これはギシギシでしょうか。
冬の河川敷を歩くと写真のような植物の様子がよく見られます。
中学校の理科で習った「ロゼット」です。
夏は茎を空に向かってぴんと張る草も
寒さが厳しい冬には地面に張り付いて暖かい春を待つのですね。
植物は本当にえらいなあ……。
私もロゼット化して、
あまりにも酷い冬的状況を生きる必要があるのかも知れません。
寒さを凌ぎながら、「知る」ことを体熱に転化して……。
ロゼット:まずは、茎をギュッと縮めることで、雪で茎が折れるのを防ぎます。
そして、地面に葉っぱをぺったりくっつけて、冷たい風が当たるのを防ぎ、
地面からの熱で葉っぱを温めます。
葉っぱが放射線状に広がっているのは、葉っぱが重ならないようにして、
太陽の光と熱を、すべての葉っぱで受け止めるため。
こんな工夫をして、寒さをしのぎながら、コツコツ栄養を蓄え、
暖かくなる春、その栄養を使って、グングン大きくなり、花を咲かせます。
(岩手県三陸復興公園浄土ヶ浜ビジターセンター便りよりhttps://jodogahama-vc.jp/archives/3835/)