県民投票を24日にひかえた沖縄県の大学生、高校生が
模擬投票の計画を立てているそうです。
↓沖縄タイムス2019.02.03
オーストラリアでは(ドイツなどでも)学校の授業で模擬選挙をしているそうです。
メルボルンの中学校(数十年前の例です)では、
生徒が国政選挙の政党の主張を調べて、
模擬政党の立候補者たちが主張やディベートをし、
それを聞いた生徒たちがクラスでディスカッションしたり、
家に帰って家族と討論したりした後で投票し、
さらにその結果を見て議論を深め、もう一度投票すると聞きました。
こうした模擬選挙は民主主義的政治教育の基礎基本をなすものです。
日本の学校でもこれくらいのことがなぜできない、と
政治教育の立ち遅れに情けない思いが溢れます。
でも、今回の沖縄の高校生、大学生が呼びかける模擬投票は、
そこまで時間をかけるものではないものの、
投票前に基地建設の問題について考え、
話し合う大切なきっかけになるでしょう。
実は沖縄では何と、全公立高校で模擬投票をした実績があるそうです。
また、奄美群島では、中学生たちが署名活動で群島の一致団結に貢献したことも。
それについて書かれたフェイスブックのSさんの文を御紹介します。
沖縄の心が一つになることを願う気持ちがひしひしと伝わってきます。
強いられた屈辱・苦痛に屈しない沖縄の大人たちが
子どもたちに人間の尊厳を教え、
子どもたちの真っ直ぐな心に、大人たちが勇気を奮い起こし続けてきた歴史に
私は胸を打たれます。
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模擬投票、重要です。
前回、1996年県民投票のときは、
沖縄県内全公立高校で模擬投票が行われたと聞きます。
今回、全高校だけでなく県内全中学生も参加できる模擬投票が実現できたら
素晴らしいと思っています。
思えば、1953年の奄美群島祖国復帰のとき、
群島内のほとんどの中学生までもが
血判状となる復帰要請署名にサインしたと聞きます。
こうした動きは、群島内のシマの違いをのりこえ、
奄美群島としての一体化への思いに火をつけました。
戦後進駐した米軍が基地を新たに設置した沖永良部島や、
沖縄島に最も近い与論島の2島が、
沖縄とともに米軍施政権下に残される可能性を示唆した南部2島分離論をはねのけ、
奄美群島一体となっての動きに、
こうした動き(奄美群島の中学生たちの活動)が大きく貢献したといえるでしょう。
今回、県民投票の実施にあたって、
5市の反対をはねのけて全県実施が可能になったプロセスは、
沖縄にしかけられた分断をはねのけ、
県民が一体となろうとする意志の象徴だと思います。
中学生までもが参加する模擬投票を実現することは
その一体化の意志をさらに強力に表現することになると思うので、
ぜひ実現させてほしいと願っています。
ーーー〈ふろく〉
2/24県民投票のCMソング
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