。古くは1997年、名護市民投票で。最近は昨年の知事選で、公約に反して新基地建設を認めた仲井真弘多(ひろかず)氏に代わり、反対を掲げる翁長雄志(おながたけし)氏を選び直した。

 翁長氏は、仲井真氏が国に与えた埋め立て承認を取り消した。安倍政権の答えは、取り消しの撤回を求めて県を訴えることだった。裁判が始まった12月2日、被告席から証言台に立った翁長氏は「日本には、本当に地方自治や民主主義は存在するのでしょうか」と訴えた。

※AERA 2015年12月14日号より抜粋

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151208-00000006-sasahi-soci

――――――――――――――――――――

 

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「さようなら、おばあ。」No.1530

2015-12-08 22:43:28 | がんばろう沖縄

               平良とみ(たいら とみ)

 

平良(たいら)とみさん。

「ちゅらさん」は見たことがありません。

でも、たった一作観ただけの「ナビイの恋」は泣けました。

「おばあ」という呼び方は、「さん」も「ちゃん」も、ましてや「さま」もついていないけれど、

沖縄の言葉で、深い深い親しみと尊敬が詰め込まれた言葉なんだと

あの映画で初めて知りました。

「ばばあ」と「おばあ」、一文字しか違わないのに対極に位置する言葉だなあ、

と感じ入ったものです。

登川誠仁さんの飄々とした歌声が多くのシーンに流れる中、

ブラジルから60年ぶりに帰ってきた恋人とナビイが船出していくあの場面は、

近松門左衛門の浄瑠璃の道行きにも似て、

私にはミュージカル・コメディとは到底思えませんでした。

 

ずっと、沖縄で俳優人生を歩んでこられた平良さんは、

「ちゅらさん」に出演を乞われて、はじめ乗り気ではなかったけれど

「自分が出演することが、沖縄のためになるのなら」

と決意してお引き受けなさったそうです。

平良さんも愛する沖縄を背負って立つ一人の女性でした。

辺野古、東村の座り込みをしている方々と、平良とみさんは

全くおんなじだ、と思います。

大切な沖縄のおばあが、一人亡くなりました。

 

「ナビィの恋」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「沖縄ジュゴンの海の写真展:大阪で」No.1527

2015-12-05 19:47:30 | がんばろう沖縄

自分のブログに他人様の記事をベタベタ貼り付けるのは

恐縮なんですけど、ノートに記録するのと同じ意味で

保存しておきたいと思う重要記事が毎日いくつもあるんです。

また、お気に入りイベントを主催者にことわりもなく

勝手に転載して お勧めすることも、私の得意技です。(^^ゞ

今日は勝手に『ジュゴンの海の写真展』

のチラシを掲載させていただきます。

本当は私が行きたいんです~

今年の春、大浦湾瀬嵩の安宿スタッフとして滞在した私は、

犬の散歩で波打ちぎわに行き、毎回ヤドカリやらに出会うのを楽しみにしていました。

地元の保育園の子どもたちと先生が作った看板『きれいなうみで あそびたい』

今でも目に浮かびます。

大阪近辺の方、豊中市と吹田市で相次いで開催されるようですよ。

ぶらりと立ち寄ってごらんになってはいかがでしょう。

この写真展を見たら、あなたもきっと辺野古をおとずれたくなるはずです

 

 
 
 
 
 
 
 本当に海の生き物の宝庫:大浦湾ですが、今は下のようなボーリング調査船が
海の底を引っ掻き回して、サンゴを潰し、生態系を破壊して、
「問題ないです」とうそぶいています。

  

ASAHI.COM
 
 
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「千葉さんも海保の暴力で病院へ!」No.1521

2015-11-29 13:36:13 | がんばろう沖縄

5月、6月と沖縄大浦湾の安宿「海と風の宿」にスタッフとして滞在した時には、

すばらしい出会いの数々にワクワクする日々を送りました。

その方がたの何人かの近況は今でも時おりフェイスブックなどで知ることができます。

その宿で出会った一人、宿に自分ちのじゃがいもを送ってくださった

茨城県の千葉さん(これちょっとヤヤコシイですよね)が、

最近メールをくださいましたが、読んでビックリ、

世界を股にかけてヒッチハイクして回っていて全身元気の塊のチバさんが病院通いとは!!

それもなんと、カヌー隊に参加して海保に暴力を振るわれたためです。

以下ご本人の了承を得てメールを掲載させていただきます。

海保、機動隊の暴力がものすごいことの証明です。

それにしても暴力野放しにしては、あかんやろ!海保を逮捕せな!!

その後、千葉さんの容体は回復してきたそうで、

またカヌーを漕ぎに行ってくるそうです(勝つまでずっと)。

---ここから

11月2日から沖縄に行きカヌーチーム(辺野古ブルー)に参加して

1114日(土)の夜に茨城に戻りました。

今現在、体調は悪く、まっすぐに立っていているつもりでも右に左に揺れる感じがします。

(下は11月12日の記録です)。

1112日も海に出ました。

これで連続10日漕ぎました。

大浦湾では今日の午後から海底ボーリングが始まりました。

午後240分私達辺野古ブルーはフロートを超えて

ボリングの台船に向かいました。ボーリング作業を阻止するためです。

途中海上保安官(以降海保)に行く手を遮られ、拘束されました。

機動力を誇る海保のゴムボートは300400馬力です。

それに対して私たちは原始的な手漕ぎカヌーたぶん0.3馬力ぐらいです。

その力の差1000倍です。拘束された時当然その理由を聞きます。

「拘束の理由は?」海保は答えたことがありません。

なぜならば答えることができないのです。

理は私たちにあり彼らの行為は違法ですから。

今回は海保に厳しく「法的根拠は?」とたたみこみました。

その時、海保はカヌーに乗り込んできて、私の右斜め後ろから右手で

ライフジャケットの紐を持ち左側の首を強く締めました。

必要ないのに首を絞めて海に落とそうとしたのだと思います。彼らが良く使う手です。

その後、海保のボートに上がってから責任者に強く抗議しました。

彼は私のウエットスーツを開けて「傷は無いですね」

と言っただけで謝罪も何もありませんでした。

 

当初、私は簡単に考えていて「一晩寝れば治る」と思っていました。

12日はカヌーの後片づけ(一時間ぐらいかかる)を免除してもらい、

すぐシャワーを浴び旅館に戻り午後6時過ぎに寝てしまいました。

次の日13日はカヌーは漕げず(当然です)、

カヌー隊の責任者に「医者に行くように」指示されました。

スタッフに付き添われ名護市の「ひだか脳神経外科」に行ったのは13日の9時ごろです。

脳神経外科の先生には、「このような時はMRIを撮った方が良い」と言われ、

驚いたのですが従いました。

医者には「眩暈、体の揺れ、吐き気などを伴う時は注意として、ゆっくりと休養を取る。

力仕事しない、長時間下を向かない」などの心構え?を強く言われ、

「あなたみたいなタイプは少し良くなるとすぐに無理をする」とズバリ言い当てられました。

最後に診断書を書いてもらいましたがその内容を見てがっくりしました。

「病名らしき後に全治2週間......」とあり、ますます気分が悪くなりました。

↑ 気が弱いので仕方がありません。

診断書と現場で起きた内容を書いたものをカヌーの責任者に渡し、

それを「辺野古反対協議会」の書記をまとめている人を通じて他の事故と集計後、

弁護士が海上保安庁と折衝することになっています。

と言っても、そんなことで表舞台に出るとは想定外でした。

何か恥ずかしいと同時に多くの人に迷惑をかけたのではと気がかりです。

もっとも沖縄の関係者全員は「そんなことはない。千葉さんが悪いのではない」

と言ってくれているので少しは気持ちが楽です。

 

 茨城に帰って昨日16日(月)体調が悪いので病院に行きました。

のどの奥が痛いのが主で内容は体の揺れ、吐き気もあります。

少しは和らいではきましたが.....。自分で車の運転も出来ません。

総合病院では「歯医者みたいな手鏡でのどの奥まで見られない」と言って、

近くの耳鼻咽喉科を紹介されて行きました。

ここでは鼻に麻酔をされ鼻からファイバースコープを入れ、

のどの奥(私の感覚では鎖骨に近い絞められた場所に近いところ)を

テレビに映して見ていました。

ファイバースコープを抜いてから映像を見せてもらいましたが、

「炎症を起こしている」とのことでした。

痛み止めやら、何とかの薬とか全部で6種類の薬を5日間飲む羽目になってしまいました。

 

今回は10日連続してカヌーを漕ぎました。

8日の日曜日は工事が休みなのでカヌーも休みなのですが、

午前中地元那覇の子供とその親のカヌー教室があり、その手伝いをしました。

午後からは“グリーンピース”と辺野古ブルーの共同の抗議集会で

大浦湾でカヌーに乗り交流しました。

 

<添付写真>

・カヌーの写真:向かって左側から3番目橙のシャツが私です。(ちょっとはかっこいいでしょう)20151108


・座り込み排除の写真:山城(さん立ってマイクを持っている)とふみこお婆(座って白いザックを背負っている)20151113


・拘束される仲間:拘束された私が撮ったものです(けがする前の日)20151111 

 *最後に私はこんなことでは“めげず”回復したらまた行って(勝つまで)カヌーを漕ぐつもりです。

 

<警視庁機動隊>

114日から警視庁機動隊が辺野古に投入された。その数150名と言われる。私も112日から辺野古に行っているので私が行ってから彼らが来た感じになる。彼らは大浦湾を見下ろすカヌチャーベイホテル(一泊20,00050,000円)のリゾートに泊まっている(税金で)。かなり優雅だ。私は一泊2,000円だ。まず115日朝、工事用ゲート前の座り込み排除に出てきた。かなり乱暴だ86歳の島袋おばぁもムリムリ4人がかりで連れて行く。

リーダーの山城さんも両腕を持たれておりの中へ連れていかれた。その他報道カメラマンまで巻き添えにして乱暴に連れて行く。←なんだこれは。法的根拠は?

116日朝の山城さんのスピーチは素晴らしかった。以下のような内容だった。「警視庁の諸君よく聞いてくれ。昨日私を拘束した。今後こんなことをしたら暴動が起きるぞ!絶対やめてくれ、私はマイクを持って座っている皆さんの安全を確保しているのだ。扇動しているわけでない。指本触れないでくれ。君たちは今一泊20,00050,000円のリゾートホテルに泊まっている何たることだ。君たちもテントを張って泊まりなさい。沖縄に来て勝手な事はさせない。」

なんと、これ以降 山城さんに触れて拘束することがなくなった。

 ―――ここまで

 

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「辺野古のカヌー隊・座り込み隊に怪我人続出!」

2015-11-28 21:41:19 | がんばろう沖縄

先週から1日24時間の多くを仕事関係に費やし、

メールへの返事もろくにできず、たいへん失礼していました。

ブログを書くのも、水・木・金はくたびれて滞りがちでした。

昨夕、あまりの寒さのために日本語学科学生対象の「日本語コーナー」を中止したところ、

思いがけず、ごぼっと時間が浮きました。

今日も、学生との夕食の約束もしないで、一日を自分のことだけに使いました。

そういう日が欲しかったんです~。

 

 

この間から辺野古に東京の警視庁機動隊が来て、海保の攻撃力がアップし、

カヌー隊や船、ゲート前で座り込みをしている人への暴力的排除がめちゃ酷くなって、

怪我人続出というニュースが伝えられていますね。

例えば宮城 義弘さんがfacebookに載せた下の記事はご存知でしょうか。

動画の解説です(動画は一番下のURLから見られます)。


アベ政権とは、まるで、地球の正義と平和を潰すために地底から派遣された

悪魔の手先みたいなとんでもない政治集団です。

アニメなら、こんなに酷い目に遭っている辺野古の人々を救うために

空の彼方かどっかから、正義の味方が飛んでくるはずですが、

現実には、飛んでくるのはオスプレイぐらいなもんです。

現実社会における正義は、

蟻んこのような私たち庶民が発揮するちっちゃい力の総結集でしか貫けないのです。

結集軸は「野党は共闘!」です。


―――宮城 義弘 11月18日 18:44 

‐沖縄名護市辺野古‐ 

防衛省・海上保安庁の弾圧は、小池晃参院議員の目の前で起きました。

叫んでいる声は小池議員です。

最初はカヌーチームに対する弾圧。

つづいて抗議船船長に対する暴行。

抗議船の船長には、4人の海保が馬乗りになり、

足の膝で頚椎を締められ、気を失いました。

嘔吐を繰り返す船長。

異変に気づいたもう1人の船長が、「救急車を呼べ」と要求したが

海保、これに応えず、なお締め上げる。

もう1人の船長が、救急車を要請し、汀間漁港に急行。

同時に、漁港に着いた小池さんは、救急患者のいる船に飛び移り、

脈拍、声かけなど必要な措置をしたあと、救急車に同乗して、県立北部病院まで同行しました。

被害者は、小池さんの呼びかけで救急車の中で蘇生、事なきを得ました。

怒り収まらないのが小池さん。

ゲート前でマイクを握り、

「安倍政権は断じて許せない。勝利の日までともに頑張りましょう」と訴えました。

―――https://www.facebook.com/groups/nago.kyodo/

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「沖縄の人々―三上智恵さんの描く山城博治さん」No.1483

2015-10-14 19:09:28 | がんばろう沖縄

↑10月13日、翁長知事の辺野古新基地建設工事取り消しの発表を聞いて

カチャーシーを踊るキャンプシュワブゲート前の県民・支援者の中に退院した山城さんが!


映画「戦場ぬ止み」の監督、三上智恵さんのブログで山城さんの動画を見られるよと、

今日、関西のマサコ姐さんがメールで知らせてくださいました。

動画は感涙にむせぶとはこのことなり、の映像の数々でした。

三上さんは東京生まれですが、大人になって沖縄に吸い寄せられ、

もう15年以上も沖縄で暮らして、写真や映画を撮っている方です。

この8月、十三の「風まかせ ひとまかせ」という知る人ぞ知る食事とイベント処で

偶然お見かけし、お声掛けしたところ気軽に応じてくださったのです。

鋭く深く感じる心と表現力に溢れる方だと感じました。

そんな彼女が書いた我らが山城博治さんについての文です。

彼女も凄いが、山城さんも凄い。

沖縄は凄い人で溢れているようです。

このブログを読んでくださっている皆さんと

その凄さの一端をシェアしたいと思います。

――――――――――――――――――

「三上智恵の沖縄撮影日記―辺野古・高江」

第32回 「不死鳥 山城博治、復活」

https://youtu.be/zXgzGAu3VDg


「悪性リンパ腫で闘病生活に入ります」

 今年4月20日、辺野古ゲート前で、リーダー山城博治さんは無念の表情で公表した。

去年夏から24時間体制で建設阻止の座り込みを指揮してきたヒロジさんが、

どんなに無理に次ぐ無理をしてきたか。

ゲートに立つ人は全員それを知っていただけに、「なぜ」、「どうしてもっと早く」、

「どうにか」と、それぞれに自分を責めたと思う。

口を一文字に結び、不安も涙も見せずに「安心して治して来い」と送り出すのに精一杯だった。

対峙してきた名護署の警察官までもが、早く治して戻って欲しいと彼の肩を抱いた。

ゲート前にあいた穴はとてつもなく大きく、そのことを乗り越えるために

一人ひとりが覚悟を三倍にして事実に向き合う日々が始まった。

 衝撃が大きすぎて、当時はこんな描写もできなかった。

奇跡の日を迎えたから、いま初めてこうして書ける。

 あれから5カ月後の9月20日。

 ヒロジさんの63回目の誕生日となるこの日、辺野古シンカ(仲間)たちは三線を練習し、

琉舞を覚えて最大限の歓迎の体制を整えてこの日を迎えた。

 ヒロジさんがゲートに帰ってくる!

 座り込み1年2カ月の中で、知事選勝利をこえるほどの笑顔に包まれる日が来ようとは。

秋晴れの空の下、ヒロジさんは不死鳥のようにゲート前に舞い戻り、復活を宣言した。

 今回は、その時の彼の表情、祈るようにこの日を待ち、

必死に留守を預かってきたゲート前の人々、

そして病魔を退散させ、勢いを増して炸裂するヒロジ節、

それを映像でみなさんにお届けするだけで、

多くを書くことは蛇足だからやめておこうと思う。ただ、動画を見て欲しい。

https://youtu.be/zXgzGAu3VDg


 以下は、まだ山城博治さんを知らない方、すぐに映像を見られない方のために書いた。

私は小さい頃から忍者好きで、心の中でよく彼を忍者に例えていた。

そんなバカバカしい記述もあるが許していただきたい。
 
 県の職員だったヒロジさんは、自治労(全日本自治団体労働組合)から

沖縄の平和運動をリードする平和運動センターの中心人物になるのだが、

いつの頃からか、あらゆる反戦平和の現場には必ず彼がいた。

取材に行くとどの抗議集会でも、メガホンを握っている。

まさに分身の術で、ホワイトビーチの原潜入港反対で

シュプレヒコールを上げていた日の夕方には、

石垣島の米軍艦阻止で県警と揉み合っている。

ニュースの編集をしながら、「ヒロジさんって何人かいるの?」

とカメラマンが笑うこともしばしば。


 PAC3配備に反対する集会で、人がまばらで各社撮影チャンスを探しあぐねている時も、

ヒロジさんが登場した途端に集会のエネルギーが増幅し、シュプレヒコールを上げる頃には、

50人が100人いるほどの勢いになる。まさに影分身の使い手である。
 
 去年7月から毎日、いつ寝ているのか全くわからないほど

辺野古の現場に張り付き続けたヒロジさんだが、

長期間泊まり込んでの闘争は初めてではない。

ヘリパッド建設に反対する高江の闘争では、

7年間、住民の会の座り込みを県民運動の側から支えた。

片手にハンドル、片手に携帯を持ったまま、車で仮眠をとる日々が長引き、

熊のように髭を蓄えていたこともあった。

変身の術の如く、私もヒロジさんだとわからないほどだった。


 そうやってオスプレイに必死に反対してきたからこそ、

2012年、岩国からの飛来をどんなことをしても止めねばならないと、

暴風域の中での普天間基地完全封鎖を仕切ったのも彼だ。

ある時は予告してメディアを動かし、

ある時は自分の組織にさえ明かさずに隠密行動をとる策士であり、

信頼できる内外の仲間が影の軍団となって

彼の一言であっという間にフォーメーションを作り出す。

撮影で追いかけるこちら側も、ジェットコースター感覚だ。

 ヒロジさんの人柄は、映画『戦場ぬ止み』を見ていただければ誰でも虜になるように、

短気で口が悪くて足が短い以外には欠点がない、底抜けに優しい人情派。

弱者、はみ出しもの、斜めから見てる人、飛び出す人、

どんな人もゲート前の渦に巻き込んで仲間にしていく手腕は圧巻。

そして誰のことも切り捨てない。

しんどいことは自分がやる。

仲間の欠点や失敗は体を張って守る。

彼のアジテーションは超一級品だが、二級レベルの歌や踊りも惜しげもなく披露し、

みんなが安心してテントで一芸を披露し楽しんでいい空間を作った。

ヒロジさんを指して過激派という人がいるが、

それは彼と30分も共に時間を過ごしていない可哀想な人だ。

 沖縄には歴史に残る大衆運動のリーダーたちがたくさんいる。

阿波根昌鴻、瀬長亀次郎、安里清信、挙げればキリがない。

辺野古の闘い20年を振り返っても金城祐治、当山栄、大西照雄…

他界された方だけでも、これだけ素晴らしい方々がいた。

そんな伝統ある辺野古の現場を今任されているヒロジさんの凄さというのは、

類い稀な作戦を繰り出す能力だけではなく、

実はこのゲート前を大芸能大会付きのピクニックの場に仕立て上げていったことだと思う。


 日米両政府を向こうに回して終わらない闘いを強いられてきた沖縄の知恵は

「鈍角の闘い」である。

まさに老若男女が好きな時間に好きなスタイルで参加していい、

それこそが強みなんだという場を作りきれたのは、ヒロジさんのキャラクターと経験値である。

私は、みんなが参加したくなる空気を維持していくこの知恵こそ、

今全国に伝えたいと思って映画にした。

 政治なんて興味ない、何をやっても変わらないと、

大衆が汗も知恵も絞らずに来た数十年の積み重ねでここまで日本が劣化したのだ。

巻き返しを図るには、大衆が危機感で集まるだけでなくそこから心躍らせ、

面白がることができる、さらに人を呼べる抵抗の現場をどう作っていくのか。

継続しない運動は、権力者にとって恐れるに足りない。

折れず、ひるまず、継続するパワーを獲得することが、実は一番大事なポイントだ。


 ヒロジさんというリーダー像は、

今の政権に抗う日本の大衆にとって特効薬になりうると思った。

権力を笑い、自らの可笑しさも笑い合いながら、歌って踊って怒って泣いて座り込むのだ。

ここは私たちの暮らす土地であり、子どもたちに渡す、

先祖から引き継いだ大切な島なのだから。

 白土三平著『忍者武芸帳・影丸伝』の中で、忍者のリーダー・影丸は、

何度首をはねられてもまた復活して大衆を率いる。

それは、権力がいくら力ずくで首謀者たちを消し去ったつもりでも、

優れたリーダーは必ずまた現れるということなのだと思う。

私は沖縄の闘いを見てきたこの20年間で、それを実感している。

 取材を始めた当初、

ヒロジさんのような土臭い人情型ヒーローが生まれるとは思ってもみなかった。

しかし、彼のいない5カ月間に、また、

力も魅力もある準リーダーたちが頭角を現してきている。

『忍者武芸帳』は、まさに大衆運動の凄さを描いていたのだと納得する。

 ところで、復活したヒロジさんはもちろん影武者ではない、ホンモノのヒロジさんだ。

死神に会って追い返してきたという。

悪性リンパ腫の末期宣告から見事に蘇ったのは、

沖縄にとって大事な方だからと万全の体制で臨んでくれた医師団の力も大きかったそうだ。

まだリハビリ優先で全面復帰はしばらく先になるが、ヒロジさん不在の期間に、

鋼のように鍛えられた現場の強さは5カ月前の比ではない。

 間もなく迎える知事の承認取り消しを、

辺野古の現場は揺るぎない体制で迎えようとしている。

http://www.magazine9.jp/article/mikami/23080/

―――掲載ここまで 

 

 

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「やった、翁長知事、辺野古基地承認取り消し!」No.1482

2015-10-13 21:10:07 | がんばろう沖縄

P.M.2.5が289だとか、半端じゃない数値の今日の菏澤市から。

 

翁長沖縄知事が、ついに承認取り消しを発表しました。

基地建設工事は法的根拠を失いました。

毎日、辺野古で座り込みやカヌーで海に繰り出していた全ての人々は、

この決定を今か、今かと待っていたことでしょう。

キャンプシュワブ・ゲート前で喜ぶ人たちの中に山城ヒロジさんや島袋文子さんの姿が見えました。

山城さんはもう、退院されたのでしょうか。

ゲート前で頑張る山城さんを聴衆の一人として何度かお見かけしただけですが、

以前と変わらぬあの帽子・タオルに作業服姿を見て、ダブルの喜びでした。

 

今日の翁長さんの承認取り消しコメントは、一人の人間として心が震えました。

民主主義を追求する高邁な政治家が、このように日本にいることが嬉しくてたまりません。

翁長さんに、「100%支持!がんばれ、翁長さん。私たちもがんばります」

とメッセージを送ります。

そして、辺野古基金も、少額ですが積立貯金のようにコツコツと送金を続けようと思います。

山東省からも送金ぐらいはできるのです

皆さんも同じことを考えていらっしゃるのではないでしょうか。

連絡先が載っているKoji Uedaさんのフェイスブック記事をお借りします。

―――――――――――――――――――――――――――――――

 
Koji Uedaさんの写真
Koji Ueda

辺野古基金 http://henokofund.okinawa
「辺野古基金は、辺野古新基地建設に反対し、

建白書において要求されたオスプレイ配備の撤回、普天間基地の閉鎖・撤去及び

県内移設を断念させる運動(活動)の前進を図るために物心両面からの支援を行い、

沖縄の未来を拓くことを目的とし、その目的を達成するために必要な支援と活動を行っています。」

本当に新基地反対運動は、保守革新を問わず「島ぐるみ」の運動です。


地元経済界の金秀グループ(建築業 !! )会長の呉屋守将氏、

かりゆしグループ最高経営責任者の平良朝敬氏、

沖縄ハム総合食品会長の長浜徳松氏も共同代表です。

「沖縄の未来を拓く」辺野古(新基地阻止)基金
http://tamutamu2011.kuronowish.com/sosikikin.htm

「辺野古基金」とは? 宮崎駿氏が共同代表に就任へ
http://www.huffingtonpost.jp/…/miyazaki-hayao-henoko-okinaw…

辺野古基金 3.3億円突破 (目標額は7億円に上方修正)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=119533

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

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「七芸で『戦場ぬ止み』を見たんですけど…」No.1415

2015-07-26 10:40:46 | がんばろう沖縄

先週、ご近所友達ヒサミさんと十三の第七芸術劇場(七芸)に行ってきました。

戦場(いくさば)ぬ止(と)み』(三上智慧監督作品)は、

7月18日から8月7日まで(+8/22~8/28レイトショー)の長期上映中です。

第七芸術劇場では他に、

沖縄 うりずんの雨」(ジャン・ユンカーマン監督)8/8~

ひめゆり」(柴田昌平監督)8/1~

大丈夫であるように―Cocco 終わらない旅―」(是枝裕和監督)7/25~

と、沖縄を深く知るのに欠かせない映画が、この夏いくつも上映されます。

七芸がどれほど沖縄に熱い想いを持っているか、これだけでも分かりますね。

 

友人のヒサミさんは、数年前の夏休みに中学生の息子と初めて沖縄を訪れ、

息子に「将来は琉球大学海洋生物コースに入りなさい」と勧めて、

その時息子も強く頷いたのです。

(月日の経過は、彼に京都の精華大学マンガ学部を選択させましたけど)。

ことほど左様に、私の周辺では沖縄に惹かれる人たちが多いのです。

私自身、二十年以上前に家族と、本部町伊豆見の友人宅に遊びに行き、

家の屋根に登るガラガラドンのような山羊や峠のホタルに出会い、

吸い込まれるほど美しい青緑色の海でグルクン(たかさご)を釣り上げ、

姫百合学徒だった方に連れられて、糸数のガマ(壕)を訪れたのです。

それ以来、ずっと沖縄を身近に感じていましたが、昨年末に、

『圧殺の海』(藤本幸久・景山あさ子監督)を見たとき、

(とにかく急いで、辺野古に行こう!)と決意したものです。

映像の力はスゴイです。

沖縄と言えば「ビーチとリゾート」しか思いつかない内地の人たちに、

「それだけではない沖縄を知り、自分のこととして考え、行動に移してほしい」

というのが、私が3月に辺野古を訪れた際に言われたことでした。

私の沖縄への旅はまだまだ途上にあります。

 

さて、「戦場ぬ止み」の話です(笑)。

実は、見ていて何度も涙で銀幕が曇り、

あげくにコンタクトレンズがずれました。

(隣りのヒサミさんも声を上げて泣いていました)。

そういう訳で、残念ですが内容を皆様にご紹介できないのです。

「海と風の宿」に長期宿泊のミヤサカさんが登場していると聞いていたのに、

それも見損ないました。

従って、近日中にまた行かなけれななりません。

内容は、そのときに少しは整理できるかも知れません。

いや、無理かなあ。

「戦場ぬ止み」のタイトルは、辺野古のゲート前フェンスに掲げられた

琉歌の一説に由来しています。


今年しむ月や 戦場ぬ止み 沖縄ぬ思い 世界に語ら

(くとうし しむちちや いくさばぬとみ うちなーぬうむい しけにかたら )

今年十一月の県知事選挙は、私たちのこの闘いに終止符を打つ時だ!その決意を日本中に、世界中にかたろうじゃないか― 映画チラシより

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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