テスト作りの長い日々が終わって一息つく間もなく、
金曜日の「浴衣(ゆかた)試着と撮影会」
土曜日の南昌市内八一公園での日本語コーナー参加と
今週もまたドタバタと忙しかった。
「浴衣試着会」はJICA職員の岡田先生が女性用15枚、男性用7枚の浴衣持ち込みで、
浴衣の歴史や着方などを紹介してくれるというものだ。
日本文化に親しむチャンスの少ない財大生にとって貴重なひとときとなった。
着てみると、なんとまあ、身内贔屓じゃなくて、みんな本当によく似合っていた。
(うわ、三四郎か芥川龍之介!)(うわ、「ハイカラさんが通る」!)
(うわ、色っぽ~い!)(こっちは小学生の金魚すくいか)
と、会場は中国なのか日本なのか、ワケわからん状態だった。
カメラを持っていくのを忘れたので
誰かメールで写真を送ってと頼んでいたのにまだ誰も送ってくれない。
そのうち送られてきたら、また、このブログで紹介したい。
翌日(昨日)は朝からバスで南昌市内へ。
10時前、八一公園内の日語角に着いたときは、
既に5、6人の学生と日本人の先生が日本語で話していた。
3年生の吴さん、陳さん、黃さん、董さん、そして私の5人は早速その仲間に入れてもらった。
最終的には15人~20人ほどが集まって12時半までペチャクチャお喋りを続けた。
池の辺で風情があるとは言え、立ちっぱなしでかなり疲れた。
6月に旧4年生と出かけた際にも参加していた顔ぶれも何人かいた。
きっと、ずっと続けて参加しているのだろう。すごい人たちだ。
嬉しかったのは、久しぶりに丁勇先生のお顔を拝見したことだ。
江西省最大のスピーチ大会「江鈴杯スピーチコンテスト」の創設者である先生から、
今年のスピーチ大会が中止になった経緯をお聞きした。
まず、4月の石原「尖閣諸島購入」発言によって不安定要素が生まれ、
10月13日に延期したところ、
今度は日本政府の「国有化」とそれに伴う反日行動の嵐に見舞われた。
1校だけのイベントなら開催できたが、
江西省全体からいろんな人々が集う「江鈴杯」はリスクが大きすぎた、ということだった。
あの時は、日本語学科の学生たちも他人から、
「大学で何を専攻しているの?」
と聞かれて、自分の専攻を口にできなかった。殴られるか、
そうでないにしても酷い言葉を投げつけられる可能性が大きかった。
辛かっただろうと思う。
それにしても、あれからたった2ヶ月しか経っていない。
この切り替えの速さは何なんだ。
集まって日本語を話していると、(何だ、何だ)と首を突っ込む通行人も多い。
しかし、誰ひとりとして不快感を顕にする人はいなかった。
これもまた、いかにも中国的な現象なのだ。
途中、少し離れたところで割と年配の男2人が声高に口論を始め、
仕舞いに殴り合いになってしまった。
近くにあったプラスチックの椅子を振り上げて、顔面蒼白、本気の喧嘩だった。
私たちが手をこまねいていると、ヽ(´o`;
さすが中国、
周りのおじちゃんやおばちゃんたちが、
なだめに割って入り、二人を引き離してあげたのである。
特に二人のおばちゃんは、喧嘩相手を追おうとする間に入り、
まあ、まあ、とか上手に言ってはなだめすかし、ようやく喧嘩は終わった。
一人のおばちゃんはなだめている間も、ずっとカップ麺を食べ続けていた。
スゴイ。
しかし、その時、フッと我が愛する「大阪のおばちゃんたち」の姿がオーバーラップしたのだ。
スエミ姐さんを筆頭とする大阪のおばちゃんパワーも、
決してこれに負けていない面がある。
【昨日の学習】大阪と南昌の女性たちは、かなり似ている。
金曜日の「浴衣(ゆかた)試着と撮影会」
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土曜日の南昌市内八一公園での日本語コーナー参加と
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今週もまたドタバタと忙しかった。
「浴衣試着会」はJICA職員の岡田先生が女性用15枚、男性用7枚の浴衣持ち込みで、
浴衣の歴史や着方などを紹介してくれるというものだ。
日本文化に親しむチャンスの少ない財大生にとって貴重なひとときとなった。
着てみると、なんとまあ、身内贔屓じゃなくて、みんな本当によく似合っていた。
(うわ、三四郎か芥川龍之介!)(うわ、「ハイカラさんが通る」!)
(うわ、色っぽ~い!)(こっちは小学生の金魚すくいか)
と、会場は中国なのか日本なのか、ワケわからん状態だった。
カメラを持っていくのを忘れたので
誰かメールで写真を送ってと頼んでいたのにまだ誰も送ってくれない。
そのうち送られてきたら、また、このブログで紹介したい。
翌日(昨日)は朝からバスで南昌市内へ。
10時前、八一公園内の日語角に着いたときは、
既に5、6人の学生と日本人の先生が日本語で話していた。
3年生の吴さん、陳さん、黃さん、董さん、そして私の5人は早速その仲間に入れてもらった。
最終的には15人~20人ほどが集まって12時半までペチャクチャお喋りを続けた。
池の辺で風情があるとは言え、立ちっぱなしでかなり疲れた。
6月に旧4年生と出かけた際にも参加していた顔ぶれも何人かいた。
きっと、ずっと続けて参加しているのだろう。すごい人たちだ。
嬉しかったのは、久しぶりに丁勇先生のお顔を拝見したことだ。
江西省最大のスピーチ大会「江鈴杯スピーチコンテスト」の創設者である先生から、
今年のスピーチ大会が中止になった経緯をお聞きした。
まず、4月の石原「尖閣諸島購入」発言によって不安定要素が生まれ、
10月13日に延期したところ、
今度は日本政府の「国有化」とそれに伴う反日行動の嵐に見舞われた。
1校だけのイベントなら開催できたが、
江西省全体からいろんな人々が集う「江鈴杯」はリスクが大きすぎた、ということだった。
あの時は、日本語学科の学生たちも他人から、
「大学で何を専攻しているの?」
と聞かれて、自分の専攻を口にできなかった。殴られるか、
そうでないにしても酷い言葉を投げつけられる可能性が大きかった。
辛かっただろうと思う。
それにしても、あれからたった2ヶ月しか経っていない。
この切り替えの速さは何なんだ。
集まって日本語を話していると、(何だ、何だ)と首を突っ込む通行人も多い。
しかし、誰ひとりとして不快感を顕にする人はいなかった。
これもまた、いかにも中国的な現象なのだ。
途中、少し離れたところで割と年配の男2人が声高に口論を始め、
仕舞いに殴り合いになってしまった。
近くにあったプラスチックの椅子を振り上げて、顔面蒼白、本気の喧嘩だった。
私たちが手をこまねいていると、ヽ(´o`;
さすが中国、
周りのおじちゃんやおばちゃんたちが、
なだめに割って入り、二人を引き離してあげたのである。
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特に二人のおばちゃんは、喧嘩相手を追おうとする間に入り、
まあ、まあ、とか上手に言ってはなだめすかし、ようやく喧嘩は終わった。
一人のおばちゃんはなだめている間も、ずっとカップ麺を食べ続けていた。
スゴイ。
しかし、その時、フッと我が愛する「大阪のおばちゃんたち」の姿がオーバーラップしたのだ。
スエミ姐さんを筆頭とする大阪のおばちゃんパワーも、
決してこれに負けていない面がある。
【昨日の学習】大阪と南昌の女性たちは、かなり似ている。