毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

裏庭の秋

2024-10-11 14:47:53 | 反戦平和

朝、6時に目が覚めても28℃、日中は35~38℃だった経験が体にこびりついているのに

すでに寝るときは掛け蒲団、朝起きると肌寒い今日この頃だ。

靴下を履いてガラス戸を開ける。

こんな涼やかな日々を過ごせるのが奇跡のようにありがたい。

コーヒーも何カ月ぶりかで毎日熱いのを点てて飲めるようになった。

夏、毎朝15リットルは水遣りをしていた植物たちは、

裏庭で(ああ、今年も秋が来たんだね)と納得の変化を遂げている。

 

青じそたちが一斉に花を咲かせ始めた。

 

河川敷の草むらから種を採取したホシアサガオも小さい花をつけている。

つゆ草も開花。葉も食べられるというので茹でて食してみた。

味は可もなく不可もなし。

法蓮草や三つ葉などに混ぜるといいかも。

9月中旬の台風の後、急に一本だけ出てきた彼岸花(下左)は

ひょろひょろ伸びてもう枯れて、ローレルの枝にもたれている(下右)。

 

数年前に友人からもらった数本のイグサが、

何のお世話もしていないのに10本ぐらいに増えている。

しかし、畳にするにはどれほど増えないといけないのだろう。

春に初めてミョウガの苗を植えた。

故郷の北海道では、食べたことはおろか見たこともなかったが、

日当たりが悪くても、じめじめしていても育つと聞き及び、

メルカリで買ってみた。

来年の春を楽しみにしていたら、なんと、もうはや顔を出したのには驚いた。

過保護のお姫様あつかい。夜刻んで冷ややっこの上にのせて食べてしまったんですけど。

ドクダミも順調に増え続け、何度も刈ってドクダミ茶にしている。

裏庭の植物のお陰で、夏の酷い暑さにも辛抱我慢できた。

今日、酷暑時は控えていた家のすぐそばの河川敷に三カ月ぶりに行ってみた。

植物が茫洋と茂っていた。

 

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大石あきこは正当である!

2024-10-03 20:52:58 | 反戦平和

尼崎に引っ越す前、私は大阪市の淀川区民で、大石あきこの地元でした。

野球や相撲でもあるまいし、地元だから応援することはないんですけど、

この間ずっと

大石あきこ(れいわ新選組)の衆議院での孤軍奮闘ぶりを見ていると

ときに涙が出る思いです。

次の衆議院選挙では、立憲民主党が大石に対して

元れいわ新選組だったけど現立憲の候補者をぶつけてくるという

ねじくれた嫌がらせをしています(ちなみに大石あきこの選挙区は大阪5区)。

国会に、こういう空気読まない、不器用で、正道を行く政治家や政党がないと

日本には希望がありません。

 

下は愛読紙(オンラインだけど)の一つ、日刊ゲンダイの今日10月3日の記事です。

れいわ大石晃子氏は「正論」掲げ懲罰動議…かつて国会ではプラカード抗議で怒声など日常茶飯事

1日の衆院本会議で行われた首相指名選挙の際、「裏金隠しの解散やめろ」「能登の補正予算を」と書いた紙を壇上の投票箱の横で掲げて注目を集めた、れいわ新選組の大石晃子共同代表(47)。

自民、公明、日本維新の会、国民民主の4党は2日、大石氏を懲罰委員会に付すべきだとする動議を額賀福志郎衆院議長(80)に提出。早ければ7日の本会議で可決される見通しとなった。

自民などは大石氏が額賀議長の指示にも応じず、衛視に降壇させられたことを問題視したらしい。だが、各メディアの世論調査では回答者の7割前後が今も裏金事件の再調査を求めている上、能登半島は大地震、記録的な豪雨と未曽有の大災害に見舞われ、復興・復旧は待ったなしだ。

日刊ゲンダイDIGITALーーー記事ここまで

 

下はXで見つけた動画ですが、民主党政権当時、

自民党議員がプラカードはもちろん、

わーわー壇上に押しかけて大騒ぎしている様子。

自分らは大石あきこの100倍好き放題やっていましたが

懲罰されたとは聞いていません。

彼女だけ懲罰にかけるとは

「国会は立派な服を着たごろつきどもの遊び場だ」

という辺見庸の言葉が

真実であることを示しています。

 

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立憲民主党への一縷の信頼をも爆砕する強力野田パワー

2024-09-26 17:59:30 | 反戦平和

私にとって自民党総裁選はまあ、誰がなってもどうでもいい範疇でした。

野党第一党の立憲民主党も似たり寄ったりの興味関心でしたが、

「予期せぬ事態が起こって吉田晴美氏が代表にならないかなあ、ならないだろうなあ」

と独り呟いたりもしていたのです。

今まで立憲民主は一応、穏健な革新を目指すリベラルの旗を掲げている党だ

と認識していましたが、

今回の代表選で野田佳彦氏を選んだ立憲民主党は、

もう「穏健な革新」ではなく「明確な保守」へと姿を変えたと言っていいと思います。

野田氏は政策はそっちのけで「何が何でも政権を取る」ために、

共産党を切って維新や国民民主と手を結ぶようです。

代表に決まった後の記者会見でアークタイムスの尾形聡彦記者

「野田さんは安保政策など自民党と似通ったところが多いんですが、

自民党との違いは何ですか?」

と質問されて、

「選択的夫婦別姓の見直し、カネのかからない政治、世襲制の制限」とか……。

国民の最大関心事は「消費税減税/廃止」だと分かっているくせにすっとぼけて、

さすが財務官僚たちが「野田さんなら安心だ」と言うはずですわね。

 

今年の1月、京都市長選で共産・れいわ支持の福山和人候補ではなく、

自民・公明・国民民主と手を結んで松井という人を当選させた立憲ですから

(そのときの辻本清美のカメレオン的豹変ぶりも忘れられない)

この結果にはそんなに驚きはありません。

ただ、今までずっとのことが重なって、

絶望と憤怒、屈辱の感情が深いだけです。

今の私は辺見庸さんの次のことばの一つひとつに共感するものです。

「何をどうやったって、世界はもうだめになったのだ。わたしはいつの頃からか、自分が廃船にでもなったような疲労と全身の錆びつき感のなかで、そう確信に近く思っている。愚にもつかぬ政権が倒れたって、いったい何が変わるというのだろう。またどこかの『なーんちゃって』人間が権力の座について、「なーんちゃって」諸政策をぶちあげ、『なーんちゃって』諮問委員会がそれらをもっともらしく`ミンシュテキ‘に追認し、思考力と記憶力、批判力と抵抗力を失ったコクミンという名の愚民と、信じがたいほどのバカメディアによって、愚昧のシステムが合法的に維持、継承されるだけの話である。…〈中略〉…国会はおおむね、立派な服を着たゴロツキどもの遊び場だ。賭場である。(『沖縄と国家』あとがきより抜粋)

辺見庸さん(左)と目取真俊さん(右)

 

それでも私が1%ほどの望みを託し、

ポスター貼りなど友人知人に依頼している政党があります。

衆参合わせて8人の小さな政党、れいわ新選組です。

れいわ新選組の代表、山本太郎は無い時間を割いて

全国を駆け回り、地元の人たちとおしゃべり会をしています。

下は2024年9月23日の三重県津市 おしゃべり会の一こまです。
 
「(私は)一人でも牛歩する、っていうことをやっていて、
『あいつバカなんじゃないの?』『悪目立ちしたいだけだよな』って思われてる。
でも違う。
与党にも野党にも、お前ら本気になってないってことを示すために、
ずっとやってきているわけですね。
闘っているフリしてる野党、外でなんて言ってる?
『この悪法をなんとしてでも、皆さんと一緒に止めたいと思っています。最後の最後まで、ご一緒によろしくお願いします』ってことを言ってる。
嘘を言うなよって。
『最後の最後まで、ご一緒します』って言うんだったら、
今、牛になってる私の側に、お前たち来なきゃダメなんじゃないかって。
議場で、こういう感じなんですよ。
 
だから野党からも、ヤジが飛び続けるんですよ。自民党だけのヤジじゃないんです。
野党からも、ヤジ飛ぶんです。
バーンって(私に)ぶつかって行く人もいるんですよね。怒る人もいます。
『お前のせいで、電車が間に合わなくなるだろう』って。
何か自分の地元、帰らなきゃダメだったんですって。
で、何時の新幹線があるとかっていう。『お前、どうしてくれるんだよ』って。
『お前のせいで電車、間に合わないじゃないか』みたいなことが。
『飛行機、間に合わないだろ』みたいなこと言う人がいるんですよ。
私は、ざまあみろって思うんですよ。ざまあみろって。
そんなお前のスケジュール、知らんがな、って。
その法律が通った後の方が、やばいだろうという話なんですね。
 
そんな国会の中で、やっぱり必要なことは何か?
って言ったら、私みたいなわからず屋。
『いやー、もうそろそろね、議論も煮詰まったし、これ以上もう長引かせるっていうのは、事実上無理だね。議会ってそういうもんだ』みたいな。
おまえ、どんだけ余裕あんだよって。そういう話なんですよ。
地元の人たちに、なんて説明するの? って。
『いやー、もう時間いっぱいでしてね。
もうここら辺が手打ちだろってことで、採決に応じました』
って、説明する奴いる?
大体説明するときは、
『ひどいですよね、自民党って。本当に許せない。
最後の最後まで私たち闘ったんですけど』って説明するやん。
でも、実態は違うじゃねえかよ、って。
だから、自民党だけのせいじゃないんですよ。はっきり言えば。
腰の抜けた野党、っていうのも、私は許せないんですね。」
 
れいわ新選組代表 山本太郎
三重県津市 おしゃべり会
2024年9月23日より
フルバージョンはこちら↓ ↓ ↓
【LIVE】山本太郎とおしゃべり会 2024年9月23日(三重県・津市)

【LIVE】山本太郎とおしゃべり会 2024年9月23日(三重県・津市)

【 #山本太郎 in #三重 おしゃべり会を行いました】三重・津市中央公民館2024年9月23日山本太郎(れいわ新選組 代表)0:00:00 配信スタート0:00:17 [山本太郎]れいわ新選...

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れいわ新選組の緊急政策はこちら↓ ↓ ↓

 

 

 

 

 

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今日は一日生き延びて 一日停戦に近づいた

2024-09-14 18:14:15 | 反戦平和

タガが外れたイスラエルはパレスチナ人皆殺しを今日も続けている。

 

〈ここ数週間の殺戮の一部〉

8月28日~現在 イスラエルはウエストバンク全域で少なくとも50人を殺害した。タルカーム(Tulkarm)集落の住民はイスラエル軍に家と仕事場を壊され、強制的にモスクのシェルターに連れて行かれた。

Qais Ambarさん(タルカームに住んでいたパレスチナ人)の話「彼らは私たちの家を破壊し、私たちを追い払いました。集落の人々は全員着の身着のままで立ち退きました。イスラエル軍は私の家の中に爆発物を設置し、そして爆破しました。ブルドーザーが家を一掃し、その瓦礫で隣の家は埋もれました。」

 

9月6日 トルコ系アメリカ人アイセナー(Aysenur Ezgi Eyzi)さん(26歳)、ウエストバンクでイスラエル軍および入植者の暴力行為から、パレスチナ人農家を守る平和的デモをしていたところをイスラエル軍のスナイパーに頭を撃ち抜かれ死亡。アメリカ政府は「受け入れがたいことだが、悲劇的なエラーだ」と。

Elson Rikaさん(アラブ系ユーチューバー)What could us say ? Same as it says always.(俺たちに何が言える?あいつらの言っていることはいっつも同じだ)」

(ブルーはーと)アイセナーさんを殺した武器はひょっとしてアメリカ製かも知れない。アメリカ国民が殺された時だけさすがにちょっと文句を言うアメリカは、日常的なパレスチナ人に対する殺戮に対しては「イスラエルの自衛権を断固支持する」と。倫理の欠片もないのはアメリカも同じ。

 

9月11日 イスラエル軍はガザ中部ヌセイラトの学校を空爆。国連(UNRWA)職員6人を含む18人死亡。この学校には12000人のパレスチナ人が避難していた。イスラエルはハマスの拠点を爆破したと発表。一度に国連職員が殺された人数は過去最大。

(ブルーはーと)”民主国家"アメリカイスラエルの"自衛"を断固支持しているという、頭がどうにかなりそうなこの嘘八百のどうしようもない世界。結局、ユダヤ資本が世界の戦争権(戦争する権利)を握っているのか。今の世界の状態こそ悲劇的なエラーだ。

・・・・・・・・・

「(取り合えず)今日は一日生き延びた、一日停戦が近づいたね」

パレスチナは今日も夜を迎え、人々はこう言って家族で身を寄せ合っているのだろうか。

いつ停戦になるのか誰も分からない状況の中で……。

 

↓「国境なき医師団 萩原健さんインタビュー」

 

 

 

 

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海外に移住する家族

2024-09-05 23:41:25 | 反戦平和

9月に入り明らかに涼しくなった今日この頃ですが、

今日、一家族がマレーシアに出立する写真がラインで送られてきました。

我が娘夫婦とその子ども二人です。

数年行ってくるとのことで、まあ、引っ越しです。

自分を振り返っても40代後半からソワソワし出し、

アメリカに1年弱、中国に約10年と日本以外の場所で暮らしました。

日本社会の箱の中で

決められた役割通り暮らすことが全く不得意だったにも拘らず

その生活に慣れていたと言うか、それしか知らなかった私は、

二つの国で自分の想像を遥かに超える体験をして

その後日本に帰ってきたとき、

わざわざ箱の中に納まらなくても生きていけているのに気が付きました。

ずっと日本で暮らしていても

枠にとらわれず伸び伸びと自分の資質を発現できる人ももちろんいるでしょう。

しかし、多くの人にとって

一度日本社会以外の習慣、価値観を持つ社会で暮らすことは

考える視点が多面的になり、思考に幅と深さが身に着くチャンスです。

そして、社会の一部品としてではなく、

自分という個人として生きられるようになります。

 

娘はオーストラリアで学生生活を送ったので海外生活は初めてではありませんが、

彼女の夫、二人の子どもはこれから何度か

脳みそがシッチャカメッチャカになる事態に遭遇するだろうと思います。

それこそが何よりも貴重な経験でしょう。

人生は一人ひとりにとってただ一度だけの機会です。

全ての人が、戦争など理不尽なことで人生の道を途中で断ち切られることなく

たくさんの体験を積み、豊かに思考できる人になるための

生きる時間が保障されることを痛切に願い、

戦争で人間の命を簡単に奪う

すべての国のリーダーに禍があるようお天道様に祈ります。

 

 

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近所のスーパーから米が消えたんだが

2024-08-29 01:02:17 | 反戦平和

 

2週間ほど前から近所の業務スーパーから米が消えている。

売り場には「昨年の猛暑の影響で収穫量が減少して品薄状態」

と書いてあるがそれは大嘘だ。政府農林水産省が

「収穫量の標準を100とした場合、昨年は101だった。十分な量だ」

と発表しているではないか。

南海トラフ地震の影響で買い貯めに走った人たちのせいにする意見もある。

それもちょっとはあるかも知れないが、主たる原因ではない。

なぜなら、米の価格値上げ・品薄は地震以前から始まっていたからだ。

仕出し弁当屋をしている息子の店では

3月時点で、それまで6,200円だった米が9,200円になり、

4,5月はそのまま推移、

6月は9,600円になって、

7月は19,200円に跳ね上がった。

銘柄もそれまでと違うものを買うしか選択肢はなかった。

お米屋さんも必死で卸売業者からかき集めてくれたのだから文句は言えない。

 

6月11日の参議院農林水産委員会での坂本農水大臣の答弁は

「価格値上げは、昨年比で+10%ほどで著しい上昇にはなっていない」

「卸売業者の転売が米穀店の価格全体に影響してはいない」

「多くの販売店で欠品になっている状況にはない」

「中には入手できず困っている人もいるかも知れないが、役所の相談窓口に相談してくれれば」

などと、いかにものんびりしたものだった。

    ↓      ↓      ↓      ↓

 

今、市井は冒頭の写真の有様だ。

メルカリなどで高く転売してあざとく儲けている人もいる。

政府は十分な備蓄米があるのだから、こういう時こそ放出しないでいつするんだ。

備蓄米はいつまでも備蓄していたら古米、古古米になる。

米の価格が下落するのを防ぐために放出は慎重にするとのことだが、

6,200円が19,200円にまで高騰している今、

日本の消費者は主食のコメが食べられずに四苦八苦しているというのに

自民党政府は総裁選で忙しいから国民の事なんかどうでもいいのだろう。

一体、あの人らは何のために政治家やってんのだろう。

安全保障でアメリカからポンコツ武器を買い、

自衛隊を米軍の下請けに引きずり回している間に国民は飢えて死ぬっての。 

まず、食糧安全保障が一番だろう!

 

〈付録〉裏庭の今日

⤵私が近づいたのに驚いてメダカの水槽の浮草に飛び乗るヤモリの子。溺れずに間もなく脱出しました。その間、浮草の葉はピクリとも動きませんでした。

 

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日本の南の美しい島に戦雲が・・・映画「戦雲」を観た

2024-08-26 23:34:17 | 反戦平和

「また戦雲が湧きだしてくる 恐ろしくて眠れない」

石垣島に住む山里節子さんが冒頭で歌う映画「戦雲(いくさふむ)」を観てきた。

昨年、6年ぶりに作った三上智恵監督渾身のドキュメンタリーだ。

米軍と自衛隊による南西諸島の軍事要塞化についての情報は5年ほど前に

小西誠さん(あの60年代反戦自衛官だった)のブログやSNSを見たのが初めてだった。

今、日本で、

人間の命を潰す計画が、注意しないとスルーしそうなレベルの報道で、

しかし、確実に進められている。

ヤギが草を食み、海でカジキが撥ねる平和な日常の小さな島々で。

そのことをこの映画「戦雲」は一つ一つ、シビアに映像で確認していく。

 

与那国島(台湾から110㎞、日本の最西端の島)

2016年自衛隊基地誘致、当初圧倒的に反対だった島民は次第に容認と諦めに…。

その後、島民の誰も知らないまま、突然防衛省がミサイル部隊配備を発表。

与那国町長が「町長権限で認めた」と。

これには自衛隊駐屯容認派の町民も憤る。

配備当初自衛隊の経済効果を期待した人たちも多かったが、

7年後の今も生活は苦しく、島は疲弊している。

宮古島(沖縄本島と石垣島の間に位置する宮古諸島の中心島)

2017年ミサイル基地工事着工、反対の声虚しく2019年基地駐屯地完成、

2021年、ミサイル、火薬を保管する弾薬庫を備える保良訓練場完成。

サトウキビ畑の道路を通る工事トラックの前でののんびり牛歩、

訓練場入り口での座り込みなどできる限りの抵抗をするもミサイルは運び込まれた。

カメラを向けると警察は乱暴しないという話を信じて、もみくちゃにされながらも泣きながら携帯で撮影を続ける12歳の少女……。

石垣島(八重山諸島の中心島。西表島、与那国島を含む)

ミサイル基地が作られる計画、

それに対する若者を中心にして14,000筆も集めた住民投票実施要請、

石垣市議会による投票条例案の握り潰し、その後、市条例から住民投票条文を削除。

2019年、基地建設着工。

戦後本島で米軍に土地を奪われ移住した人たちが石ころだらけ、

マラリアが蔓延する土地を豊かな農地に作り上げた誇りを持つ島民の一人は、

「若者と仕事を作って一緒に協調して暮らせる静かな環境を渡したい」

と反対運動を続ける。

 

⤴ネットから借りました。

与那国島のハーレー(舟漕ぎレース)、圧巻だった。

自衛隊員も漕ぎ手として参加し、練習当初は「自衛隊さん」としか呼ばれなかったが、

ずっと一緒に練習する中で一人の人間として

名前を呼んでもらえるようになったと感激する自衛隊員、

本州から来て「与那国島、だーい好き!!」と叫ぶ自衛隊員の小さな男の子、

一年半後にはこの島を離れるという。

平和な日常と豊かな海山に包まれた人々の暮らしの中に一人の人間として入ったことは

自衛隊員の心にどのように収まるのだろう……。

有事にはこの島の人々は九州のどこかに避難させられ、島は無人になるという。

自衛隊は「島と島民を守る」と言って配備されたはずだが、

現実は島民を騙して追い出すことになっている。

 

ハーレーの他にも、映画では宮古島のマストリャー(エイサーに似た踊り)、

石垣島の八重山民謡「ゆんた」やトバラーマ(即興的抒情詩の唄)など、

滔々と歴史の時を経て島の人々が紡いできた歌や踊りが登場する。

この豊かさが戦で二度と帰らぬものとならないように、

絶対に、戦争を始めてはならない。

そのために今、私たちができることをしないと。

 

 

 

 

 

 

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高石友也さん逝く

2024-08-23 23:43:48 | 反戦平和

     

私の想う高石友也さんは若い青年の姿をしている。

1960年代末、私の高校(北海道の東の端にある高校)にギターとともに現れて

体育館で歌ってくれたあの姿だ。

当時、労音(全国勤労者音楽協議会)が斜里にもあって

動労(国鉄動力車労働組合)がその主軸を担っていたというかすかな記憶がある。

それまで歌声運動みたいな合唱団を呼んでいたらしいが、

私はさっぱり関心がなかった。

当時は、フォークブームが北海道の地の果てにも確実に影響を与えており、

兄がジョーン・バエズ、ブラザースフォー、アニマルズなどのレコードを

朝っぱらから目覚まし代わりに家の古い蓄音機で鳴らすので、

私も中学生の頃から「雨を汚したのは誰」「朝日の当たる家」なんか好きだった。

また、オールナイトニッポン、パックインミュージックなど深夜放送の電波が

北京放送局やロシア語放送などに混じって本州から切れ切れに届くのをほぼ毎晩聴いていた。

親はてっきり勉強しているとばかり思っていただろう。

いや、勉強も少しはしていたのだ。   

「オールナイトニッポン」月曜のDJ糸井五郎さんが面白いテープがあると言って

「帰ってきたよっぱらい」をかけたとき、たまたま私は寝ないでいた。

次の日は当然、中学校で「ちょっとあれ聴いた?すごいね」と

先進的(笑)な深夜族の友人と興奮して騒いだものだった。

フォーククルセイダーズも好きになった。

ずっと後の年、

中国帰国者の中でほぼ同年代の方本人から

同じ時期、中国では文化大革命の嵐が吹き荒れ、

自分や兄弟姉妹の命を守るために必死で

学校どころじゃなかったと聞いて愕然としたことがある。

当時、中学生だった私にとって他国の争い事は

自分と関係ないよその国のできごとだった。

・・・・・・

1960年代末期の北海道の知床半島の根本にある小さな町の社会的ムードは

労音をして歌声からフォークへと招く対象に変化を与えた。

高石友也の名は町の中学・高校では音楽好きな子たちに知られており、

労音のポスターを見て私たちは色めき立った。

そういうことで当日の夜は夢のような時間を過ごしたという訳である。

それだけでも一生残る思い出だったのに、

高校三年の先輩にかき口説かれた高石さんは翌日、斜里高校にやってきて、

昼休みに体育館のステージで5時間目が始まるまで歌ってくれたのだ。

その時、そこにいた私たちは全員、

この度の高石友也さんの訃報を聞いてこのシーンを想ったはずだ。

 

その数か月後、労音は今度は岡林信康さんを呼んだ。

私の芯に歌を友とする人生が刻印された次第である。

 

「春を待つ少女」「私に人生と呼べるものがあるなら」「陽気に行こう」e.t.c.

高石さんの歌でよく口ずさむのはこんな歌だが、

今日はこれをハーモニカで吹いて高石さんを送りたい。

高石さん、本当にありがとう。

「ランブリング・ボーイ」元々はトム・パクストン(Tom Paxton)が1964年にリリースした曲。高石友也さんは彼の「学校で何を習ったの」なども和訳して歌っていました。

 

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歌っていいな、(人間もいいな)と思えるから

2024-08-19 23:49:13 | 反戦平和

↓8.16Hey輪ライブの出演者の皆さん(Facebookより拝借)↓

(左から敬称略)びとうゆり・おーまきちまき・KING中村・田中じゅんじ

(同じく)アカリトバリ・川口真由美・岡大介・こむら潤

びとうゆり:尼崎市在住のミュージシャン。こんな輝く人もいるんだ、尼崎って。また店に歌いに来て欲しいな。

おーまきちまき:何十年も前から知っている歌人(うたびと)なので、ただただ懐かしく、可愛く、目を細めて聴きました。ちあきなおみの「喝采」やキャンプソングの「遠き山に日は落ちて」などをさらっと選曲するところが大好きです。

KING中村:息子から「きよひと君」という名前で聞いていました。尼崎のロックグループ〈シェイク・オブ・ロック〉の主宰者。普段は介護職関係の仕事人らしいですが、ブルースハープの演奏の見事さに口あんぐり(いや、実は私も数か月前からハーモニカを自習しているので)。波乱万丈の人生を昨年終えたKINGの「おかん」の歌が沁みました。

田中じゅんじ:以前ロックバンドやっていたけど、今は尼崎市議会議員(みどりの未来)。以前コロナワクチンの副作用被害について市議会で発言した動画を見ましたが、この日はギターで参加。今斎藤知事問題で活躍している丸尾マキ県議と連動しつつ、市民が政治を担うために奮闘中です。

アカリトバリ:福島県出身のアカリ(うた・三味線)と箕面出身のトバリ(ギター)
のユニット。まず福島の海の音(箱に何か入れて動かしていた)で聴衆の心を鎮めてくれ、終始なんかいい人たちでした(ごめん、隣の人と喋るのに気を取られていた)。

川口真由美:「世界でとんでもないことが起きているのに、自分はただ見つめるしかできない。でも、歌っている時は私もそこにいる」と、戦争の渦中、と言うか殺し合いのただ中にいる兵士たちの家族や、皆殺し攻撃の下のパレスチナの人々をオリジナルの歌詞で歌う真由美さん。

チェ・ゲバラ達ボリビア革命戦士たちはいつも歌を友としていたという。沖縄辺野古の座り込みでも、必ず誰かが拡声器を握って歌っていた。「歌で何が変わる?何も変わらんよ」という人もいるけど、そんなわけない。人間の心が変わる、人間の心の奥底を支えてくれるんだ。

岡大介:東京から来てくれた大介さんは高田渡さんのおっかけで、そこから添田唖蝉坊にたどり着いたというシンガーソングライター。今の世の「のんき節」「オッペケペー」をかんから三線で披露し、ドルメン&遊の聴衆を大いに沸かせました。明治の自由民権運動が店内に蘇った感じでした。本『カンカラ鳴らして、政治を「演歌」する』を出版しています。下は、大介さんの歌が途中で聞ける動画です。

こむら潤:地元尼っ子。祖父母の代からの八百屋さんで、大企業優先、中小の店は自己責任という政策をずっと見てきた彼女は、バリ舞踊のインストラクターから政治家になりました。尼崎市議(日本共産党)を経て今は国会議員になるため奮闘中です。この人はいいな、正義の心がしっかりしている、と思えました。

 

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8・16「HEY輪 ライブ」ドルメン&遊に川口真由美・おーまきちまき・岡大介などなど

2024-08-17 23:21:18 | 反戦平和

ラインの連絡を見たのが当日昼とあって、取るものとりあえず駆けつけました。

息子の店の催し物なのに何でこんなスゴイ顔ぶれのイベント知らなかったわけ?

と、自分でも意味不明ですが、ま、参加できてよかった、実に!!

主催者はシェイク・オブ・ロック(兵庫尼崎 不動のバリアフリーバンド)。

出演順:びとうゆり、おーまきちまき、KING中村、岡大介、川口真由美、アカリトバリ

錚々たる顔ぶれの皆さんがよくこんな小さい店に来てくださったもんだ。

主催シェイク・オブ・ロックの代表KING中村さんの呼びかけ力炸裂です。

私は川口真由美さんの「ケサラ」を辺野古で聞き、山城博治さんはじめ、

座り込みのおじい、おばあたちが目を細めて心と体で歌を受け止めている姿を見ました。

忘れられない光景でした。

闘いに何よりも歌を大切にする博治さんが

「沖縄にケサラが来た!私たちは勝てるぞ!」叫んだとか。

川口真由美さんは

アジア映画祭で受賞までした有名人なのに、

大観衆の前で歌い慣れている人なのに、

こんなちっぽけな店の聴衆数十名を前でも全力で歌ってくれました。

「アメリカの兵士も、韓国の兵士も、中国の兵士も、ロシアの兵士も、みんな家がある。

痛かろう、冷たかろう、帰りたかろう、

国のために死んでいっても戦争は終わらない

ただ小さな家の灯が消えていく」(『兵士の家の歌』)と彼女は歌います。

「ガザの親たちが子どもの身体中に名前を書いている。

死んでも何とか見つけ出せるように。

異臭を放つ瓦礫の中、子どもを探す親たち、

別れる時間もなく、空爆で手足がちぎれ道路に転がる子ども。

必死に子どもを探し当てても、見送ることもできない」

(『苦いコーヒーと甘いデーツ』)

最後の歌『ケサラ』を聴いて、

毎日諦めと絶望が同居する状況の私の心にジワッと何かが染み入りました。

真由美さん、ずっと、歌い続けてきたんだ……。

 

他のミュージシャンについても次回続けて書きたいと思います。

 

下の動画は2022年5月3日全国憲法集会(東京有明防災公園)でのものです。

「ケサラ」歌詞

抑えきれない怒り こらえきれない悲しみ

そんなことの繰り返しだけど

決して負けはしないさ

ケ・サラ ケ・サラ ケ・サラ

僕たちの人生は

平和と自由もとめて 

生きてゆけばいいのさ 

泣きはらした夜 迎える朝のまぶしさ

涙の乾く時はないけど

決して倒れはしないさ

ケ・サラ ケ・サラ ケ・サラ

僕たちの人生は

平和と自由もとめて 

生きてゆけばいいのさ 

 

〈付録〉Facebookのシェイクオブロックの記事を転載します。

Hey輪!!2024 vol.2
平和、人の命、安心で豊かな国、それを当たり前に発信し続ける歌い手たちと駆けつけてくれた仲間たちで作るイベントHey輪!!今年もその想いは途切れる事なく奏られ会場が一つになった。
今回は元尼崎市議こむら潤氏、現尼崎市議田中じゅんじ氏、も駆けつけて平和についてなど舞台挨拶していただきました。弱者、命、健康、文化芸術、平和と、その人の立場に立って身を削って日々活動されてる。名前だけでも覚えていただけたら嬉しいです。
次世代、我が子に何を引き継がせるかは私たち大人の責任、子どもたちを被害者にも加害者にもさせないために、私たちは声を上げ続けてる。
出演、KING中村、川口真由美、岡大介、アカリトバリ、おーまきちまき、びとうゆり
舞台挨拶、こむら潤、田中じゅんじ
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岸田首相今ごろ首相辞めるってよ

2024-08-15 23:43:36 | 反戦平和

⤴岸田首相の写真は忌々しくて載せたくないので代わりに裏庭のミミズ

 

この人の耐えられないほど軽い脳みそと口で

どれほど日本が危うくなってしまったか

日本に住む1億2000万人の今と未来にタダならぬ暗さと不安を刻印したロクデナシ。

日本国総理大臣の意味わかってるのか、岸田文雄。

アメリカ従属の軍事同盟によって日本の自衛隊は米軍にこき使われる存在になり果て、

国会にかけず勝手にウクライナに大金つぎ込み、

能登地震被災者は半年超えてもほったらかしだ。

裏金自民が生まれ変わるために首相を辞めるだと??

なに意味不明なこと言っているんだ。

首相という権力を使っていくらでも改革しようとすればできたはずだ。

自分にできることは唯一辞めることとは、どこまで無能力なんだ。

 

それにしてもメディアは競馬中継みたく次の総裁は誰だ、かれだとうるさい。

都知事選のときもそうだ。

政策なんか関係なしに、口調やムード、イメージで選ばれてしまう。

私は自民党の誰が総裁になっても何の期待もしない。

ていうか自民党は腐れカボチャと同様、政権握るなど百害あって一利なしだ。

いっそ党ごと消滅してほしい。

 

昭和天皇の玉音放送で敗戦が知らされた79年前の今日8月15日、

アッツ島で「玉砕」させられた従軍兵たちの命(玉砕かる、桜散る…こんなの言葉のまやかし)、

沖縄の渡嘉敷島で集団自決を命じられ、父親の手にかかって死んだ幼子の命、

あまりにも無駄に殺された命たちを想い、

今、この時期に首相を辞めるというあの男のために怒りが二重に増幅する。

国のリーダーがドあほだと国民の命がいくつあっても足りないのだ。

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アメリカ大統領選 人殺しを選ぶか強盗を選ぶか

2024-08-10 22:43:50 | 反戦平和

アメリカの大統領選、トランプかハリスか。

言い換えれば、人殺しを選ぶか強盗を選ぶか。

アメリカの若者たちの討論動画で、どちらも選ばないという一人に

他の一人が「強盗でも殺人者よりましだと思って、私は投票する」と言うシーンがあった。

ハリスはトランプよりちょっとはマシかも知れないが五十歩百歩だ、と

トランプ、ハリス二人の発言を少し聞けば誰しも分かる。

私はカマラ・ハリスの選挙ラリーに「イスラエル支援を止めろ」と圧力をかけるのは

非常に大切だと思う。

彼らに投票してもらうために、

ハリスが少しでもパレスチナの明日につながる約束をすれば

その行動は奏功したと言える。

 

下の動画はアリゾナ州フェニックスの様子。

親パレスチナの人々がカマラ・ハリスの選挙ラリーのスピーチ中に

アメリカのイスラエル援助を止めるよう要求して

「フリー、フリー、フリー、パレスチナ!」と叫び続け、

ハリス支持者が「カマラ!カマラ!カマラ!」と大声をかぶせる。

民主党支持の人々の多くがイスラエルの「自衛」を支持している。

それでも直接に演説会場に出向き、パレスチナ支援の立場を明言する人も多い。

日本でここまでやれと言われても私は頑張れないだろう。

アメリカの人々の暮らしに直接民主主義の草の根がガッツリ張っているのを

羨望の思いで見る。

 

ミシガン州 8月7日

親パレスチナグループのシュプレヒコールがカマラ・ハリスの演説にかぶさる。

「カマラ、カマラ、あんたは隠せてないよ。

私たちはジェノサイドに投票しない」

カマラ・ハリスも言い返す辺りがボーッと立ち尽くすバイデンやブリンケンと違うところだ。

「民主主義を信じているから、私はここにいます。

一人一人の声は大切です。しかし、今は私がスピーチしているんです。

今は私が話すときです。」

攻防は続く。

 

〈付録〉下の動画は神経質そうに黙ってしまうブリンケン。

ネットではブリンケン=イケメンという項目があって、ちょっと可笑しい。

 

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原爆の日―対照的なヒロシマとナガサキ、厚かましいにもほどがあるG7の威嚇

2024-08-09 22:49:56 | 反戦平和

8.6ヒロシマ

松井広島市長は

ガザやヨルダン川西岸でパレスチナ人の子どもも大人も皆殺しを続けるイスラエルを招待し、

式典の邪魔になるからと

昨年まで自由だった市民のプラカード、横断幕、ゼッケンなどを全て禁止して

これまでにない制限付きの記念式典を行った。

平和宣言で松井市長は核抑止力に頼る政治からの転換を訴えたが、

アメリカ、イスラエルをはじめ、参列した核保持国の代表者は

この言葉に少しは感銘を受けただろうか。んなわけないわ。

 

8.9ナガサキ

欧米"主要6カ国”(自分たちで主要国と言っている)+EUが

「イスラエルを招待しないと俺らも参加しないからな」と威嚇する中で、

被爆二世の鈴木長崎市長は、イスラエルを招待せず淡々と式典を遂行した。

そもそも原爆を投下して民間人の子どもや大人数十万人を殺戮したアメリカは

ただの一度も謝りもせず、

あれは正しかったとことあるごとに厚顔無恥、人でなしの発言を繰り返し、

2016年、オバマが参列して以来さらにどんどん調子に乗って、

核保持O.K.、またそのうち使うかもねといった態度で

何よりも腹立たしいことにこの記念式典の参列国の顔ぶれにまで

口出しするようになった。

「おう、おう、俺らの身内も入れろよ。入れないと式典ボイコットするからな」と。

なんだ、これは。お前の式典じゃないだろう。

寛容に参加を許してやったあげくにこれだ。

鈴木市長は

「本来ならばむしろロシア、ベラルーシ、イスラエルなど紛争当事国こそ呼ぶべきだと思う」

と述べた。私も全世界の争っている国々がヒロシマ・ナガサキに来て

核兵器が人間をどうしてしまうか、しかと見定め、反省するべきだと思う。

しかし、諸般の事情でロシア、ベラルーシを招待できないなら

当然イスラエルも無理だ。

長崎市は「式典実施への支障はない」と判断し、

駐日パレスチナ常駐総代表部に招待状を送った。

私は鈴木長崎市長はできる限りのすばらしいことしたと思う。

↑長崎市長の平和宣言に引用された詩の作者福田須磨子さん

「原爆を作る人々よ!
しばし手を休め 眼をとじ給え
昭和二十年八月九日!
あなた方が作った 原爆で幾万の尊い生命が奪われ
家 財産が一瞬にして無に帰し
平和な家庭が破壊しつくされたのだ
残された者は無から起ち上がらねばならぬ
血みどろな生活への苦しい道と
明日をも知れぬ原子病″の不安と
そして肉親を失った無限の悲しみが
いついつまでも尾をひいて行く

・・・・・・

原爆を作る人々よ!
今こそためらうことなく
手の中にある一切を放棄するのだ
そこに初めて真の平和が生まれ
人間は人間として蘇ることが出来るのだ」

↓下の長崎平和宣言を開くと最後に「この平和宣言に賛同される方は〈賛同〉をクリックしてください」とあります。私は即賛同しました。

長崎市│長崎平和宣言 (nagasaki.lg.jp)

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この医師は今も生きているだろうか

2024-07-23 11:57:29 | 反戦平和

写真:国境なき医師団提供

この写真は国境なき医師団に属する医師、マフムード・アブ・ヌジャイラさんが

昨年10月20日、パレスチナガザ地区北部のアル・アウダ病院のホワイトボード

に書いたメッセージです。

拙訳:

「最後まで(生きて)とどまったものは誰であれ

私たちが自分のできることを為したという物語をみんなに話すだろう

☆わたしたちのことを忘れないで☆」

2023.10.20

 

多くの医療従事者が木偶のように扱われ、殺され、放置されました。

下はパレスチナ人の著名作家スーザン・アブルハワさんが

今年5月初め、アルジャジーラ放送局から発信したメッセージですが

再掲します。

「私はハンユニスにあるナセル病院の近くにいます。イスラエルが軍隊を引き揚げてから、ここでNGOは(今のところ)2つの巨大な死体遺棄現場を発掘しました。

ここで見出された多くの遺体は医療センターの従事者たちのもので、それらの遺体はなお手術着をまとい、また患者たちは腕に静脈注射のカテーテルをつけていました。多くの人はプラスチックの(血圧測定用?)加圧帯で縛られた状態で至近距離、もしくは遠距離から撃たれたり、生き埋めにされたりしていました。

世界は、この基本的に身を守るすべのない住民たちを見捨てています。

・・・しかし、神様のお陰で学生たちが結集してくれています。ありがとうございます。ここの人々は彼らがどんなに自分たちを愛しているか、どんなに自分たちとともに立ち上がってくれているかをほとんど知りません。ですから、私はここで出会った人たちみんなにそのことを伝えています。学生の皆さんが今していることを私が伝えたとき、ガザの人たちの表情がいかに変わるか、私は言葉で言い表すことができません。」

このメッセージの前日、アメリカのコロンビア大学で

学生たちがパレスチナ連帯の決起をし、その行動はアメリカのみならず、

世界に広がりました。

今も世界各地で名もなき市民たちがパレスチナ人を助ける行動を続けています。

⤵7月20日土曜日、大阪でもパレスチナ連帯のデモがありました。

それはX動画としてガザの人々に届いています。

 

⤵これは昨日7月22日のガザ南部ハンユニス、爆撃で逃げ惑う人々の姿です。

一体、彼らと私たちの違いはなんなんでしょうか、何も違いません。

恐怖に心も体も強張らせ、逃げているのは私たちかも知れないのです。

今日も繰り返されるジェノサイド、の切り抜き。

 

 

 

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ガザからきた女の子:パレスチナのこえ

2024-07-21 12:32:31 | 反戦平和

日々ならず者国家軍に殺されているパレスチナ人の現状に対して

何もできず手をこまねく日々ですが、

せめてパレスチナの方々の呟き、叫び、世界への問いかけなどを記録しようと思います。

7月9日のX動画より:

少女アラブの国はどこにあるの?エジプトはどこ?

私たちはもうくたくたなの!

私は持てるだけの自分のものをあっちだ、こっちだと持ち運んでいるの、歩いて。

どこに戦闘停止があるの?私たちは停戦がほしい!

私たちはもう、本当にくたくたなんだ!!

アラブの国々の人たちは私たちに何かが起きるのを待っているんだろうけど

私たちはもう、本当に、くたくたなんだ!!!

本当に、もう嫌だ!!!

アラブの全部の国の子どもたちは、私たち以外みんな幸せだ。

私たちは瓦礫の下敷になっているか、追い出されるか、どっちかだ。

 

ムハンマド・スミレイ(ガザ在住ジャーナリスト):今はどこに行くの?

少女分からない。とどまれる場所がどこにも見つけられないの。

   私たちはそんな場所を探しているんだけど、どこにも見つけられないの!

 

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