毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

植物の冬

2025-01-26 14:08:22 | 反戦平和

これはギシギシでしょうか。

冬の河川敷を歩くと写真のような植物の様子がよく見られます。

中学校の理科で習った「ロゼット」です。

夏は茎を空に向かってぴんと張る草も

寒さが厳しい冬には地面に張り付いて暖かい春を待つのですね。

植物は本当にえらいなあ……。 

私もロゼット化して、

あまりにも酷い冬的状況を生きる必要があるのかも知れません。

寒さを凌ぎながら、「知る」ことを体熱に転化して……。

ロゼットまずは、茎をギュッと縮めることで、雪で茎が折れるのを防ぎます。

そして、地面に葉っぱをぺったりくっつけて、冷たい風が当たるのを防ぎ、

地面からの熱で葉っぱを温めます。

葉っぱが放射線状に広がっているのは、葉っぱが重ならないようにして、

太陽の光と熱を、すべての葉っぱで受け止めるため。

こんな工夫をして、寒さをしのぎながら、コツコツ栄養を蓄え、

暖かくなる春、その栄養を使って、グングン大きくなり、花を咲かせます。

(岩手県三陸復興公園浄土ヶ浜ビジターセンター便りよりhttps://jodogahama-vc.jp/archives/3835/)

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